車検は結局どこがいい?おすすめの車検業者のメリット・デメリット・費用相場を解説!

「車検業者ってどこがいいの?」
「何を基準に選べばいいの?」
「他の業者にどんな特徴があるのかわからない…」

上記のような疑問・お悩みをお持ちの方はいるのではないでしょうか。

車検は車を使用していれば、必ず受けることになる身近なものです。

ただ、それだけなじみ深いものであっても、「どこで受けるのが自分にとって一番いいのか」と疑問に感じている方は多いと思います。

そこで当記事では、車検をどこで受けるのがいいのかを解説していきます。

また、以下についても詳しく解説していきます。

  • 車検業者を選ぶ際のポイント
  • おすすめの車検業者
  • 車検を受ける際の注意点

車検業者ごとの費用相場・特徴に関する情報も紹介していくので、車検業者選びで困っている方は、ぜひ参考にしてください。

目次

車検業者選びで重要になるポイント

車の年式・使用頻度・予算など、車検業者を検討するうえで考慮しなければならない要素はたくさんあります。

そこで、以下では車検業者選びで失敗しないために、サービス比較する際に重要な要素5つを紹介していきます。

重要な要素は以下の通りです。

  • 車検完了までの速さ
  • 車検費用の安さ
  • アフターサービスの充実度
  • 交換部品の豊富さ
  • 利便性・利用のしやすさ

それぞれ順番に解説していきます。

車検完了までの速さ

車検整備のスピードは業者選びで大変重要になります

車検完了までの時間は業者によって様々で、どの業者を選ぶかによって車を預ける時間も大きく変わってきます。

例えば、ディーラーでは車検完了までに2〜4日かかるのに対して、カー用品店では1日〜2日ほどで車検が完了します。

この違いは大きく、いくら代車が使用できて移動手段に困らなくても、自分の車に数日乗れないのはデメリットといえます。

業者によっては当日中に車検が完了する業者もあり、車検に時間をかけたくない方にとっては大きいメリットになるので、車検完了までの速さにも注目して検討してみましょう。

車検費用の安さ

費用の安さは、車検業者選びの中でも最も重要な要素の1つです。

先述の車検整備の速さと同様に、車検費用の安さも業者によって大きく異なります。

車検費用の内訳の図解
車検費用の内訳

自賠責保険料・重量税を含む法定費用はどの業者でも金額は変わりません。

ただ、整備費用に関しては業者によって大きく異なります

基本的に、車両サイズが大きくなれば車検基本料も高額になる業者がほとんどですが、業者によっては基本料金が一律に設定されている場合があります

このような料金設定の業者を利用することで、車検費用を大幅に安くすることができます。

そのため、車検業者を安さ重視で考えている方にとっては非常に重要な要素といえます。

アフターサービスの充実度

アフターサービスが充実している業者かどうかをチェックすることも非常に重要です。

まず、車検後点検・オイル交換・整備保証などの整備を受けられるメリットは大きく、日々の運転に安心感をもたらしてくれます

また、手厚い保証を提供しているかどうかで、その業者が信頼できるどうかを判断するのにも役立ちます

例えば「車検で整備した箇所は1年間無料整備保証」といったサービスを提供している業者は、それだけ点検・整備に自信があるとも言えます。

交換部品の豊富さ

用意している交換部品の多さも忘れずにチェックしておきましょう。

豊富な種類の部品・消耗品から、自分が本当に使いたいものを選べるのは大きなメリットといえます。

また、整備士たちが日頃から多種多様な部品を扱うため、いろんなパターンの整備に対応可能だと期待できます。

ただ、業界大手のカー用品店ではアルバイト・パートの整備要員を募集しておりアルバイトスタッフが簡単な整備を行うこともあるため、整備士の技術力にバラつきが生じることも考えられます。

利用を考えている方は、その点も頭に入れておきましょう。

利便性・利用のしやすさ

車検には見積もり・予約・書類記入・来店・整備内容確認・引き取りなど、ユーザーがとる工程が多く負担が大きいです。

そのため、利用者の負担の少なさ・アクセスの良さなども重要な要素になるといえます。

たとえば、少し遠くの車検専門店で車検を受けるのと、日ごろから利用している近くのカー用品店などで車検を受けるのとでは、手軽さが違います。

来店しても緊張感がなく、車に乗らなくても歩いて帰れる距離にある業者など、利用する際の負担を減らすといった意味では、とても大きな要素になります。

ぜひ、利便性・利用の手軽さなども加味して検討してみてください

車検の大事なポイント別に厳選!おすすめの車検業者4つ

先述の車検業者選びの要素を踏まえておすすめの業者4つを紹介していきます。

おすすめの業者は以下の4つです。

  • 車検整備の速さなら「車検専門店」
  • 車検費用の安さなら「ガソリンスタンド」
  • 部品種類の豊富さ・利便性なら「カー用品店」
  • アフターサービス・安心感なら「ディーラー」

まず、各業者の特徴・費用相場を比較した表を見ていきましょう

スクロールできます

業者/要素

整備の速さ

費用の安さ

アフターサービス

交換部品の豊富さ

利便性・利用のしやすさ

代表例

車検専門店

車検のコバック
車検の速太郎
マッハ車検
アップル車検
車検館
ニコニコ車検

ガソリンスタンド

エネオス
コスモ石油

カー用品店

イエローハット
オートバックス

ディーラー

トヨタ
日産
ホンダ
スズキ
ダイハツ
など
各車検業者の特徴比較表
業者種別費用相場

車検専門店

42,000~60,000円

ガソリンスタンド

38,000~53,000円

カー用品店

50,000~55,000円

ディーラー

48,000~68,000円

各車検業者の車検費用相場

「車検業者選びで失敗したくない…」と不安に感じている方は参考にしてみてください

それぞれ順番に解説していきます。

車検整備の速さなら車検専門店

車検整備のスピードで選ぶなら、車検専門店が最もおすすめです。

車検専門店は業界随一の車検スピードを評価されており、当日に車検が完了するのはもちろん、最短45分で完了する業者が存在するほどです。

時間を作るのが難しい・効率的に時間を使いたいなどで、車検に時間をかけたくない人は車検専門店の利用がおすすめです。

ただ、車検に時間が短すぎるため整備の質に不安が残る・大がかりな整備(エンジン回りの整備など)の対応が遅いなどのデメリットも存在します。

利用を考えている方は、上記も加味したうえで検討するのがベストです。

車検費用の安さならガソリンスタンド

車検料金の安さで選ぶなら、ガソリンスタンドの車検が最もおすすめです。

ガソリンスタンドには、車検基本料金が安価・車両サイズが大きくなっても料金が変わらない「一律料金設定」の店舗が多いです。

軽・小型自動車でも十分安く車検を受けることができますが、大型車両を利用している方は大変お得な料金で利用することができます。

また、車を頻繁に利用する方にとってはとてもなじみ深い業者だと思うので、手軽に利用できる点もメリットといえます。

ただ、追加整備が発生した際の費用が高額・車検時・アフターサービスがほとんどないといったデメリットも存在します

整備の質を重視しない・比較的状態が良く年式の新しい車に乗っている方が利用するのがいいでしょう。

ガソリンスタンドの車検に関しての詳細は、以下を参照ください。

部品の豊富さ・利便性ならカー用品店

部品のラインナップが多さ・利用のしやすさで選ぶなら、カー用品店がおすすめです。

名前の通り、カー用品店は多種多様な車の部品・消耗品などを取り揃えており、豊富なラインナップから修理・交換で使用する部品を選択することができます。

また、店舗数が多いので車検業者のなかでも立地がいい・アクセスがいいのが特徴だといえます。

車検業者を選びきれない・希望していた業者の予約が取れない場合は利用を検討するのがいいでしょう。

アフターサービス・安心感ならディーラー

車検に安心感・信頼性・アフターサービスの充実度を求めるなら、ディーラー車検がおすすめです。

ディーラーのアフターサービスの充実度・カーメンテナンスサービスの充実度は、業界一です。

ほとんどのディーラーでメンテナンスパック(有料)を用意しており、車を快適・安全に利用できるようなサービスをたくさん提供しています

車検後の整備保証はもちろん、法定12ヶ月点検の実施・オイル交換・タイヤローテーションなど、車のコンディション維持を徹底して行ってくれます。

また、車検での利用率が車検業者内でもダントツに高く、信頼性がある・安心して利用できる車検業者といえます。

ただ、車検費用がかなり高額になる傾向にあり、車検にコストパフォーマンスを求める方にはおすすめできません

ディーラー車検に関して詳しく知りたい方は以下を参照ください。

車検を受ける際に注意するべきポイント5つ

続いて、車検を受ける際に注意すべきポイントを5つ紹介します。

ポイントは以下の5つです。

  • 複数の車検業者から見積もりを出してもらう
  • 早めに見積もり依頼をしておく
  • 検討している車検業者・店舗の口コミを確認しておく
  • 車や車検に詳しい人に相談しておく
  • 代車の用意があるか確認しておく

上記のポイントは、車検を受ける前に行っておくと、安心して車検を受けることができるのでかなり重要です。

余裕がある方は、すべて確認・行うようにしましょう。

上から順番に紹介していきます。

複数の車検業者から見積もりを出してもらう

車検を予約する前に、複数の車検業者から見積もりを出してもらいましょう

公式が発表している最低料金で比較するのではなく、実際の料金で比較検討することが可能になります。

また、整備・交換が必要な個所が具体的にどこかを知ることができるので、整備内容を整備士と決める際にも役立てることが可能です。

例えば、車検専門店を利用するとなった場合でも、「カー用品店やガソリンスタンドの見積もりには、この箇所は含まれていなかった」など、整備の必要性を確かめる場合にも利用可能です。

早めに見積もり依頼をしておく

早めに見積もり依頼を出すことも、注目すべきポイントの1つです。

早い段階で大体の費用を把握しておくことで、支出管理が楽になり、車検にかける予算額を再検討する際にも役立ちます

また、一部車検業者では「早期予約割引」を用意している場合があり、早めの見積もり・車検予約で1,000〜3,000円ほど車検料金から割り引いてもらえるケースがあります。

しかし、すべての車検業者で実施しているわけではないので、上記のような割引を実施しているか公式サイト・ホームページ・電話などで確認するようにしましょう。

また、見積依頼をしたが車検満了日の4〜6か月前で「車検を受けるころには車の状態が変わっている可能性がある」と見積もりを断られる場合があります。

上記のような、見積依頼が早すぎると判断される場合もあるので、依頼するのは車検満了日の2〜3か月前がおすすめです。

検討している車検業者・店舗の口コミを確認しておく

車検予約をする前に、利用を考えている店舗の口コミ・評判を確認しておきましょう

過去に利用した方の正直な感想・意見を見ることができるので「本当にこの業者を利用してもいいのか」と再検討する際に非常に役立ちます

口コミを確認する際は、良い意見だけでなく、悪い意見も参考にしてみてください。

自身が評価している部分が、実際に利用したユーザーにとっては「想像と違って残念だった」と評価している口コミなども存在します。

車検業者選びで失敗しないためにも、口コミは確認するようにしましょう。

車や車検に詳しい人に相談しておく

車の修理・車検の知識が豊富な方に「この車検業者を利用しようと考えている」と相談することもおすすめです。

相談する際に、利用しようとしている業者の見積書を見せるようにしましょう。

こうすることで「この部品は車検に関係ない」「この個所の整備の金額が高すぎる」など金額・必要性に疑問がある点を指摘してくれる場合があります。

また、おすすめの整備工場を紹介してくれる場合もあるので、今検討している業者を利用するのが不安な方は、この方法を試してみてください。

代車の用意があるか確認しておく

車検を予約する前に、代車の用意があるかを確認しておくようにしましょう。

サービス内容・料金などで納得のいく内容だったとしても、車検期間中に利用できる代車がないと移動手段をなくしてしまいます。

通勤や仕事の都合上で車の利用が必須の方は、特に注意が必要です。

車検繁忙期にあたる11月〜3月は代車利用の希望者が集中します。

そのため、車検予約した後で「代車が用意できない」と言われてしまわないように、早めに店舗に相談するようにしましょう。

また、代車が利用できる業者かどうかの確認も忘れずに行うようにしましょう。

車検時の代車に関して詳しく知りたい方は以下を参照ください。

車検関連のよくある質問

車検について、特に多く寄せられていた質問を紹介・回答していきます

以下のような質問が特に多数でした。

  • 車検はディーラーじゃないとだめですか?
  • 車検はどこで受ける人が多いですか?
  • ディーラー車検はなぜ高いのですか?

それぞれ順番に回答していきます。

ディーラー車検はやめたほうがいい?

車検をコスパ重視で検討している方には、ディーラー車検はおすすめできません

先述のおすすめの車検業者の章でも紹介しましたが、車検専門店・カー用品店・ガソリンスタンドなどの民間業者などで車検を受けることができます。

ディーラー以外の車検業者にも魅力がたくさんあるので、複数の車検業者を比較検討してみて、どこのサービスを利用するか決定するようにしましょう

「ディーラー車検をやめたい・他の業者のメリット・デメリットが気になる」という方は以下も参照ください。

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車検はどこで受ける人が多い?

車検はディーラーで受ける人が最も多く、その次に民間の整備工場を利用する方が多いようです。

利用する車検業者に関して、大手の中古車販売店が以下のようなデータを公開していました。

※2022年5月16日時点のデータです。

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業者名利用率

ディーラー

50.4%

モータース・民間車検工場

17.0%

車検専門店

8.5%

中古車販売店

6.5%

ガソリンスタンド

4.9%

カー用品店

4.7%

ユーザー車検

3.3%

買取店

2.5%

タイヤショップ

0.9%

その他

1.3%

引用:株式会社ネクステージ. (2022, May 16). 【車検 実態レポート】車検はいつもどこに出す?車検に関する意識調査. PR TIMES. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000153.000010893.html

上記の通り、半数以上の方がディーラーに車検を依頼していることが分かります。

ディーラー以外にも、たくさん魅力的な車検業者があるにもかかわらず、意外な結果となりました。

ディーラー車検はなぜ高いのですか?

ディーラー車検が高くなるのは、以下の4つが主な原因です。

  • 車検基本料が高額だから
  • 整備に使用する部品が高いから
  • 整備時の工賃が高いから
  • 予防整備によって修理箇所が増えるから

ディーラーは、車検業界でもトップクラスで高額な料金設定で有名で、上記の4つが大きく影響しています。

ただ、費用が高くてもディーラーで車検を受けたい方は多いと思います。

以下の記事でディーラー車検を安くお得に利用できる方法を紹介していますので、気になる方は参考にしてみてください

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まとめ

簡単に内容をおさらいしていきます。

車検業者選びで重要になるポイントは、以下の5つです。

  • 車検完了までの速さ
  • 車検費用の安さ
  • アフターサービスの充実度
  • 交換部品の豊富さ
  • 利便性・利用のしやすさ

車検整備の速さで選ぶなら、車検専門店の利用がおすすめです。最短当日で車検が完了するので、車検に時間をかけたくない方には大変おすすめです。

ガソリンスタンドは車検基本料金を「安くて一律」に設定している場合が多く、大型サイズの車両でも軽自動車と同じ基本料金で車検を受けることが可能です。

アフターサービスの充実度はディーラーが最も高いです。車検に安心感と質を求める方は利用を検討してみてください。

カー用品店は車の部品を豊富に扱っており、多種多様なパーツから交換に使う部品を選べるので、利便性が高いです。

車検を受ける際に、注意しておきたいポイントは以下の5つです。

  • 複数の車検業者から見積もりを出してもらう
  • 早めに見積もり依頼をしておく
  • 検討している車検業者・店舗の口コミを確認しておく
  • 車や車検に詳しい人に相談しておく
  • 代車の用意があるか確認しておく

車検を安心して受けるためにも、上記のポイントを確認・行っておくようにしましょう。

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