イカリングは禁止?車検に必ず通すための2つの対応策

    イカリングは禁止?車検に必ず通すための2つの対応策

    車のヘッドライトやテールランプを社外品に変更したり、フォグランプの色を自分好みの色に変えるなど、ライトアップカスタムは車の印象を手軽に変えることができる人気のカスタムです。

    なかでもイカリングは車の表情(正面から見た印象)がガラッと変わるため、オリジナリティのあるカスタムを好む方にはとても人気があります。

    しかし、イカリングを装着していると車検に通らないことが多いです。

    「車検のたびに純正に戻すのなんてめんどくさい!イカリングを装着したまま車検に通せる方法はないの?」

    今回はこんな悩みを抱えている方のために、次の2点について解説していきます。

    ・車検に通すための2つの対応策
    ・イカリングを装着する上での注意点

    車検の際に純正にもどす必要がなくなれば、手間もかからず工賃などのコストもカットできて一石二鳥です。

    ぜひ参考にしてみてください!

    目次

    イカリングが車検に通るかは業者次第

    まず大前提として、車検には2つの種類があるのをご存知でしょうか?

    それは国の車検場で行う車検と国に認可をもらっている民間の車検場で行う車検の2種類です。

    具体的な例をあげると次のとおりです。

    国の車検場・・・・陸運支局や軽自動車検査協会、認証工場
    民間の車検場・・・ディーラーや民間車検場などの指定工場

    世間でよく誤解されていることなのですが、一般的には国の車検場の方が規制がゆるいです。

    つまり車検に合格しやすいです。

    指定工場の場合、例えばディーラーでは、カスタムカーは入庫自体を拒否されることもしばしば。

    そして日本では、イカリングの明確な保安基準が定められていません。

    車幅灯としても扱えるし、フォグランプやその他の灯火類としても扱える、なんともはっきりしない立ち位置です。

    明確な基準がなければ、明確に「車検不適合!」とも言い切れません。

    つまりはグレーゾーンということです。

    指定工場の場合ですと、グレーゾーンは基本的にはクロとして扱われてしまう傾向にあります。

    陸運支局などでも、担当の検査員によって合格にしてくれることもあれば、問答無用で不合格にされることだってありえます。

    なのでイカリングが車検に通るかどうかは、業者次第、さらにいうと検査する検査員次第ということになります。

    ディーラー車検ではカスタムカーは断られる場合も

    断られる1番の理由は「間違って保安基準不適合車を車検合格にしてしまうと、営業停止になるおそれがあるから」です。

    ディーラーなどの指定工場は

    「わざわざ陸運支局などへ車を持っていかずに、自社の工場で車検をしていいよ」

    という許可を国から受けています。

    ただし、基準を満たさない車を車検に通したりして、それが発覚すると最悪の場合「指定の取り消し処分」が下されます。

    つまりは仕事ができなくなってしまうんです。

    国土交通省のネガティブ情報等検索サイトの最新情報によると、2024年2月に不正車検を行った自動車整備事業者が、指定の取り消し処分を受けています。

    参照:国土交通省

    なので、保安基準を満たしているかどうか怪しいカスタムカーは、危ない橋を渡らないために断られることがほとんどです。

    なのでカスタムカーを車検に通したい場合は

    ・陸運支局などへ持ち込んで自分で検査ラインを通すユーザー車検
    ・カスタムショップなどの改造車を車検に通すノウハウをもつショップにお願いする
    これらの方法をとることになります。

    イカリングを車検に通りやすくするには?

    イカリングを装着したまま車検に通すには、ユーザー車検かノウハウのあるショップにお願いする方法があることはわかりました。

    とはいっても、これらの方法で全てのイカリングが車検に通るわけではありません。

    車検に通すためにはある程度の対応策が必要です。

    イカリングを車検に通すための対応策
    ①車幅灯として装着する
    ②その他の灯火類として装着する

    順番にみていきましょう。

    車幅灯として装着する

    1つ目の対応策として、車幅灯として装着することがあげられます。

    車幅灯の基準を満たして装着すると、車検に通る確率が高くなります。

    車幅灯とはつまり、スモールランプのことです。ポジションランプと呼ばれることもありますね。

    車幅灯の役割はその名の通り、周りに自車の幅を認識してもらうためのものです。

    昔の車はバッテリーが今ほど高性能ではなかったので、ヘッドライトを常につけているとバッテリーが上がってしまうことがありました。

    バッテリー上がりを予防するために、信号待ちなどでヘッドライトを消す人も多くいました。

    しかし、暗い時にライトを消してしまうと自分の車の位置や車幅が相手からわからなくなってしまい事故に繋がります。

    そこでライトを消した状態でも、少ない電力で自分の位置を知らせるために車幅灯が誕生しました。

    イカリングを車幅灯として(車幅灯としての保安基準をしっかり守った上で)装着すれば、車検を通すことが可能です。

    この「保安基準をしっかり守った上で」というのがポイントです。

    ここで車幅灯に関する保安基準を、わかりやすく言い換えたものを一覧でまとめてみました。

    ・左右で2個か4個まで(片側1個か2個まで)
    ・色は白(平成17年以前の車は淡黄色もOK)
    ・すべて同じ色
    ・光度は300カンデラ以下(純正の車幅灯と同じくらいの明るさ)
    ・消費電力が5W~30W以内
    ・ライト部分の端が車の端から400mm以内
    ・ライト部分の上縁は地上から2.1m以下
    ・ライト部分の下縁は地上から0.35m以上

    この条件を守っていれば車検に通る可能性は高いといえます。

    注意してほしいのは、純正の車幅灯も数にカウントされてしまうことと、色は検査員が目視で判断するという点です。

    もし片側2連のイカリングを装着する場合、純正のバルブを抜いただけでは車検に通らない可能性があります。

    検査員によっては車幅灯が片方で3つある、もしくは球切れなどと判断されてしまうからです。

    またどれだけ色を揃えたつもりでも、メーカーによって微妙な色味の違いはあるものです。

    これを検査員が目で見て判断するのですから、人によっては違う色だと判断されることもあるでしょう。

    ・外からの見た目だけではなくバルブや配線の数までしっかりと意識をすること
    ・色を揃えるためには同じメーカーの部品を同時期に購入すること。

    これらの点に注意しながら保安基準を満たすようにしましょう。

    その他の灯火類として装着する

    2つ目の対応策はその他の灯火類として装着することです。

    車幅灯との違いは、自由度の高いカスタムが可能になるというところです。

    たとえば、車幅灯としてだと片側2個までのイカリングしか車検に適合できませんでしたが、その他の灯火類とすることで片側3連、4連のイカリングも装着可能になります。

    その代わり、車検に適合させるために気をつけなければいけないポイントが、車幅灯のときよりも多くなります。

    でも実は、その他の灯火類自体の保安基準をクリアすることはそれほど難しくありません。

    イカリングをその他の灯火類として認めてもらう基準

    ・赤色以外の色であること
    ・光度は300カンデラ以下
    ・点滅したり色が変わらないものであること

    上記の3点を満たしていれば、ほとんどのイカリングは「その他の灯火類」として認められます。

    車幅灯と比べると、とても簡単そうに見えますよね?

    問題はここからです。

    「その他の灯火類以外のものだと判断されてはいけない」

    これがその他の灯火類の難しい部分といえます。

    具体的には、車幅灯や前照灯(ヘッドライト)、前部霧灯(フォグランプ)などは別の部品でしっかりと車検に適合させて、これらの邪魔にならないように装着しましょう!ということです。

    ヘッドライトユニットに内蔵することが多いイカリングですが、その他の灯火類としたい場合は、前照灯はもちろんのこと、車幅灯もイカリングとは別の光源(ライト)を装着しておかないといけません。

    イカリングを装着する上での注意点

    ライトアップカスタムで人気のある存在感抜群のイカリングですが、装着する上で注意しておきたいポイントがあります。

    火災を予防する

    インバーターという高電圧を扱う部品を使用するので、間違った取付位置・絶縁処理をしてしまうとショートしてしまい、イカリングや配線などから発火、車両火災を引き起こす危険性があります。

    電装品を扱う以上、正しい知識をもって取付などを行うようにしましょう。

    また、ネットショップなどで中華製の安価なイカリングキットがよく販売されています。

    しかしこのキットに入っているインバーターが、防水加工されていなかったり、絶縁処理が雑なものがセットになっていることがあります。

    インバーターは、水が侵入したりすると高温になり、発火してしまいます。

    火災にならずに済んだとしても、壊れやすい商品が多い傾向にあります。

    買うのであれば、信頼できるメーカーのものを買うのが無難でしょう。

    盗難されないように注意する

    存在感があり人気のあるイカリングは、盗難被害にあう確率が高いです。

    慣れた人なら10分程度で取り外すことができます。

    少し前まではカーナビの盗難被害が一番多かったです。

    しかしカーナビのセキュリティが進歩し、車に取り付ける際にはパスワード入力が必要になりました。

    そうなると盗難品を転売しにくくなってしまい、次の標的としてイカリングが狙われるようになってしまいました。

    ヘッドライトには型式番号がなく、転売しても足がつきにくいのもあり、なかなか被害が減りません。

    対策としては、夜に人目のない場所に駐車しない、セキュリティセンサーなどを車に設置するなどの対策をとり、犯人に狙われにくくするのが一番でしょう。

    まとめ

    イカリングを車検に通そうとする場合、ディーラーなどの指定工場で車検を受けてもまず合格できません。門前払いされるところもあります。

    認証工場に依頼、もしくはユーザー車検で、陸運支局などの国の車検場で車検を受けるようにしましょう。

    そしてイカリングを車検に通すためには2つの対応策があります。

    1.車幅灯(ポジションランプ)として装着する
    2.その他の灯火類として装着する

    車幅灯かその他の灯火類としての保安基準をしっかりと満たしていれば、車検はクリアできるでしょう。

    保安基準はそれぞれ次のとおりです。

    車幅灯の保安基準
    ・左右で2個か4個まで(片側1個か2個まで)
    ・色は白(平成17年以前の車は淡黄色もOK)
    ・すべて同じ色
    ・光度は300カンデラ以下(純正の車幅灯と同じくらいの明るさ)
    ・消費電力が5W~30W以内
    ・ライト部分の端が車の端から400mm以内
    ・ライト部分の上縁は地上から2.1m以下
    ・ライト部分の下縁は地上から0.35m以上

    イカリングをその他の灯火類として認めてもらう基準

    ・赤色以外の色であること
    ・光度は300カンデラ以下
    ・点滅したり色が変わらないものであること

    ※その他の灯火類として認めてもらうには、他にも注意するべきことが多い

    全てのイカリングが車検不適合というわけではありません。

    しっかりと保安基準を守っていれば、ちゃんと車検に合格できます。

    保安基準の範囲内で、オリジナリティ溢れるイカリングカスタムを楽しみましょう!

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