「おすすめのUSBシガーソケットを知りたい」
「車でも充電できるようにしたい」
「商品選びで失敗したくない」
上記のようにお考えではないでしょうか?
スマートフォンで何でもできるこの時代では、肌身離さず持ち続けている方は多いでしょう。しかし、気になるのが充電切れです。
特に車で移動中、音楽やナビアプリを使用すると、バッテリーの消耗が早くなることに悩む方も多いでしょう。また、旧型の車両ではUSB端子が装備されていないこともあり、出先で充電が足りなくなる場面も少なくありません。
そんな悩みを解決してくれるのが、便利なUSBシガーソケットです。
この記事を読めば、自分にとっておすすめのUSBシガーソケットを理解し、快適な車内体験を実現できるでしょう。
USBシガーソケットの失敗しない選び方3選
USBシガーソケットを選ぶ際には、次の内容を押さえる必要があります。
上記3つのポイントを押さえることで、商品選びに失敗しないでしょう。下記から詳しく解説します。
急速充電に対応しているか確認しよう
USBシガーソケットを選ぶ際は、急速充電に対応しているかを必ず確認しましょう。
車内での充電は基本的に運転中に行うため、限られた時間で効率的に充電できるかが重要です。急速充電対応の確認は、製品仕様に記載されている「QC3.0」や「PD3.0」の表記を目安にするとよいでしょう。
「QC3.0」(Quick Charge 3.0)は、アメリカのQualcomm社が開発した規格で、高速かつ高出力での充電が可能です。この規格に対応したUSBシガーソケットは、非対応の充電器と比較して約4倍の速度で充電ができ、特にAndroidスマホでの利用に最適です。また、「QC3.0」はタブレットなどの大容量デバイスにも対応しており、効率よく充電を行いたい方におすすめです。
一方、「PD3.0」も高速充電に特化した規格ですが、「QC3.0」より汎用性に特化しており、大きなW数を必要とするノートパソコンや他の周辺機器にも充電ができます。
しかし、iPhoneは「PD3.0」にしか対応していない点に注意しましょう。
充電規格の比較 | ||
QC3.0 | PD3.0 | |
共通点 | 高速・高出力に特化した充電規格 | |
相違点 | ・より高速充電に特化 ・iPhoneは非対応 |
・より大きなW数を要する機器へ電力供給が可能 |
「QC3.0」や「PD3.0」での急速充電を利用するには、充電ケーブルも「QC3.0」および「PD3.0」に対応している必要がある点に注意しましょう。
使用目的に合わせて適切なポート数を選ぶ
USBシガーソケットを選ぶ際は、ポート数も重要です。
使用目的や状況に応じて適切な商品を選ぶことが大切です。例えば、1人で車を利用することが多い場合には、ポートが1つでも十分対応可能です。しかし、家族や同乗者が利用する機会がある場合、2ポート以上搭載された商品を選ぶと安心です。
また、複数のデバイスを普段使っている場合は、使う数に合わせて適切なポート数のUSBシガーソケットを選ぶと良いでしょう。
USBシガーソケットのポート数比較表 |
|
ポート数 |
おすすめできる人 |
1口 |
・1人で乗ることが多い方 ・スマホだけ充電したい方 |
2口 |
・同乗者と共有したい方 ・スマホとタブレットを同時に充電したい方 |
3口以上 |
・家族で乗ることが多い方 ・車内で複数の電子機器を充電したい方(イヤホンや加熱式タバコ等) |
LEDライトがあると夜間の使用が便利
USBシガーソケットにLEDライトが搭載されていると、夜間の使用が格段に便利になります。
特に暗い車内では、シガーソケットの位置を探したり、USBケーブルを差し込むのに手間取ることがよくあります。こうした状況で車内灯を点けたり、スマホのライトを使うのは手間がかかります。
LEDライト付きのUSBシガーソケットは、ポート周辺を照らしてくれるため、暗い車内でもUSBポートがすぐに見つけられるのが特徴です。特に、デザイン的に車内に馴染むよう作られたUSBシガーソケットは、夜間に目立ちにくくなりがちなので、夜間利用の多い方にはLEDライト付きの商品がおすすめです。
ただし、車内で光がちらつくのが気になる方や、暗闇を好む環境での運転を重視する方は、LEDライト非搭載のタイプを選ぶと良いでしょう。
おすすめのUSBシガーソケット5選
ここでは、特におすすめしたいUSBシガーソケットを厳選して5つご紹介します。以下の一覧表を参考に、ご自身にあったUSBシガーソケットを見つけてみてください。
おすすめのUSBシガーソケット5選 |
||
ブランド |
商品名 |
おすすめできる人 |
CARZEL |
車載充電器 コンパクトサイズ ケーブル付き |
圧倒的な出力と見た目を重視する方 |
Anker |
323 Car Charger |
信頼性を重視する方 |
ベルモンド |
B0820 |
スマートな見た目を求める方 |
HUNDA |
シガーソケット 5ポート |
圧倒的なポート数で選びたい方 |
エレコム |
EC-DC04BK |
コスパを重視する方 |
高出力と見た目を重視するなら「CARZEL:車載充電器 コンパクトサイズ ケーブル付き」
CARZELが販売する「車載充電器 コンパクトサイズ ケーブル付き」は、コンパクトでありながら高出力を実現し、高級感ある見た目が特徴の車載用充電器です。
この商品は、手のひらに収まる小型サイズながら、急速充電規格(QC)に対応し、最大130Wの高出力充電が可能です。また、3つのポートを搭載しているため、複数のデバイスや同乗者も同時に充電できます。
さらに、メタリック素材を採用しており耐久性に優れるだけでなく、車内の高級感を引き立てるデザインも魅力です。付属の急速充電対応ケーブルにより追加の準備が不要で、購入後すぐに使用を始められる点も嬉しいポイントです。
CARZELの「車載充電器 コンパクトサイズ ケーブル付き」は、高速充電を求める方や車内の景観を重視する方におすすめの逸品です。
概要 | |
ブランド | CARZEL |
価格(税込) | 4,980円 |
最大出力 | 合計130W |
対応電圧 | 12V・24V |
ポート数 | 3口 |
LEDライトの有無 | あり |
急速充電規格の有無 | あり(PD・QC3.0搭載) |
信頼性を重視するなら「Anker:323 Car Charger」
車載充電器の信頼性を求めるなら、Ankerの「323 Car Charger」がおすすめです。
Ankerは充電デバイスの分野で高い評価を受けており、高い品質と信頼性がこの商品の魅力です。初めての購入でも安心して選べる点が魅力的です。
「323 Car Charger」は、小型サイズながら急速充電に対応しているのが特徴です。例えば、対応機種ではわずか30分で50%の充電が可能なほどの高出力を誇ります。
また、USBポートを2つ搭載しているため、スマホ以外のデバイスも充電できるのもポイントです。さらに、ポート部分が光る設計が施されており、暗い車内でも手探りすることなく簡単に使用できます。
品質と信頼性を兼ね備えたこの商品は、信頼ある商品を求める方におすすめです。
概要 | |
ブランド | Anker |
価格 | 2,990円円 |
最大出力 | 合計52.5W |
対応電圧 | 12V |
ポート数 | 2口 |
LEDライトの有無 | あり |
急速充電規格の有無 | あり(PD・PowerIQ 3.0搭載) ※PowerIQ 3.0:Ankerが開発した急速充電技術 |
スマートな見た目を求めるなら「ベルモンド:B0820」
車載充電器でスマートな見た目を重視するなら、ベルモンドの「B0820」は見逃せません。
この商品はシガーソケットにすっきりと収まる設計が最大の魅力です。本体は非常にコンパクトで、シガーソケットの蓋を閉じたままでも使用できるため、車内の見た目を損ねません。
従来のUSBシガーソケットに多い大きくて目立つデザインとは異なり、見た目がシンプルで洗練されているため、デザイン性を重視する方にピッタリです。
機能面でも優れており、急速充電に対応しているためスマートフォンや他のデバイスを効率的に充電できます。また、充電ポート部分が光る仕様になっており、夜間でも簡単に使用できる点が便利です。
ただし、車種によっては完全に埋め込めない場合があるため、購入前にお使いの車との互換性を確認することをおすすめします。見た目と機能のバランスが取れたこの商品は、車内をすっきり見せたい方に理想的でしょう。
概要 | |
ブランド | ベルモンド |
価格 | 1,480円 |
最大出力 | 最大30W |
対応電圧 | 12V・24V |
ポート数 | 2口 |
LEDライトの有無 | あり |
急速充電規格の有無 | あり(PD・QC3.0) |
圧倒的なポート数で選ぶなら「HUNDA:シガーソケット 5ポート」
ポート数の多さを重視するなら、HUNDAの「シガーソケット 5ポート」がおすすめです。
この商品は5つのUSBポートを搭載しており、家族や同乗者と共有して使用するのに最適です。また、スマートフォンやイヤホン、車載加湿器など複数の電子機器を同時に利用する場合にも便利です。
さらに、5ポート合計で最大45Wの高出力を実現しており、急速充電にも対応しています。そのため、全ポートを同時に使用しても充電速度が落ちる心配がありません。
また、シガーソケットからポート本体まで約50cmのケーブルで接続されており、後部座席まで簡単に届きます。これにより、後部座席でもデバイスを充電しながら快適に使用することが可能です。
圧倒的なポート数を重視し、同乗者や家族に何不自由なく車を過ごしてもらいたい方は、HUNDAの「シガーソケット 5ポート」を選びましょう。
要概 | |
ブランド | HUNDA |
価格 | 2,680円 |
最大出力 | 最大45W |
対応電圧 | 12V・24V |
ポート数 | 5口 |
LEDライトの有無 | あり |
急速充電規格の有無 | あり(PD) |
コスパを重視するなら「エレコム:EC-DC04BK」
コスパを重視する方は、エレコムの「EC-DC04BK」がおすすめです。
約1,500円という手頃な価格ながら、3つのUSBポートを備え、さらに「QC3.0」に対応しているため、急速充電が可能です。その上、コンパクトな設計のため、3ポートを搭載していても車内で目立ちすぎないのも嬉しいポイントです。
また、複数のデバイスを同時に充電できるだけでなく、24Vにも対応しているため、普通車だけでなくトラックでも使用可能です。車種を問わず汎用性が高いため、活躍の幅が広いのも魅力的です。
一方で、LEDライトは控えめな設計となっており、夜間の視認性を重視する方にはやや物足りない場合があるかもしれません。
それでも、価格に対して設計や機能が充実しているため、コスパを優先したい方におすすめです。
概要 | |
ブランド | エレコム |
価格 | 1,490円 |
最大出力 | 最大30W |
対応電圧 | 12V・24V |
ポート数 | 3口 |
LEDライトの有無 | あり |
急速充電規格の有無 | あり(QC3.0) |
USBシガーソケットの使い方
USBシガーソケットの使い方はシンプルで、シガーライターの差し込み口(アクセサリーソケット)に挿すだけですぐに利用できます。
1.シガーソケットに差し込む
2.デバイスを接続する
USBシガーソケットは、車内での電源確保を簡単にする便利な商品です。その用途は多岐にわたり、スマホだけでなく車内デバイスの使用にも活躍します。下記は主な使い道になります。
・充電口として使う
・電源供給口として使う
└ドライブレコーダー
└加湿器や車内掃除機といったシガーソケット対応機器
・シガーソケットをコンセントにする
スマホ等の充電以外にも、電源の供給口としての用途もあるため、シガーソケットに対応している加湿器や掃除機の給電としても使うことが可能です。「シガーソケットをコンセントにする」は、「車内でコンセントを使う方法」で詳しく解説します。
USBシガーソケットを使用する注意点2選
USBシガーソケットを使用する際に、注意すべきポイントが2つあります。安全かつ快適に使用するためにも、必ず押さえておきましょう。
・車種によって電圧仕様の違いに注意しよう
・エンジン停止時は長時間挿しっぱなしにしない
車種によって電圧仕様の違いに注意しよう
USBシガーソケットを選ぶ際には、車種ごとの電圧の違いを理解しておきましょう。シガーソケットに供給される電圧は車種によって異なり、この違いを無視すると、故障のリスクが高まります。
一般的な乗用車の電圧は 12V が標準です。一方で、トラックなどの大型車両では 24V が主流です。これは車両のサイズや必要な電力に応じて使用されるバッテリーが異なるためです。
例えば、12V専用のUSBシガーソケットを24Vの車両に接続すると過電流が発生し、機器の故障や発火のリスクが高まります。また、シガーソケット自体が故障した場合、部品の交換が必要になるだけでなく、車両の他の電気系統にも悪影響を及ぼす可能性があります。
これらのリスクを回避するためには、12Vと24Vの両方に対応するUSBシガーソケットを選ぶのがおすすめです。こうした製品であれば、複数の車両を所有している方や、仕事で異なる車両を使い分ける方でも安心して利用できます。
エンジン停止時は長時間挿しっぱなしにしない
カーチャージャーを挿したままにしておくと、エンジンを停止した状態でもバッテリーが消耗する恐れがあります。特に、電力を消費し続けるタイプの機器を接続したまま放置すると、最悪の場合バッテリーが上がり、車が動かなくなるリスクもあります。
新しい車種では、シガーソケットの電源がアクセサリー電源(ACC)と連動しているため、キーを抜くと自動的に電源が切れる設計になっています。
しかし、古い車や一部の輸入車では、エンジンを停止してもシガーソケットに電源供給が続く場合があります。この仕様を知らずに使い続けると、思わぬトラブルに繋がる可能性があります。
そのため、エンジンを切った後に長時間カーチャージャーを挿したままにするのは避けたほうが安全です。特に、古い車種をお使いの方や輸入車を所有している場合は、車両の取り扱い説明書でシガーソケットの仕様を確認することが重要です。
シガーソケットを増設する方法
車内のシガーソケットを増設する方法は主に下記2点になります。
まず、一般的で手軽な方法として「増設ソケットを購入する」ことが挙げられます。増設ソケットは既存のシガーソケットに接続して使うもので、1つのソケットを2つ以上に分岐する設計です。
簡単に取り付けられるため、使いたい機器の数に合わせて商品を選びましょう。
一方で、より本格的にシガーソケットを増やしたい場合は「業者に依頼する」方法がおすすめです。この方法では新しいシガーソケットを車内に取り付けるため、配線作業が必要になります。
特に、ドライブレコーダーやレーダー探知機等の設置を目的に増設する場合、配線を目立たないように車内に隠す作業が必要です。これらの作業は慣れていない方には難しいため、不安がある場合はカー用品店や専門業者に依頼すると安心です。
シガーソケットの増設方法について、より詳細が気になる方は下記をご参照ください。
車内でコンセントを使う方法
車内で家庭用コンセントを利用したい場合、車用インバーターを使用するのが一般的です。
車用インバーターは、車のシガーソケットから供給される直流電流(DC)を、家庭用電化製品で使用される交流電流(AC)に変換する装置です。この装置を使うことで、車内でもコンセントが必要な家電製品や電子機器を手軽に使用できるようになります。
その結果、旅行やアウトドアでの活用はもちろん、災害時の非常用電源としても大変便利です。
ただし、接続する機器がインバーターの定格出力を超えると、故障や発熱の原因になる可能性があります。電力消費が多い電化製品(例:電気ポットなど)を使用する場合は、出力の大きいインバーターや予備のサブバッテリーの併用を検討しましょう。
USBシガーソケットがゆるくなるのを防ぐ方法
USBシガーソケットが走行中の振動でゆるくなるのを防ぐ方法として、以下の対策が有効です。
絶縁テープを使う方法は、隙間を埋めることでソケットのゆるみを軽減するシンプルで手軽な方法です。ホームセンターや100均で手軽に購入できるため、費用を可能な限り抑えて対策したい方におすすめです。
一方で、より確実に直したい場合は、プラグ抜け防止の専用商品を使用するとよいでしょう。これらの商品は価格も比較的手頃で、特に走行中に抜けやすいソケットにしっかり対応できます。
なお、外車や安価なUSBシガーソケットは振動でゆるくなる傾向が強いですが、JIS規格の国産車であってもソケットが合わず、抜ける場合があります。車内で充電が途切れたり、ドラレコもうまく作動しなくなると非常に不便なため、ご紹介した対策法をぜひ活用してください。
100均でもUSBシガーソケット購入できる
USBシガーソケットは、ダイソーやセリアなどの100円ショップでも購入可能です。
100均のUSBシガーソケットは非常に手頃な価格で購入できるため、「試しに使ってみたい」という方に適しています。一般的なUSBシガーソケットの価格帯が1,000〜3,000円であるのに対し、100円ショップではおおよそ100〜500円程度で販売されています。
例えば、ダイソーでは300円の商品に複数ポートが付いているものがあり、500円以上の商品には急速充電対応モデルも見られるなど、価格によって性能に差があるのが特徴です。
ただし、100均のUSBシガーソケットは機能が限定的で、基本的に出力が低めなため充電速度が遅い傾向にあります。また、車種によっては差し込みがゆるく、接続が不安定になる場合もあります。
このような点を踏まえると、100均のUSBシガーソケットは「緊急用」や「お試し用」に向いていますが、充電効率や耐久性を求める場合は、100均以外の商品を選ぶ方が安心です。
まとめ
本記事では、下記内容について解説しました。
・USBシガーソケットの失敗しない選び方3選
・おすすめのUSBシガーソケット5選
・USBシガーソケットの使い方
・USBシガーソケットを使用する注意点2選
車内でスマホの充電をしたり、他の機器への給電にはUSBシガーソケットが欠かせません。いざ商品を選ぶとなると様々な種類が発売されており、どれが良いのか商品選びに苦戦する方も多いのではないでしょうか。
自分にあったUSBシガーソケットを見つけたい方は、今回ご紹介した「USBシガーソケットの失敗しない選び方3選」や「おすすめのUSBシガーソケット5選」を参考にしていただけると幸いです。
ご自身の使用環境や状況にピッタリなUSBシガーソケットを見つけ、車内をより快適な空間にしましょう。
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