「シガーソケットからコンセントを使いたいけど方法がわからない」
「コンセントを使うためにどんな製品を選べばいいか知りたい」
この記事を見つけた方は、上記のようにお考えではないでしょうか?
車内でも、キャンプの際や電化製品を使う際に自由に電源を使用したいですよね。
結論から言うと、インバーターを使用することで、車の中でもコンセントを利用できるようになります。本記事で詳しく説明しているので、変換方法を知りたい方はぜひ参考にしてみてください。
下記は記事の主な内容です。
- 車のシガーソケットからコンセントを使う方法
- インバーターの選び方とおすすめインバーター紹介
- インバーターを使う際の注意点3選
- シガーソケットの増設方法2選
この記事を読めば、シガーソケットからコンセントの使用方法が分かり、自分の用途に合った製品を見つけられるでしょう。
車のシガーソケットからコンセントを使う方法
車のシガーソケットからコンセントを使うためには、インバーターを使用しコンセントを繋ぐ必要があります。
そもそも、インバーターとは、車の12Vまたは24Vの電源を家庭用の100Vの電源に変換する装置のことです。
インバーターで電気を変換することで、車内でパソコンやスマホの充電器、小型の冷蔵庫などの電気製品を使用することが可能になります。
インバーターにはさまざまな容量や機能を持つ製品があり、使用する機器に適したものを選ぶ必要があります。
次の章ではインバーターの選び方を詳しく紹介しています。
インバーターの選び方2選
インバーターには様々な種類があり、使用する車と合わない物を購入してしまうと正常に作動せず、「せっかく購入したのに電気が使えない」というトラブルを招く可能性があります。
この章では、インバーターの選び方2選を紹介します。
- 一般乗用車は12V・大型車は24Vを選ぶ
- 使用目的に合ったW数を選ぶ
ここで紹介するインバーター選び方を見て、車に合う製品を選びましょう。
一般乗用車は12V・大型車は24Vを選ぶ
インバーターを選ぶ際は製品の対応電圧を確認し、使用する車のバッテリー電圧と同じ表記のインバーターを選びましょう。
そもそも車にはバッテリー電圧があり、それによって対応しているインバーターが異なります。
一般的に、普通車や軽自動車などの一般乗用車は12Vでトラックなどの大型車は24Vの場合が多いです。
ただ、ディーゼル車は例外であり車種によっては24Vの電圧も存在しています。
使用する車のバッテリー電圧を見分ける方法はバッテリーの数を確認することです。
バッテリーが「1つ」であれば12V・バッテリーの数が「2つ」であれば24Vと見分けることができます。車の電圧が分からなくなったらバッテリーの数を一度確認してみてください。
仮に、車とインバーターの対応電圧が異なっていると、製品は正常に機能しません。そのため、車とインバーター両方の表記をしっかりと確認してから購入することが大切です。
使用目的に合ったW数を選ぶ
インバーターには製品によって1000Wや2500Wなど、出力できる大きさがあります。Wの数字の表記が大きいほど消費電力の高い製品を使えるようになっています。
インバーターは使用したい製品のW数の合計より150〜200W出力の大きいものを選ぶことをおすすめします。
インバーターの最大出力を超えたり、ギリギリの電力を使用しようとした場合電化製品が作動しない可能性があります。
ただ、500W以上の出力のインバーターはシガーソケットではなくバッテリーからつなぐタイプの物が多いため、購入する際には注意が必要です。
どの製品を使うか決めていない場合、緊急時にも使用できるので余裕をもって出力の高いインバーターを購入するのもおすすめです。
【使用電力表】
スマートフォンの充電:約20W
タブレットの充電:約40W
電気毛布:50W~90W
一般的なノートPC:約120W
ドライヤー:600~1200W湯沸かしポット:1000W
ホットプレート:1300W
炊飯器:1300W
おすすめのインバーター
おすすめはBESTEKのインバーターです。BESTEK独自の冷却ファンが搭載されており、出力に応じて冷却をしてくれるので安全かつ快適に充電ができます。
BESTEKのインバーターの出力は300Wで、スマホやPCの充電など小さな電化製品の使用が可能です。
1年保証もついているので、初めてインバーターを購入する方も安心できるポイントです。
インバーターを使う際の注意点3選
インバーターは使い方を誤ると、正常に作動しなかったりバッテリーの寿命を縮めてしまいます。
正しい用途で使用し、インバーターを長持ちさせましょう。
インバーターを使う際の注意点は以下の3つです。
- 普通車の対応電圧は12Vまで
- エンジン停止中に使用しない
- 家電製品を使うなら正弦波を選ぶ
3つの項目を注意すべき理由を詳しく説明します。
普通車の対応電圧は12Vまで
普通車は通常12Vまでの電圧の対応をしています。
「一般乗用車は12V・大型車は24Vを選ぶ」の章でも説明したように、車によって対応しているバッテリー電圧が異なります。
インバーターの製品詳細に、12V・24V対応との記載があれば一般車でも使用可能ですが、24V用のインバーターでは正常に作動しません。
対応電圧を確認して、車に合うインバーターを選びましょう。
また、消費電力が高い電化製品を使用する際は、バッテリー上がりに注意しながらの使用を心がけましょう。
エンジン停止中に使用しない
カーインバーターを使用する際は、エンジンがかかった状態で使用することをお勧めします。
エンジンを停止してインバーターを使用するとバッテリーの消耗が激しくなり、バッテリーの寿命を縮める原因にもなります。
またエンジンをかけた直後は電圧が急速に変わるので、エンジンをかけて1〜2分してから電化製品を使用することを心がけましょう。
家電製品を使うなら正弦波を選ぶ
家電製品を使う場合は、インバーターは正弦波を選びましょう。
インバーターが出力する電気には正弦波と短形波があり、短形波のインバーターだとパソコン、電気ポットなど一部の家電が使用できません。
そのため、使いたい製品とインバーターがどちらの波形に対応可能であるかを必ず確認する必要があります。
波形について詳しく説明すると、家庭用のコンセントから流れている電流は、その波形が規則正しく波を打つという特徴があり、これを「正弦波」と言います。
これに対し、正弦波のような規則正しい波形にはならないことを「短形波」と言います。このような波形はインバーターにより異なります。
多くの家電製品は、この短形波の交流でも使用する事ができますが、一部の製品は正弦波でなければ使えないため注意が必要です。
「インバーターの購入を考えてるけど、使いたい家電製品がどの波形に対応しているかわからない」場合もあると思います。
その際は、正弦波インバーターを選んでおけば、W数が上限を超さない限り使用することができます。
シガーソケットからコンセントを使う際バッテリー上がりを防ぐ方法
バッテリー上がりを防ぐ方法は、エンジンを切った状態でコンセントに刺しっぱなしにしないことです。
理由としては、エンジンを切った状態でも、シガーソケットには電流が流れているため刺しっぱなしにするとバッテリー上がりの原因になる可能性があるからです。
つい刺しっぱなしにしてしまいますが、長時間接続は避けてバッテリー上がりを防ぎましょう。
カーインバーターの他にコンセントから電力供給する方法
カーインバーター以外にもコンセントから電力供給する方法2選を紹介します。
- 整備業者やカー用品店に依頼する
- ポータブル電源を使用する
様々な電力供給の方法があるので、費用や使いたい電化製品に合わせて検討してみてください。
整備業者やカー用品店に依頼する
整備業者やカー用品店に依頼し、シガーソケットを増やすことで電力供給ができるようになります。
シガーソケットの増設平均費用は5,000〜30,000円です。
あくまで目安の費用なので、取り付けたい位置や個数によって値段は変動します。
シガーソケットを増やしたいという人は、カー用品店やネットで一度相談してみることがおすすめです。
ポータブル電源を使用する
コンセントから電力供給する方法は、カーインバーターだけではなくポータブル電源でも可能です。
ポータブル電源とは内臓バッテリーに電気を蓄えて、電気を供給できる製品です。
様々なポータブル電源の製品がありますが、おすすめはjackery(ジャクリ)のポータブル電源です。
jackeryはアメリカに本拠を置く会社で、アウトドア用のポータブル電源の販売を初めて開始したブランドです。ポータブル電源の累計販売台数は400万台以上にものぼり、世界で高いシェアを誇る製品です。
jackeryのインバーターは安全性と耐久性の高さ、容量の大きさが魅力です。
安全性については、災害時に有効に活用できて安全と認められる防災用品であると一般社団法人防災安全協会から認定されています。
そして、jackeryは搭載端子の種類が多く家庭用コンセント、USBケーブル、USBケーブルType-cなど幅広く搭載されています。
インバーターは元々の製品自体の値段が高く、安い買い物ではありません。いろいろなインバーターがあり迷っている方は一度、jackery公式のサイトをチェックしてみてください。
シガーソケットの増設方法2選
シガーソケットの数は車1台に対して1つが一般的ですが「スマートフォンを2台以上充電したい」など、シガーソケットを増やしたいと思う場面もありますよね。
主にシガーソケットの増設方法は下記の2点です。
- 増設用ソケットを使用し増やす
- 業者に依頼し、シガーソケットを増やす
増設用ソケットを既存のシガーソケットに差し込むことでソケット数を増やすことができます。費用価格も約1000円から購入できるので、手軽にソケット数を増やしたい方におすすめです。
また、カー用品店などの業者に依頼してシガーソケットを増設することも可能です。
増設用ソケットでは特定の場所からしかソケットを増やせませんが、この方法だと後部座席など自由に取り付けが可能です。増設費用は約5000円〜30000円が目安です。
シガーソケットの増設方法をより詳しく知りたいという方は、下記の記事を参考にしてみてください。

スマホやパソコンを充電するだけならカーチャージャーがおすすめ
ここまで、シガーソケットの増設方法やインバーターについて詳しく紹介してきましたが、「スマホやパソコンを充電するだけで良い」という方にはカーチャージャーがおすすめです。
この章ではおすすめ製品2選を紹介します。
複数台を高速で充電するならCARZELの「シガーソケット」
CARZELの「車載充電器 コンパクトサイズ ケーブル付き」はコンパクトで高出力の車載用充電器です。
本商品は、高出力なのが最大の魅力です。3つのポートが搭載されており、スマホ・Macbook・iPadなど複数のデバイスを同時に急速充電することが可能です。
また長さが約8cmと小型ながら急速充電が可能で、軽自動車やトラックまでほとんどの車種に対応しています。LEDライトも搭載されているため、ポートを見つけやすいデザインになっています。
CARZELの「車載充電器 コンパクトサイズ ケーブル付き」は、高速充電を求める方や車内の景観を重視する方におすすめの逸品です。
スマホを充電するならCARZEL「ワイヤレスカーチャージャー」
CARZELの「ワイヤレスカーチャージャー」はマグネット式の強力な固定力と充電性能を兼ね備えたカーチャージャーです。
本商品は、水平型のエアコンの吹き出し口に付けることができ、挟む部分にはシリコンクッションが付いているため吹き出し口を傷つけません。
また、内蔵された強力なマグネットでスマホをしっかりと固定できるので、走行中の振動や衝撃に強く、ずれたり落ちる心配がありません。
充電性能については、2.5時間でiphoneをフル充電できます。充電性能やマグネットによるスタイリッシュさと手軽さを重視する方におすすめの商品です。
他にもおすすめのカ-チャージャーを知りたいという方は、下記の記事を参考にしてみてください。おすすめのカーチャージャー6選を紹介しています。

まとめ
本記事では、シガーソケットからコンセントを使う方法を紹介してきました。
インバーターがあれば、車内や電気が必要な場合に快適にすることができます。また、災害時には非常用の電源にもなるので、1台持っておくと安心な製品です。
ただし、インバーターを購入する際は、車の対応電圧が12Vか24Vのどちらか、インバーターの出力する電気の波形が正弦波か短形波のどちらかをしっかりと確認しましょう。
そして、スマホやPCを充電したい場合はカーチャージャーがおすすめです。
使用したい電化製品に合わせて、製品を選び車内での電気の使用を快適にしましょう。