新車を購入してから5年以上が経ち、ヘッドライトの汚れや黄ばみが気になるという方も多いのではないでしょうか。
ヘッドライトはポリカーボネート樹脂で出来ており、紫外線や酸性雨に弱い材質なのです。
そのため、経年劣化により、黄ばみが強くなってきてしまいます。
そこで、今回はお掃除グッズとして人気の高い激落ちくんを使って、ヘッドライトの黄ばみを落とせるのかについて解説していきます。
さらに、激落ちくんを使ってヘッドライトの黄ばみを取り除く際のメリットやデメリット、注意点についても紹介していきます。
ヘッドライトの黄ばみに激落ちくんは使える?
メラミン樹脂を特殊な技術で骨格構造にすることで、素材の表面と汚れの間に入り込みやすくなり、汚れを根元から落とすことができるのです。
そのため、幅広い場所で使用することができるのが特徴です。
さらに、特殊な洗剤や溶剤などを使っていないため、使う場所を選ばないのも特徴の1つです。
そのため、ヘッドライトの黄ばみ除去にも激落ちくんは向いているといえます。
しかし、最近はヘッドライトの黄ばみを取り除く専用のクリーナーも販売されています。
おさるのスゴピカ「クリアライト」はスプレータイプのクリーナーであり、初心者でも簡単に作業できるのが特徴です。
ヘッドライトに吹きかけて、ウエスなどで拭き上げるだけで、綺麗に黄ばみを取り除くことができます。
さらに、コーティング剤が含まれているため、ヘッドライト表面をしっかりと保護することができ、綺麗な状態を長い間保つことができるのが特徴です。
激落ちくんを使うメリット・デメリット
それでは、実際に激落ちくんを使用するメリットとデメリットについて見ていきましょう。
激落ちくんでヘッドライト黄ばみを落とすメリット
激落ちくんはホームセンターやドラッグストア、スーパーマーケットなど、どこでも購入することができます。
さらに、インターネットでも販売されているため、手軽に手に入れることができるのがメリットの1つです。
さらに、特殊な洗剤や溶剤を使用していないため、水があれば、簡単に使用することができるのが特徴です。
もちろん、ヘッドライトの黄ばみ以外にもキッチンやお風呂場の掃除にも使用することができるため、一度購入しても他に使えるという汎用性の高さがメリットだといえます。
激落ちくんでヘッドライト黄ばみを落とすデメリット
一方、デメリットとしては、仕上がりにムラができる可能性があるということです。
激落ちくんは硬質なメラミン樹脂で出来ています。
つまり、硬いメラミン樹脂でヘッドライトの表面を削り落とすことで、黄ばみや汚れを落としているということなのです。
そのため、力の入れ方や磨き方によって、磨きムラが出来てしまう可能性があります。
また、磨きすぎると、ヘッドライト表面を傷つけてしまう可能性もあるため、注意が必要です。
激落ちくんでヘッドライトを磨くときの注意点
激落ちくんを使用する際は傷がつくことに注意しましょう。
特にヘッドライト周りのボディ部分やガラス、樹脂部分に激落ちくんが当たらないように注意が必要です。
そのため、マスキングテープなどを使用してしっかりと養生することがポイントです。
また、メラミンスポンジはどこでも使えるわけではありません。車の塗装面や樹脂パーツ部分を磨かないように注意しましょう。
万が一、激落ちくんでヘッドライトの黄ばみが落ちない場合は、ヘッドライトクリーナーやコンパウンド、研磨剤を使用するのも良いでしょう。
ヘッドライトの黄ばみを激落ちくんで取る方法
①激落ちくんを使う前にヘッドライトを洗車する
②マスキングテープで養生する
③養生したら激落ちくんで磨く
④きれいなウエス・クロスで拭く
⑤コーティングをする
①激落ちくんを使う前にヘッドライトを洗車する
ヘッドライト表面にホコリやゴミが付着していると、激落ちくんの主成分であるメラミン樹脂と絡まり、余計にヘッドライトを傷つけてしまいます。
そのため、しっかりとヘッドライト表面のゴミを取り除いておきましょう。
②マスキングテープを使って養生作業
激落ちくんは硬質なメラミン樹脂で出来ているため、激落ちくんが当たると表面が削れてしまいます。
そのため、ボディ部分やゴムモールなどに激落ちくんが当たらないようにマスキングテープを使って養生作業を行います。
養生作業では、細めのマスキングテープと太めのマスキングテープを使うことがポイントです。
特に曲線が強かったり、デザインが複雑だったりするヘッドライトの場合は細めのマスキングテープを使った方が良いでしょう。
太めのマスキングテープの場合、曲線に合わせて貼ることが非常に難しいため、細めのマスキングテープと併用することがポイントです。
曲線⇒細めのマスキングテープ
③しっかりと養生作業をしたら激落ちくんで磨く
激落ちくんの使用方法は水を使って、表面を磨いていくだけです。
適度に水を付けながら、ヘッドライト表面を磨いていきます。
この時、全体的にムラなく磨いていくのがコツです。
一部分のみを磨きすぎると、仕上がりにムラが出来てしまったり、逆に傷がついてしまったりします。
したがって、まんべんなく全体的に磨いていくようなイメージで作業していくことがポイントです。
④綺麗なウエスやクロスで拭き上げていく
使用済のものを使用するとヘッドライトに汚れがついてしまったり、拭き上げの度に傷がついてしまったりするため、必ず新品を用意しておきましょう。
⑤コーティング剤でしっかりとコーティングする
激落ちくんを使用してヘッドライトを磨くと、ヘッドライト表面を削り落としてしてしまうので、ポリカーボネート樹脂が露出した状態となってしまいます。
ポリカーボネート樹脂は紫外線に非常に弱い材質なので、コーティング作業をする必要があります。コーティング処理は非常に簡単で、マイクロファイバークロスなどにコーティング剤を付けて、ヘッドライト表面に塗り込んでいきます。
この時、全体的にまんべんなく塗っていくことがポイントです。
コーティングの塗り込みにムラがあると、見栄えが悪くなってしまったり、凹凸ができてしまったりすることがあります。
コーティング処理を行うことで、ヘッドライトの表面を紫外線や酸性雨から保護することができ、綺麗な状態を長く保つことができるため、仕上げ作業として必ず行うことをおすすめします。
用意するもの
激落ちくんを使ってヘッドライトの黄ばみを除去するには激落ちくん以外にも用意するものがあります。
・耐水ペーパー#1000
・耐水ペーパー#2000
・未使用のウエス(古着などから作られた業務用の布)
・マイクロファイバークロス
・コーティング剤
激落ちくんは硬質なメラミン樹脂で出来ており、表面を削り落とすことができます。
しかし、黄ばみや汚れが強い場合は耐水ペーパーを使用して事前に表面を削り落としておいたほうが良いでしょう。
#1000や#2000の耐水ペーパーを使用して、くすみや黄ばみが強いところを磨き下処理を行っておくと、仕上がりが綺麗になります。
また、ウエスやマイクロファイバークロスについては、必ず未使用の新品を用意しておきましょう。
使用済のものを使用すると、ヘッドライトに汚れがついてしまったり、拭き上げの度に傷がついてしまったりします。
ちなみに、ウエスとは、古着などから作られる業務用の布であり、油や汚れなどを拭くのに向いています。
さらに、ホームセンターやカー用品店などで購入することができ、入手性に優れているのが特徴です。
その他、仕上げ用としてコーティング剤が必須となります。
激落ちくんで磨くと、紫外線がこのポリカーボネートに直接影響を及ぼしてしまうのです。
したがって、激落ちくんを使用してヘッドライトを磨いた後は、必ずコーティング剤を使ってコーティング処理をする必要があります。
コーティング剤にはたくさんの種類があり、液体タイプ、スプレータイプ、固形タイプなどがあります。
基本的にどのタイプを選らんでも問題ありませんが、ヘッドライトの場合は液体タイプやスプレータイプがおすすめです。
ヘッドライトの黄ばみを激落ちくん以外で落とす方法
激落ちくんの他にも、556や重曹を使ってヘッドライトの黄ばみを落とす方法があります。
コーティングを塗らないので汚れを落とした後の耐久性は強くありませんが、ヘッドライトの黄ばみを落とすだけなら家にあるクリーナーを使うこともできます。
楽に落とすならさるぴかクリアライトがおすすめ
従来こすって黄ばみを落とすタイプや研磨して落とすタイプのクリーナーが多く、ムラになるなど初心者だと失敗するものも多かったです。
おさるのスゴピカクリアライトはスプレータイプで、ヘッドライトに直接吹きかけるだけで、初心者でも簡単にヘッドライトの黄ばみを取り除くことができます。
さらに、コーティング剤が含まれているため、汚れを落とした後にしっかりと表面をコーティングしてくれるため、黄ばみを落とした綺麗な状態を長い期間維持することができます。
気になる方はチェックしてみてください。