「未塗装樹脂の表面をもっとつややかにしたい…」
「樹脂パーツの表面が白化してしまった。復活させる方法はある?」
上記のような疑問や悩みをお持ちではないでしょうか。
樹脂パーツは、手入れをせずに放置すると白化・劣化していき、見た目の印象が悪くなっていってしまいます。
当記事では、車の樹脂パーツの白化・白ボケをなくして、つやを出す方法について解説します。
また、パーツが白化してしまう原因やパーツが使用されている主な場所についても紹介していきます。
樹脂パーツに本来の黒さを取り戻したい方や、白化してきていることにお悩みの方はぜひお読みください。
未塗装樹脂の白化は復活させられる?
結論、未塗装樹脂の白化は復活させることができます。
ただし、シャンプーなどを使った洗車や、撥水コーティングなどでは白化を復活させることはできません。
車やバイクに使われている樹脂パーツは、経年劣化や日差しによって白くカサカサに劣化してしまします。耐久性が強く低コストで生産できる樹脂ですが、紫外線い弱く屋外で白化しやすいという弱点があるのが樹脂パーツです。
画像のように結構白い部分でもクリーナーで施工すれば、塗装をしなくても新品のように黒く蘇ります。詳しい使用方法は後半で説明しますね。
車やバイクの樹脂パーツ(未塗装樹脂)とは?
車の樹脂パーツ(未塗装樹脂)とは、塗装されておらず黒い色をした、樹脂性のパーツのことを指します。
樹脂パーツは車を軽量化させたり、コストを下げたりすることに一役買っているパーツでもあります。
表面はシボ加工されているため、ボディのようにツルツルとはしていません。
触ると、ややざらついた印象になっています。
シボ加工とは・・・ちりめん状に細かく寄った不規則なシワ模様の加工、傷を目立ちにくくするための加工
樹脂パーツのデメリットとしては、比較的劣化しやすい点が挙げられます。
樹脂パーツ(未塗装樹脂)が使用されている箇所
樹脂パーツが主に使用されている箇所は、以下のような部分です。
・カウルトップパネル(ワイパーの根本近くにあるパーツ)
・センターピラー(ドアを保持するための柱)
・フェンダーアーチ(タイヤの上部あたりにあるパーツ)
・サイドステップ(側面のドアの下あたりにあるパーツ)
・サイドミラーのガラス周辺や付け根
・バンパー(前と後ろに装備されているパーツ)
このように、樹脂パーツは車の至るところに使用されており、ボディと同様に長年車に乗っていると劣化していきます。
車だけでなくバイクでも同様に使用されています。
・ステップ
・ミラーカバー
・メーター
・フェンダー
・タイヤ
・グリップ
このように、車やバイクのさまざまな場所で使われている樹脂ですが、白化する原因について紹介していきましょう。
樹脂パーツ(未塗装樹脂)が白化する3つの原因
樹脂パーツは、他のパーツよりも白く色あせやすいパーツです。最初は黒々とした輝きを放っていても、長く乗っているうちに少しずつ白化し、色があせていきます。
ではなぜ、樹脂パーツはだんだんと白化していってしまうのでしょうか。
樹脂パーツが白化しやすい理由は、主に以下の3つです。
・表面が塗装されていないため
・紫外線や太陽の光による温度上昇に弱いため
・雨(酸性雨)によって汚れたりダメージを受けたりしやすいため
表面が塗装がされていない
樹脂パーツは、ほかのパーツとは違い塗装がされていません。(未塗装樹脂)
素材がむき出しとなっている状態であるためとても繊細で、さまざまな外部要因を特に受けやすいという特徴を持っています。
紫外線
また、紫外線に弱いというのも理由のひとつです。紫外線が人間の体に悪影響を与えることは多くの人がご存知かと思いますが、紫外線によって悪い影響を受けるのは車も同じです。紫外線の熱を受けることで、車のパーツは色があせてきてしまいます。
太陽光
さらに、太陽の光による温度上昇も原因のひとつとして挙げられます。
太陽の光を長い間受け続けると、樹脂パーツの温度が上昇します。急激に温度が上昇することで、樹脂パーツが劣化して色あせを引き起こしてしまうケースもあります。
太陽の方を向いたカウルトップは紫外線の影響を受けやすいため、特に劣化しやすいと言えるでしょう。
雨の影響
雨の中には化学物質や砂埃といったさまざまな汚れが含まれているため、雨の汚れが樹脂パーツに染み込んで白化を起こしている可能性があります。
ほかには、酸性雨の影響も考えられます。
酸性雨が樹脂パーツに当たることで、パーツが劣化して色あせを引き起こしているケースもあります。
色あせの原因のほとんどは太陽の光や紫外線、酸性雨などであることから、青空駐車している車のパーツは特に劣化が進みやすい状況にあると言えるでしょう。
車の樹脂パーツ(未塗装樹脂)の白化を復活させる2つの方法
樹脂パーツのつやが失われ、色褪せていると、車全体の印象もダウンしてしまいます。
色あせに気づいた場合は、早めに対処を行いましょう。
樹脂パーツのつやを取り戻したい場合、「メラミンスポンジとシリコン塗装を使う」「樹脂パーツの復活剤で磨く」という2つの方法があります。
以下からは、詳しいつや出し方法について紹介します。
メラミンスポンジとシリコン塗装を使う
メラミンスポンジとは、メラミンフォームという素材でできているスポンジのことです。
メラミンフォームは、表面が細かな網目状になっている硬い素材です。
メラミンスポンジでパーツを根気強く磨くことで、色あせた部分が削られ、本来の黒さを取り戻す可能性があります。
メラミンスポンジはホームセンターや100円ショップでも購入できる身近な素材ですが、洗車では落とせないような汚れが落ちることも期待できます。
スポンジに水を吸収させてから、色あせが気になる部分をこすって使用します。
あまり強くこすりすぎると、樹脂パーツを傷つけてしまう可能性があるため、丁寧に優しく行うようにしましょう。
シリコン塗装を使う方法
メラミンスポンジでの研磨が終わったら、シリコン塗装を行います。
シリコンオイルやスプレーを用意し、パーツ全体にムラがないようきれいに塗布していきましょう。シリコン塗装を行うことで、ますますつややかな印象になることが期待できます。
ただし、メラミンスポンジは表面を削りとっているので、質感が失われたり、塗装がはがれたりする可能性があります。
使用の際はそれらのリスクを踏まえた上で施工しましょう。
樹脂パーツのコーティング剤で磨く(おすすめ)
2つ目の方法は、樹脂パーツに対応した復活剤で磨くというものです。
樹脂パーツの色あせた部分に復活剤を塗布することで、パーツ本来の光沢を蘇らせられる可能性があります。
アイテムによっては、パーツの劣化を防いでくれる効果も期待できるでしょう。
使用することで黒々とした鮮やかな印象になるほか、劣化を遅らせて素材を長持ちさせる効果も期待できます。
紫外線や雨にも強くなるため、ぜひ使用してみてください。
DIYで樹脂を黒くするコーティング剤を開発!
白化したカウルトップを黒くするために、誰でも簡単にピラーの黒艶を復活させられるコーティング剤を開発しました!
リターンブラックは樹脂パーツやゴムに使用できるスプレータイプのつや出し剤です。
・バンパー
・サイドステップ
・ドアパネル
・ウィンドウのゴムモール
・インパネ(インストルメントパネル)
・カウルトップパネル
・トランクの樹脂パーツ
・サイドミラーのガラス周辺や付け根
・フェンダーアーチ
・ダッシュボード
など内装・外装問わずあらゆる部分に使用できます。
特におすすめのポイントは次の3つです。
- スプレー式で施工が簡単
- 拭き取り不要の2ステップ方式
- ガラス系の樹脂コーティング
スプレー式で施工が簡単
市販の多くの樹脂パーツのコーティング剤は、ボトルに入った溶剤をクロスに浸みこませて塗り込むタイプが多いです。
一方、リターンブラックは施工箇所に必要な量を吹きかけるスプレー式。
フロントグリルなどの細かな部分や手の届かないすき間でも、溶剤が簡単に届かせることができます。
付属のスポンジや市販のハケで軽く伸ばすだけで施工が完了し、初心者でも簡単に施工できるのがポイントです!
拭き取り不要の2ステップ方式【業界初】
これまでの未塗装樹脂のコーティング剤は、下記の3ステップが必要でした。
- 溶剤を噴きかけるする
- スポンジ等で塗り込む
- クロスで拭き取る
一方、リターンブラックは最後の③クロスで拭き取るの作業の必要はなく、2ステップで完結する商品です。
そのため、余計な手間を省くことができ簡単に施工できます。
現在のところ、2ステップで終わらす樹脂パーツのコーティング剤はなく業界初の商品になっています。
ガラス系の樹脂コーティング
ほとんどの市販の未塗装樹脂のコーティング剤は、シリコン系の溶剤を使用しています。
そのため、誤ってボディや窓ガラスにつくと付着しても変色するリスクがあります。
それに対してリターンブラックは、ガラス系樹脂コーティングになります。
成分が撥水性があるので、万が一ボディや窓ガラスについても、洗い場流せば問題はありません。
また、ガラス系の樹脂コーティングは耐久性が高く、樹脂パーツの本来つや感・光沢を取り戻すことができます。
実際にフロントグリルを施工してみた結果
実際に白化したパーツに吹きかけたところ、簡単に白くなってしまった未塗装樹脂パーツを黒く蘇らせることができました。
他にもグリルやタイヤも簡単に綺麗になりました。
まとめ
最後に内容をおさらいします。
樹脂パーツは、紫外線や酸性雨などによって日々劣化していきます。
パーツのつやを取り戻したい場合、メラミンスポンジやシリコン、復活剤を用いるのがおすすめです。
樹脂パーツのつやを出し、本来の黒さを取り戻したい方は、今回の記事をぜひ参考にしてみてくださいね。