フロントガラスの飛び石を放置しても大丈夫?ヒビや傷を応急処置する方法

フロントガラスの飛び石を放置しても大丈夫?修理料金や方法も解説

車の運転において厄介なのが、飛び石によるフロントガラスの損傷です。飛び石は突発的に起きるので、注意して予防するのは難しいといえます。

飛び石でできる傷は小さいので、修理しなくていいだろうと放置する人も少なくないですが、破損した場合は車検も通らないことがあり、自腹で修理費用を出さなくてはいけません。

今回は、飛び石でできたを放置するリスクや応急処置する方法など、詳しく解説していきますので、ぜひ参考にしてください。

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目次

放置しても大丈夫な飛び石の傷とは?

飛び石の傷は必ず修復しなければいけないわけではありません。傷の種類によっては放置しても問題ない傷もあります。
しかし、安全のためにもどんな傷でも点検や修理を行いましょう。

では、修理が必要な傷・放置しても大丈夫な傷とはどういったタイプか、次より説明しましょう。

修理するべき傷 デフロスターに近い傷
損傷が大きい傷
放置しても支障がない傷 傷の長さが2㎝未満の傷
傷がフロントガラスの端から10~20㎝離れている

傷の大きさが500円玉サイズを超えている

フロントガラスについた傷の大きさは、500円玉のサイズ(直径256.5mm)を目安にしましょう。
500円玉以下の大きさであれば、カー用品店などに置いてあるリペア用のアイテムでの修復が可能です。

しかし500円玉以上の大きさの傷だと修復は難しいので、傷の修復ではなくガラス自体を交換するようにしましょう。

運転視界の中に傷がある

フロントガラスの目立つ場所・運転する際の視界に傷が入っていると、運転に支障をきたします。
この傷が原因で事故につながる危険性があるので、すぐにフロントガラス交換をしなくてはいけません。

フロントガラスの損傷は、車検の対象になる場合もありますが、運転の視界に入っている傷は車検の対象外なので、自腹でフロントガラス交換の費用を支払う必要があります。

フロントガラスの端に傷がある

フロントガラスの端、サッシから近い場所に傷がある場合も、交換する必要があります。端にある傷は運転の視界に入らないので、小さい傷だったら放置しても大丈夫だろうと思う人もいるでしょう。

しかし、端に傷があると、振動によってヒビが広がって大きな傷になる可能性が高いので、早めの交換が必要です。サッシから10〜20cm以内の場所にある傷は要注意といえます。

運転の視界の邪魔になる傷・デフロスター(ガラスの温度調節をする機能)近くに傷がついた場合は、すぐに修復したほうがいいでしょう。

フロントガラスのヒビや傷を応急処置する方法

先述した通り、ある条件を満たしていれば、小さい傷であっても早急に修復する必要があります。

修復する時間がない・修復方法がわからない場合は、とりあえず応急処置をしましょう。応急処置の方法は、次の2点です。

セロハンテープで補強する

フロントガラスにヒビが入っているのを見つけたらセロハンテープを使用して補強しましょう。
セロハンテープで補強できるのかと思われた方もいらっしゃるかもしれませんが、応急処置としてはセロハンテープも効果的です。

ただし、幅が狭いセロハンテープを何枚も重ねて使用することは、隙間からほこりやゴミが入ってしまう可能性があるためやめておきましょう。

しゅりくん
できるだけ幅が広いセロハンテープ1枚で、ヒビを覆うように貼り付けるのがポイント!

保護フィルムを貼る

セロハンテープ以外にも保護フィルムを使用する方法もあります。最近はホームセンターなどでも簡単に手に入れられるようになっています。

保護フィルムを使用すればセロハンテープよりも頑丈に応急処置できます。

ただし、セロハンテープも保護フィルムもあくまでも応急処置で永続的に使用することはできないので、修理や交換などの対応が必要になることを忘れてはいけません。

修理キットを使う

修理キットを使用して補修するのもおすすめです。修理キットの仕組みは樹脂を傷に流し込み、UVで硬化させるというものなので、セロハンテープや保護フィルムよりも見た目が綺麗なのが特徴です。

ただし、修理キットの種類によっては技術が必要なものもあるので、キットを選ぶ際は使用方法や効果を確認しておきましょう。

車のフロントガラスがヒビ割れする原因

車のフロントガラスがヒビ割れする原因と対処方法

フロントガラスのヒビ割れには主に4つの原因があります。それぞれの原因について紹介していきます。

飛び石によるヒビ

フロントガラスにヒビが入る原因の中でも最も多いのが飛びです。

特に高速道路や幹線道路など、スピードが出るところでは小石を巻き上げやすいので被害を受ける可能性が高いでしょう。

飛び石を完全に防ぐことは難しいですが、前車との車間距離を十分に取るなどの対策をしてみても良いかもしれません。

温度差によるヒビ

温度差によるヒビ割れも注意が必要です。たとえば、気温が高い夏に洗車をしようと水をかけたらフロントガラスにヒビが入ってしまったということも少なくありません。

日中は太陽の光でフロントガラスが高温になっています。そこに冷たい水をかけるとガラスの表面温度が急激に下がり、伸縮してヒビが入ってしまのです。

そのため、夏場の洗車にはぬるま湯を使用するか、朝方や夕方など涼しい時間帯に洗車するのが良いでしょう。

冬になるとフロントガラスに雪が積もっていたり、表面が凍っていたりすることを経験したことがあるかもしれませんが、その時にお湯をかけるのは絶対にやめましょう。
フロントガラスが凍ってしまった場合はスクレーパーなどで削り落とすか、解氷スプレーの使用をおすすめします。

洗車によるヒビ

洗車によってヒビが入ることもあります。

手がすべってワイパーを勢いよく戻してしまう衝撃でヒビが入ってしまうかもしれません。さらに、洗車機のブラシでヒビが入ってしまう可能性もゼロではないでしょう。

天候不良によるヒビ

雹(ひょう)や霰(あられ)の影響でヒビが入ってしまうこともあります。さらに、台風や強風で飛来物が飛んできた場合もヒビが入ってしまう可能性があるでしょう。

もちろん、天候不良は完全に対策できないので、できるだけ外に出ないなどの可能な限りの注意が必要です。

フロントガラスの飛び石を放置するとどうなる?

フロントガラスの飛び石を放置しても大丈夫?修理料金や方法も解説

飛び石が原因でフロントガラスに傷がついた場合、「小さい傷で目立たないから放っておいても問題ないだろう」と感じている人もいるでしょう。

しゅりくん
しかし、飛び石でついた傷は放置しておくと後々面倒なことに発展する可能性もあります。

では、飛び石でできたフロントガラスの傷を放置するとどうなってしまうのか、次より説明していきます。

サビが発生してしまう

飛び石でできた傷が小さいからといって、そのまま放っておくのは危険といえます。その理由は、その場所からサビが発生する危険性もあるからです。

ガラスに傷が生じると、その箇所はコーティングや塗装が剥げてしまって、無防備な状態になります。何も保護がされていない状態になってしまうので、雨で濡れたりするとそこからサビてしまい、さらにそこからサビが広がることもあるのです。

サビが生じると、見た目も印象も悪くなり、素材の腐食化が進行して故障しやすくなります。

気温変化や風圧でヒビが拡大する

飛び石で小さい傷ができると、そこを拠点として大きな傷に広がる可能性もあります。ガラスの弱点は急激な気温変化です。温度差が急激に変わるとそれに耐えられなくなり、いきなりガラスにヒビが入る・割れてしまうという現象が起きることもあります。

季節の変わり目に急激な気温変化が起きると、フロントガラスの小さい傷から急に大きな損傷に発展する可能性もあるのです。

また、小さい傷が春一番などの強風や振動を浴びて、そのショックで傷が広がるということもあります。早めに修復していればそのような被害は起きませんが、傷を放置しているとこのような大きな損傷が起きるかもしれません。

傷があると車検に通らないことも

傷を放置していると、車検に通らなくなり、公道を走行できなくなる可能性あります。車検では「フロントガラスに◯cm以上の傷があると車検に通らない」というはっきりとした決まりはありません。

しかし、車検に通らない確率は決してゼロではないので、放置していると危険です。

フロントガラスの飛び石による傷を修理で直す方法

フロントガラスの傷の修復は、時間がない場合は応急処置でも仕方ないですが、なるべく早く本格的な修理をしなくてはいけません。では、飛び石の傷をしっかりと修理するにはどのような方法があるのか、その方法は次の2点です。

自分で修復できる傷

自分で修理をしたい場合、各メーカーから修理専用のリペアキットが販売されているので、それを使用するといいでしょう。どのキットも必要アイテムがひと通り揃っているので、自分で道具を揃える必要はありません。説明書通りにリペア作業を進めれば誰でも簡単に修理可能です。

しゅりくん
安いものなら、1,000円以内のリペアキットもあるので、安く済ませたい人にはおすすめです。

プロに依頼した方が良い傷

手先の器用さに自信がない人、自分で修理作業をするのが面倒・時間がない人は、プロの専門業者にお願いする方法がおすすめです。またあまりにも大きな傷の場合も、プロにお願いするのが無難といえるでしょう。

その道のプロに頼めば、確かなスキルと知識で正確に修理してくれます。自分でやるより費用はかかりますが、すべてお任せなので手間がかかりません。

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フロントガラスの飛び石の修理費用はどのくらい?

フロントガラスの飛び石を放置しても大丈夫?修理料金や方法も解説

 

飛び石でフロントガラスに傷ができた場合、それを修理する費用はいくらほどの料金になるのでしょうか。料金の相場、安く済ませるコツについて以下より説明しましょう。

傷の大きさで費用は異なる

修理費用は、傷の大小によって変化します。専門業者に支払う修理費用は以下の料金が相場です。

  • 小さい傷の場合:1〜3万円
  • 大きい傷の場合(フロントガラス交換):3〜9万円

業者への依頼は決して安いとはいえない金額になりますが、確実に修復してくれるので、決して無駄な出費ではないでしょう。

複数の業者に見積もりを依頼する

業者への修理費用を少しでも安くしたい人におすすめなのが、複数の業者へ見積もりをお願いすることです。

見積もりに関してはどこの業者も基本的に無料で受け付けています。業者のなかには、公式サイト上に必要事項を入力するだけで、簡単に見積もり料金が出せるところもあるので、どんどん利用しましょう。

複数の業者に見積もりを出してもらい、それを並列に並べれば大体の相場がわかり、どの業者が安い料金設定をしているかもひと目でわかります。

ただし、他の業者と比べてあからさまに格安な料金設定をしているところは、サービスが雑、後になって手数料を請求してくる、といったパターンの悪徳業者である可能性もあるので、注意しましょう。

フロントガラスのヒビ割れに保険は適応される?

フロントガラスのヒビ割れには保険を使うことができます。ヒビ割れを修理するといっても、急な出費となってしまうので保険の利用も検討したいですよね。

ただ、保険利用にはいくつかの注意点があるので、注意点を理解して保険を使うか決めることをおすすめします。

自然災害の際は要注意

フロントガラスのヒビ割れには保険を使って修理や交換が可能です。しかし、自然災害の影響でヒビが入った場合は保険の対象にはならないケースあります。

契約内容によって対象範囲は異なりますが、一般的には台風や強風、大雨や洪水などの自然災害については保険対象範囲となります。

しかし、地震や津波(地震が原因)によってフロントガラスが割れてしまった場合、保険の対象とならないことがほとんどなのです。

保険を利用する場合は保険会社に対象かどうかを確認しておいたほうが良いでしょう。

車両保険を使う時の注意点

車両保険を使うことで自己負担なし、もしくは自己負担を軽減してフロントガラスの修理や交換を行えます。ただ、一度車両保険を使用すると翌年度からの保険等級が下がってしまいます。

つまり、翌年度から保険料が高くなってしまう可能性があるのです。

したがって、保険の利用を検討する場合はヒビ割れの修理代と保険料アップ分との差額を比較することがポイントです。

保険料の差額については、加入の保険会社や代理店に確認すると教えてもらうことができるため、一度問い合わせてみてください。

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まとめ

飛び石による損傷は突発的に起こるものなので、適当に応急処置だけしてそのまま、あるいは傷自体を何もせずに放置という処理をする人もいるでしょう。

しかし、小さい傷であっても、そのまま放置していると大きな損傷に発展して大きな事故につながる危険性もあります。

今回のこの記事を参考にして、放置した場合の危険性、傷の処理の仕方、修理にかかる費用などの情報を頭に入れてくれたら幸いです。

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