所有しているフィットハイブリッドがバッテリー上がりが起きてしまってエンジンがかからなくなった場合、何が原因なのでしょうか。
この記事では、フィットハイブリッドのバッテリー上がりの原因や解決方法などについて解説しています。是非参考にしてみてください。
フィットハイブリッドのバッテリー上がりを解決する対処法は3つ
バッテリー上がりが起きてしまった場合、早急に充電しなくてはいけません。その方法は次の3つです。
ジャンプスターターを使った方法
バッテリーが上がった状態を復旧させることをジャンプスタートといいます。
ジャンプスタートを自分でやるための機器がジャンプスターターです。
この機器は専門業者やネットで購入が可能で、3,000円〜1万6,000円台が相場といわれています。
①フィットハイブリッドのボンネットを開ける
②ジャンプスターターとバッテリーの接続
ジャンプスターターの赤色のケーブルをバッテリーのプラス端子、ジャンプスターターの黒色ケーブルをバッテリーのマイナス端子という順番でつなげる
③このまま10分ほど放置
④フィットハイブリッドのエンジンをかける
⑤かかったらケーブルを黒色→赤色の順番で取り外す
⑥この状態だとまだ充電は十分ではないので、フィットハイブリッドを30分〜1時間ほど走行して、バッテリの充電を満タンにしましょう。
救援車とするジャンプスタート
フィットハイブリッドと他の車をブースターケーブルというケーブルで接続して、バッテリーを充電させるという方法もあります。
フィットのバッテリーは12Vなので、同じ12Vの普通乗用車を救援車として用意することが必要です。
ブースターケーブルは、専門業者やネットで1,000円〜4,000円ほどで購入できます。
エンジンをかけられるほどの電力が回復するには、5分ほどかかります。
ロードサービスや救援業者に依頼
自分でやるのに自信がない場合は、ロードサービスや救援業者にお願いすれば、確実にバッテリー上がりを解消できます。
ロードサービスの種類は、自動車保険に付帯しているタイプ、民間タイプなどです。
民間タイプはJAF(日本自動車連盟)やJRSがあり、会員になっていれば無料でバッテリー充電をしてくれます。
非会員の場合は1万円~1万2,880円かかります。
自動車保険の付帯サービスだと1万〜1万5,000円が相場です。
救援業者だと業者ごとに料金は異なりますが、
110番だと税抜き8,890円です。
フィットハイブリッドのバッテリー上がりを救援車ジャンプスタートで解決する方法
ジャンプスタートを自分で行うには、その手順をしっかりと知っておくことが重要です。
バッテリー上がりをジャンプスタートで解決するためのいくつかの必要事項を、次より紹介しましょう。
ブースターケーブルのつなぎ方
ブースターケーブルの接続は、決まった順番があります。
これを間違えると火花が散ったり感電したりすることも引き起こすことがあるので、順番をしっかりと行うことが大事です。
〈ブースターケーブルをつなげる箇所と順番〉
- 赤色のケーブルをフィットハイブリッドのバッテリープラス端子に接続
- 赤色のケーブルを救援車のバッテリープラス端子に接続
- 黒色のケーブルを救援車のマイナス端子に接続
- 黒色のケーブルをフィットハイブリッド・エンジンの金属部分に接続
この順番で接続が終わったら救援車のエンジンをかけて5分ほど待ちます。
5分が経過したらフィットのエンジンをかけて、かかったら成功です。
そのあとは接続した逆の順番で取り外します。
取り外しが終わったらバッテリー充電を満タンにするために、フィットハイブリッドを30分〜1時間ほど走らせて充電を満タンにしましょう。
ハイブリッド車のバッテリーで知っておくべきこと
フィットハイブリッドのようなハイブリッド車は、救援を受けることはできますが、その逆に救援車になることは不可能といわれています。
ハイブリッド車のエンジンルームには救援専用の端子があり、これは他の車から電気を受け取ることは可能ですが、放出することはできません。
そのためフィットハイブリッドへの救援車は同じハイブリッド車ではなく、ガソリン車でなくてはいけないといわれています。
ハイブリッド車のバッテリーは2つある
ハイブリッド車には、2種類のバッテリーがあります。
それは駆動用バッテリーと補器バッテリーです。
駆除用は車そのものを走行するために必要なもので、補器バッテリーはガソリン車と同様の機能を持っています。
そして、駆除用は200V、補器バッテリーは12Vなので、ハイブリッド車にジャンプスタートをするには、同じ12vのバッテリーを搭載した救援車がハイブリッド車の補器バッテリーのほうへ接続しなければいけません。
ハイブリッド車からガソリン車への充電について
先述した通り、フィットハイブリッとのようなハイブリッド車は、救援を受けることはできても、救援はできないといわれています。
しかし、これは車業界すべての見解というわけではなく、メーカーによって認識が異なっているのが、車業界の現状です。
フィットハイブリッドだけでいえば、救援車としての利用しても、特に不具合は発生していません。
ただし、ホンダ以外のメーカーは特にハイブリッド車を救援車として使うことを推奨しているわけではないので、ハイブリッド車への救援はガソリン車を選ぶのが無難といえるでしょう。
フィットハイブリッドのバッテリー上がりが発生する原因
バッテリー上がりの原因を知っておけば、何かあったときにも慌てずにすみます。
次よりフィットハイブリッドのバッテリー上がりが起きる4つの原因について説明します。
ライトをつけっぱなしにするとフィットハイブリッドのバッテリ上がりは発生
車内のライトをつけっぱなしにすると、バッテリーの電力を消耗してバッテリーが上がってしまいます。
エンジンを消した状態でライトの付けっぱなしを1日中続けると、それだけでバッテリーが上がりエンジンがつかなくなるので、注意しなければいけません。
長期間運転していないフィットハイブリッドはバッテリー上がりの可能性有り
走行する頻度が少ないと、運転するときに充電するバッテリーも充電されないので、バッテリー上がりが起きます。
運転していない間もバッテリーは放電を続けるので、充電されずにただ放電するだけのバッテリーは、バッテリー上がりを起こしてしまいます。
バッテリーを満タンにするには、1週間に1度、30分〜1時間ほどの運転が必要です。
フィットハイブリッドは急激な温度変化がバッテリー上がりの原因に
バッテリーは、走行中に内部で起きる化学反応によって充電や放電が起きる仕組みです。
しかし、夏から秋、秋から冬という季節の変わり目は、急激な温度変化があるため移行する化学反応の発生が起きにくくなります。
それにより充電が不完全になって、バッテリー上がりが起きるパターンもあります。
バッテリー上がりにつながるフィットハイブリッドのバッテリー寿命
何年も乗車しているとバッテリーが劣化してきて、十分に走行していても充電しにくくなり、それによりバッテリーが上がりやすくなります。
バッテリーの寿命は2年から4年ほどなので、それくらい経過してバッテリー上がりが起きる場合、バッテリーは寿命を迎えているといってもいいでしょう。
フィットハイブリッドのバッテリー上がりは車のマークでわかる
バッテリー上がりは計器に表示される警告灯で知ることもできます。
警告灯の種類などについて、次より説明しましょう。
フィットハイブリッドのバッテリー上がりを知らせる警告灯の意味
バッテリー上がりの警告灯は「12Vバッテリー充電警告灯」で知らせてくれます。
これが点灯してると、充電が不十分という意味です。
また、ライト使用のスイッチを入れているのに「ハイビーム表示灯」や「ライト点灯表示灯」がついていないと、充電不足の可能性もあります。
警告灯が付いたからといってすぐに走行を止める必要はありませんが、なるべく早めに安全な場所へ停車するのがおすすめです。
まとめ
フィットハイブリッドなどのハイブリッドは、高性能のためバッテリー上がりはないと思われてますが、他の車と同じくバッテリー上がりをする車種です。
バッテリー上がりの原因と解決策をしっかりと頭に入れておきましょう。