ちょっとした油断から、車をぶつけてしまい、バンパーが外れる(外れかけ)になってしまうことがあります。
バンパーが外れた状態では、そのまま脱落してしまったり、内部から部品が脱落する可能性も。安心安全な運転のために、放置せずに修理業者に見てもらうのがお勧めです。
この記事では、バンパーが外れた時の修理代の目安、緊急時の対処法について解説します。
走行に危険を感じたら迷わずにJAF(日本自動車連盟)に連絡をしましょう。命に関わることなので慎重に行動をしてください。
バンパーが外れている状態の危険性
バンパーが完全に外れて脱落してしまった場合、タイヤがバンパーを巻き込んでしまい、ハンドルが効かなくなる怖れがあります。
また、ハンドルが効かなくなると、ブレーキも効きにくくなり、大きな事故に繋がる可能性も。
自分だけの問題でなく、後続車も巻き込む事故に繋がることもあります。
バンパーが外れた時の応急処置
バンパーが外れた時の応急処置について解説。※あくまでも応急処置になります。その後は、修理業者に見てもらってください。
粘着テープで補強する
見た目は悪くなりますが、安全性の方が重要です。応急処置として、粘着テープで補強して、バンパーが脱落する可能性が防ぐことができます。ネット通販では専用の粘着テープも販売されています。
バンパーを押し込む
バンパーとボディ部分を接続する「クリップ」と呼ばれる部品があります。これに上手く当て込むことで、バンパーが固定されます。
クリップの向きに注意しながら、上方向に押し込んで強く押し込んでみてください。クリップにハマると、ズレが解消されます。
バンパーが外れた時の修理代(相場価格)
応急処置が終わったら、次に気になるのはお金。修理代はいくらかかるのか気になると思います。
バンパーは事故でぶつかった時の衝撃を吸収するために、柔らかく弾力性の強い素材で作られています。
小さな衝撃でも歪んだり戻ったりするので、見た目では分からない損傷が残っていることがあります。以下では修理と交換について説明します。
激しい損傷・割れの場合は交換
まず、激しい損傷や割れている場合は、修理ではなく交換になります。
また、バンパーとボディを接続する「クリップ」が破損しても、交換になる可能性が高くなります。その場合も、上記の記事を参考にしてください。
わずかに外れている・ズレている程度なら修理代は安い
バンパーの外れ(ズレ)を直すだけならば、修理代はそこまで高くならない場合が多いのでご安心ください。
ディーラーや修理業者に依頼しても、0円〜5000円程度。数千円程度の出費になります。
ただし、目視では分からない損傷があると想定よりも修理代が高くなることもあるので、プロに見てもらって判断しましょう。
自己判断は危険。必ずプロのチェックを
繰り返しにはなりますが、素人目線での判断だけでは危険があります。外装部分に問題がなくても、内部の状態はどうなっているか分かりません。
バンパーが脱落すると、大きな事故に繋がる可能性があるので、プロの目線から状態を確認してください。
まとめ
パンパーがわずかに外れている・外れかけの状態なら、修理代は5000円程度になり安く済みます。
しかし、交換となると数万円単位になります。交換費用の詳細についてはこちらの記事を確認してください。
応急処置としては、粘着テープで補強する。もしくはバンパーを上方向に押し上げてクリップに入れ込むこと。
その後はバンパーが脱落する危険性もあるため、修理工場に必ず持ち込んで見てもらいましょう。