アクアなどのハイブリット車は、ほかの車と違いバッテリー上がりなんて関係ないと思っていませんか?
実はアクアでも同じようにバッテリー上がりはおこるのです。
どういった時にバッテリー上がりになるのか、その解決法について解説しておりますので、ぜひ参考にしてください。
アクアのバッテリー上がりを解決する3つの対処法
では、実際にアクアがバッテリー上がりになった場合、どのような対処法があるのでしょうか。
1人でできるジャンプスターターを使った方法
携帯用のシャンプスターターをもっている場合、人の助けを求めずにエンジンを始動することが出来ます。
カーショップやネットなどで簡単に手に入るので、いざという時に慌てないためにも常備しておくと良いでしょう。
ただし、ジャンプスターター使い方を間違えると余計に悪化するなど危険もあるので、慣れていない人には使用をおすすめできません。
救援車を呼ぶジャンプスタート
ジャンプスターターが無い場合には、救助車に来てもらってエンジンを始動(ジャンプスタート)させる方法があります。
ただし、高速道路や、車幅が狭く安全とは言い切れないような場所では、カーバッテリー110番やJAF(日本自動車連盟)に依頼し救援車となってもらうのがお勧めです。
ロードサービスや救援業者に依頼
救助車に依頼出来ない場合や危険な場所ではロードサービスに依頼しましょう。
バッテリー上がり救助専門の「カーバッテリー110番」なら全国どこでも素早く駆けつけてくれます。
お値段は、車にもよりますが、出張費無料で約9千円からです。
また、JAFに加入している場合は無料で依頼することもできます。
ただし、加入していない場合は1万3千円ほどかかるので、電話できちんと確認しておくと安心です。
アクアのバッテリー上がりでジャンプスタートをする時の方法と注意点
アクアには駆動バッテリーと補機バッテリーの二種類のバッテリーがあり、特に駆動バッテリーは高電圧となっているので、絶対に接続しないでください。
また、アクアは他のガソリン車に電気の供給はしてもらえますが、反対にほかのガソリン車に電気の供給をすることが出来ません。
ブースターケーブルのつなぎ方
①バッテリーの赤いプラス端子に赤いケーブルをつなぐ。同様に黒いマイナス端子に黒いケーブルをつなぐ。
②車のエンジンをかける。
③エンジンが始動したら、エンジンスターターのケーブルをすべて外す。
④充電するために1時間以上トラックを走らせて、十分にバッテリーを充電させる。
①バッテリーが上がったアクア側のプラス端子に赤のケーブル、次に救援車のプラス端子に赤のケーブルをつなぐ。
②救援車のマイナス端子に黒いケーブル、次にアクアのマイナス端子に黒いケーブルをつなぐ。
③ケーブルの接続がきちんとできたら、救援車のエンジンをかける。
④救助車のエンジンをかける。
⑤約1分後、バッテリーが上がったトラックのエンジンをかける。
⑥エンジンがかかったら、つないだ時と反対の手順でケーブルを外していく。
⑦充電するために1時間以上車を走らせて、十分にバッテリーを充電させる。
アクアのバッテリーの場所とは
アクアのバッテリーはボンネットではなく、右側の後部座席の下にあります。
シート下のカバークリップを押してカバーを外し、リアシート自体をあげるとバッテリーが出てきます。
ただし、車種や年式によってはバッテリーの位置が変わっていたり、救助用のケーブル端子がボンネットの中に設置されている場合があるので、取扱説明書で確認するようにしてください。
ケーブルをつなぐ時は鍵にも注意
アクアの鍵はすべてスマートキーです。
しかし、バッテリーが上がっている状態ではスマートキーを使うことが出来ません。
せっかく救助車に来てもらっても、ドアやボンネットが開かないことにはバッテリーの充電ができません。
そういった時には慌ててしまいがちですが、実はスマートキーの内側にはメカニカルキーと呼ばれる鍵が内臓されています。
スマートキーについている小さなボタンなどを探し、メカニカルキーを取り出してください。
メカニカルキーをドアのカギ穴に差し込み、ドアを解除します。
アクアでバッテリー上がりになる原因とは
ハイブリッド車は電子制御で走行するために大容量のバッテリーが組み込まれているので、ちょっとしたことでバッテリーが上がるとは考えにくいかもしれません。
しかし、ハイブリッド車でも、ライトの消し忘れや長期間走行しない状態が続いた場合にはバッテリー上がりになります。
実は、アクアには2種類のバッテリーが車載されており、主にエンジンの始動に使われる大容量の「駆動バッテリー」と、車内のルームランプやエアコン、ヘッドライトに使われる「補機バッテリー」があります。
補機バッテリーは普通のガソリン車と同じ12Vのバッテリーで、これがバッテリー上がりの原因となるのです。
アクアは、補機バッテリーからの電気でハイブリット車の電子制御システムが働くため、補機バッテリーが上がると駆動バッテリー自体が動かなくなるのです。
アクアのバッテリー上がりの防止策
エンジンが始動していない状態で電気を使うとバッテリー上がりの原因になります。
ライトのつけっぱなしは危険
車から離れる時はライトの付けっぱなしや半ドアになっていないか必ず確認しましょう。
バッテリーは走行中に電力を蓄電するので、エンジンがかかっていない状態でライトのつけっぱなしは大変危険です。
定期的に運転してバッテリー上がりを予防
長時間車を走らせていないと、バッテリーは自己放電をしてどんどん残量が少なくなっていきます。
用事がない場合でも、こまめに車を運転をしてバッテリーに電力を蓄電しバッテリー上がりを防止しましょう。
メンテナンスでバッテリーの寿命を確認しよう
バッテリーチェッカーなどを使って、こまめにバッテリーの状態をチェックするのもお勧めです。
バッテリーの需要は使い方にもよりますが2年から4年です。
問題が無くても3年経ったら取りかえるなど、こまめなメンテナンスがバッテリー上がりによるトラブルを防ぎます。
バッテリー上がりは車のマークでわかる?
アクアにはメインディスプレイにバッテリーの電池残量が表示されます。
アクアのバッテリー上がりを知らせる警告灯との意味
アクアのメインディスプレイに表示されるバッテリーの警告灯は駆動バッテリーのみです。
これは、ハイブリッド車のシステムに関わることなので、警告が出たらすぐに修理工場かディーラーへ持ち込みましょう。
バッテリー上がりを引き起こす補機バッテリーは表示されませんので、バッテリー上がりに注意が必要です。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
アクアはハイブリッドカーですが、ガソリン車と同じようなことでバッテリー上がりになります。
いざという時に大事にならないように、常に充電を忘れずに、こまめなメンテナンスをして快適なドライブを楽しみましょう。