車でスマホが充電できない原因とは?主な理由4選とその対策を徹底解説

「車でスマホが充電できない」
「充電できない原因ってなに?」
「対策方法や未然に防ぐ方法は?」

上記のようにお考えではありませんか?

車内でのスマホ充電は、長距離ドライブや日常の外出で欠かせないものです。しかし、いつも通り充電しているのに、急に充電ができなくなるといった問題を経験された方は少なくないでしょう。

本記事では、下記内容について徹底解説します。

・スマホが車で充電できない原因・対策4選
・車内のスマホ充電トラブルを未然に防ぐ方法
・充電する際の注意点

この記事を読めば、突然の充電トラブルにも冷静に対処できるようになります。

目次

スマホが車で充電できない原因・対策4選

車でスマホが充電できなくなる原因は様々です。ここでは、その主な4つの原因を詳しく解説します。それぞれの対策方法も併せて紹介するので、ぜひ参考にしてください。

主な原因は下記になります。

・シガーソケット(USBポート)の故障
・スマホの故障(接触不良)
・充電ケーブルの劣化
・カーチャージャーの故障

シガーソケット(USBポート)の故障

シガーソケットの画像です。摩耗やほこりの蓄積でシガーソケットが故障します。

シガーソケットやUSBポートが故障すると、車内でカーチャージャーを使用してスマホを充電できなくなる場合があります。

故障の主な原因の一つとして、ヒューズ切れが考えられます。ヒューズが切れると電力供給が遮断され、シガーソケットやUSBポートへの給電ができなくなります。

まずは、車の取扱説明書を参照し、ヒューズボックスの位置を確認しましょう。ヒューズが断線していないかを確認することで、問題の有無を判断できます。

ヒューズ切れの確認や交換作業が難しい場合は、カー用品店やディーラーに依頼するのが賢明です。

一方で、ヒューズに異常がない場合、カーチャージャーが走行中の振動で抜けている可能性があります。接続が緩むと充電が中断されるため、カーチャージャーの金属部分に汚れが付着していないか確認しましょう。

対策方法
・ヒューズを交換する(自分でできない場合は、業者やディーラーに依頼する)
・シガーソケット内部に埃やゴミが溜まっている場合は、綿棒等を使って清掃する

スマホの故障(接触不良)

スマホとの接触不良を表している画像です。スマホとの接続が悪いと接続できません。

スマホ本体の接触不良も、充電できない原因となる場合があります。その接触不良には2つの要因があります。

1点目は、非正規品のケーブルを使用して頻繁にシガーソケットから充電すると、スマホの故障リスクを高めます。MFi認証がない非正規品のケーブルや質の低いケーブルを使用すると、電圧が不安定になり、高圧電流がスマホに流れることがあります。

このような不安定な電流は、スマホの基板をショートさせたり、コネクタの端子を傷つけたりする可能性があります。結果として、スマホが充電できなくなったり、接触不良が発生したりするケースが増加します。

2つ目は、充電口の汚れや異物の詰まりです。充電口内部にホコリや異物が詰まると、ケーブルと端子が正しく接触しなくなり、充電が断続的になったり完全にできなくなったりします。

詰まりの確認方法として、充電口を目視で確認したり、ケーブルを別のスマホで接続して正常に機能するか確認すると良いでしょう。また、詰まりは綿棒や充電口専用の掃除道具を使って対策しましょう。

【対策方法】
・正規品のケーブルを使用する(純正もしくはMFi認証商品)
・綿棒や専用の掃除道具を使って充電口を清掃する

充電ケーブルの劣化

充電ケーブルの劣化を表す画像になります。一見普通でも内部が断線している可能性があります。

充電ケーブルの劣化は、車内でスマホが充電できなくなる原因の一つです。

見た目に異常がなくても、配線カバー内でケーブルが断線している可能性があるため、注意が必要です。断線が起こると電気の流れが妨げられ、充電が正常に行えなくなります。

特に、コネクタ部分は充電時の頻繁な抜き差しによって摩耗しやすく、劣化しやすい箇所です。繰り返しの使用によって内部の配線が断線したり、接続部分が緩む恐れがあります。

充電ケーブルをよく観察し、外皮に亀裂や裂け目、変形がないかを確認しましょう。外見に異常がある場合や、断線の疑いがある場合は、新しい充電ケーブルを購入することをおすすめします。その際は、必ず純正品やMFi認証のあるケーブルを選びましょう。

対策方法
・新しいケーブルを購入(純正品もしくはMFi認証商品)

カーチャージャーの故障

カーチャージャーの画像です。これまでご紹介した原因が当てはまらない場合、カーチャージャーに原因がある可能性があります。

これまでご紹介した原因が該当しない場合、カーチャージャー自体の故障が考えられます。

カーチャージャーの故障原因には、長期間の使用によって内部にホコリが侵入し、基板回路やコンデンサが故障する可能性が挙げられます。ホコリが蓄積することで、電気回路が正常に機能しなくなり、故障を引き起こすリスクが高まります。

また、車両ごとの電圧仕様の違いにも注意が必要です。例えば、トラックのバッテリー電圧は24Vであるのに対し、乗用車は12Vが一般的です。この電圧の違いに対応していないカーチャージャーを誤って使用すると、耐圧不足で部品が破損する恐れがあります。

さらに、純正品以外のカーチャージャーを使用する際の相性も考慮する必要があります。シガーソケットに挿入した際、接続が不安定で少し動かすだけで接触が途切れる場合、走行中の振動で電源がオフになる可能性が高いです。

対策】
・新しいカーチャージャーを購入する

対策方法としては、新しいカーチャージャーを購入するのが最も効果的です。もしこれを機に新しいカーチャージャーを購入される方は、下記記事を参考にしてください。

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車内のスマホ充電トラブルを未然に防ぐ方法

車内のスマホ充電トラブルは未然に防ぐことが可能です。下記2点を実践し、機器の故障を避けましょう。

・定期的な清掃
・正規品を使う

まず、シガーソケット(USBポート)やスマホの充電口を定期的に掃除することが重要です。これらの接続部分には、使用を重ねるうちにホコリやゴミが蓄積しやすく、それが接触不良を引き起こす原因となります。綿棒や充電口専用の掃除道具を使ってこまめに清掃しましょう。

また、日頃から充電ケーブルは純正品やMFi認証の商品を使用するように徹底しましょう。非正規品や安価な製品は、スマホの基盤や充電端子を傷付ける恐れがあるためです。正規品を使用することで、接続不良や過電流によるカーチャージャーの故障を未然に防ぐことができます。

「定期的な清掃」と「正規品を使う」を徹底し、車内におけるスマホ充電トラブルを未然に防ぎましょう。

シガーソケット(USBポート)の修理・交換にかかる費用

ヒューズの画像です。ヒューズ自体は数百円で入手可能です。

シガーソケット(USBポート)が故障していると特定し、業者に修理や交換を依頼する際、具体的な費用がどの程度かかるか気になりますよね。ここでは、修理と交換のケースに分けて費用の目安をご紹介します。

【修理】
費用目安:ヒューズ代と作業代含めて1,000円程度
対応業者:カー用品店・ディーラー・自動車修理工場
時間:30分程度

【交換】
費用目安:15,000~20,000円
対応業者:ディーラー・自動車修理工場
時間:1時間程度
※車種や作業時間で金額が変動

まず、修理は比較的安価で済みます。部品(ヒューズ)自体はカー用品店で入手可能なため、その場で入れ替えを依頼すれば、短時間かつ安価に修理が可能です。

一方、シガーソケット(USBポート)から給電されない原因がヒューズ切れではなく、配線のショートや断線による場合は、部品の交換が必要になります。このような場合、交換費用は15,000〜20,000円と高額になります。

ヒューズを交換するだけならカー用品店で対応が可能ですが、「なぜヒューズが切れてしまったのか」といった根本的な原因を追及するには、ディーラーや自動車修理工場に依頼する必要があります。

特に、配線のショートが原因でヒューズが切れた場合、最悪車両火災につながる恐れがあります。異変が見られた際には、安全のためにも一度ディーラー等の専門業者に相談するのが賢明です。

充電する際の注意点

車でスマホを充電する際は、以下の点に注意しましょう。故障のリスクを理解し、シガーソケットを正しく使用することが大切です。

・エンジンが停止時、ソケットを長時間使用しない

エンジンが停止時、ソケットを長時間使用しない

エンジンを切った状態でも、カーチャージャーを挿しっぱなしにするとバッテリーが上がる恐れがあります。

多くの新型車では、シガーソケットがアクセサリー電源(ACC)と連動しており、キーを抜くと電源が供給されなくなります。

一方、古い車種や一部の輸入車では、エンジンを切った後もシガーソケットへの電源供給が続く場合があります。そのため、カーチャージャーを挿したままにすると、バッテリーから徐々に電力が消費され、最悪バッテリーが上がる恐れがあります。

スマホをカーチャージャーで正しく充電するためにも、これらの点に十分注意しましょう。

ルーミー(トヨタ)の取り扱い説明書

おすすめのカーチャージャー

カーチャージャーを買い替える際は、質の良い商品を選びたいものです。しかし、種類が豊富で迷ってしまうこともあるでしょう。

そこで、ここで紹介するカーチャージャーを選べば、失敗する心配はありません。

おすすめのカーチャージャーは下記にまとめておりますので、興味がある方は参考にしてください。

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ポートタイプなら「323 Car Charger」がおすすめ

Ankerが提供する「323 Car Charger」は、コンパクトながら優れた充電性能を誇るカーチャージャーです。手のひらサイズの小型設計でありながら、高速充電に対応しており、約30分でバッテリーを50%まで回復させることが可能です。

また、USBポートを2つ搭載しているため、複数のデバイスを同時に充電できるのも魅力的です。同乗者のスマートフォンやタブレットも一緒に充電でき、非常に便利です。さらに、エンジンをかけると本体周囲がライトで点灯するため、夜間でもポートが見つけやすく、使い勝手が良いです。

Ankerならではの高品質な設計と信頼性も大きな特長で、安心して選べる一品です。

概要
ブランド Anker
価格(税込) 2,990円
最大出力 合計52.5W
対応電圧 12V
ポート数 2口

ワイヤレスタイプなら「車載ワイヤレス充電器 | wx-uj2-4951」がおすすめ

IMDEN CHARGEの「車載ワイヤレス充電器 | wx-uj2-4951」は、優れた機能性と汎用性を兼ね備えた車載用充電ホルダーです。

この製品は「ダッシュボード」や「エアコン吹き出し口」に取り付け可能で、さまざまな車種に対応します。また、厚みのあるスマホケースを装着したままでも使用できるため、ケースを外す手間がなく利便性が高いのも特長です。

充電機能はワイヤレス充電規格「Qi」に対応し、最大15Wの急速充電が可能です。ナビアプリや音楽再生などでバッテリー消耗が激しい場合でも、長時間の運転中に安心して使用できます。

さらに、自動開閉機能を備えたスマホホルダーを採用し、スマートフォンの取り付けがワンタッチで簡単にできます。しっかりと固定される構造のため、走行中の振動によるズレや落下も防止でき、安全性も高いです。

充電性能、取り付けの簡便さ、操作性のいずれをとっても優れているため、日常使いにおすすめなワイヤレスカーチャージャーとしておすすめです。

概要
ブランド IMDEN CHARGE
価格 3,599円
設置可能な場所 ダッシュボードの上エアコンの吹き出し口
スマホ固定方法 自動開閉
ワイヤレス充電 可能
端末の最大対応サイズ 7インチ
取り付け可能な端末の厚さ ~10mm
取り付け可能な端末の幅 55~95mm

まとめ

本記事では、車でスマホが充電できない原因と対策方法を詳しく解説しました。

充電ができない場合は、下記4つの原因が考えられます。

・シガーソケット(USBポート)の故障
・スマホの故障(接触不良)
・充電ケーブルの劣化
・カーチャージャーの故障

ご自身の状況と照らし合わせて、充電できない原因を特定し、記事でご紹介した対策を講じてみましょう。

今回ご紹介した、車でスマホが充電できない原因や対策、そして未然に防ぐ方法を参考に、快適で満足のいくカーライフを楽しみましょう。

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