車のフロントガラス凍結時にお湯をかけるのは危険!安全な氷の溶かし方とは

    車のフロントガラス凍結時にお湯をかけるのは危険!安全な氷の解決方法とは

    冬になると、車のフロントガラスが凍結しやすくなり、運転前の視界確保が課題となります。

    朝出かけようと思っていたら凍っていてすぐに出発できない・・・こんな経験を持っている方もいるはずです。

    本記事では、凍結の原因とすぐにできる対処法、日頃からできる予防策を解説します。困った時の解決策から、そもそも凍結させないための対策まで、冬のカーライフを応援します。

    \雪や霜が手につかない!/

    アイススクレーパー アイススクレーパー

    目次

    フロントガラスの凍結を早く溶かす方法

    フロントガラスが凍結した時に早く溶かす4つの方法について解説します。

    ①アイススクレーパーで削る

    アイススクレーパーをフロントガラスに当て、氷を削る方法があります。

    ゴム素材のヘラでフロントガラスの雪や霜を落とすことができます。

    力を入れてこするとガラスを傷つける可能性があるため、慎重に作業しましょう。

    フロントガラスが凍るほど寒い日には手もかじかんでうまく作業できないかもしれません。

    スクレーパーなら手袋型がおすすめ

    アイススクレーパーを使用するなら手袋付きタイプがおすすめです。

    これまで販売されているものは作業する時に手がかじかむ商品が多く、霜や雪が手に付着してしまったなんて経験もあるかもしれません。

    そんな苦悩があった方におすすめしたいのが、裏起毛手袋にハケが付いているアイススクレーパーです。

    早朝や仕事帰りの夜など特に気温が低い時間に使う時に、少しでも不快感を軽減していただけます。

    ②解氷スプレーを使う

    フロントガラスに解氷スプレーをまんべんなく吹きかけます。

    数分待つと氷が溶け始めます。溶け残った氷は、ワイパーで拭き取ります。

    スプレーによっては、ガラスや塗装を傷める可能性があります。手軽で即効性が高いため、忙しい朝におすすめ!

    ③ぬるま湯をかける

    40℃程度のぬるま湯を用意し、フロントガラス全体に、ゆっくりとぬるま湯をかけます。

    熱湯をかけると急激な温度変化でガラスが割れる危険があるため、40℃以下のぬるま湯を使うのがおすすめです。50℃以上のお湯には注意しましょう。

    ④エアコンのデフロスターで温める

    エンジンが温まるまで時間がかかりますが、内側から温める安全な方法です。

    1.エンジンをかけて暖房モード(最大温度)に設定する
    2.デフロスター(フロントガラスの送風モード)をONにする
    3.風量を最大にしてフロントガラスに温風を当てる
    4.数分間待つと氷が徐々に溶ける

    外気導入モードにすると、より効果的に温めることができます。

    フロントガラスの凍結の原因とメカニズム

    フロントガラスが凍結する主な原因は「放射冷却」です。放射冷却とは、地表や物体が熱を奪われて大幅に冷える現象です。

    夜間や早朝に地表の熱が宇宙へ放出されることで、フロントガラスの温度が大幅に低下し、空気中の水分が氷結します。

    特に以下の天候の時に凍結しやすいです。

    ・晴れた無風の夜
    ・水分が多い
    ・冷え込む冬の朝

    晴れた日に雲がないと熱が逃げやすく、逆に水分が多いと霜や氷がつきやすくなってしまいます。

    空気中の水分がガラス表面で冷やされ、結露した後に氷となって凍結します。

    フロントガラスの凍結を防ぐ4つの方法

    フロントガラスの凍結は、事前の対策を行うことで予防することができます。

    ①撥水コーティングをする

    フロントガラスに撥水コーティングを塗布すると、水滴が凍りにくくなります。

    市販のコーティング剤・撥水剤を塗ることで水滴が薄く膜を作り、凍りつきにくくなります。

    施工前にガラスの汚れをしっかり落としておくと効果が長持ちしやすいです。

    ②フロントガラスカバーをかぶせる

    凍結防止できるフロントガラス専用カバーやシートをかけておくと、霜や氷の付着を防ぐことができます。

    カバーをかけることでフロントガラスの冷気から守り、直接の凍結を防ぎます。

    フロントガラス用のカバーを持っていない場合は、毛布などでも代用可能です。

    ワイパーを立てておくと、ワイパーゴムの凍結も防げます。

    ③車を屋根のある場所に駐車する

    屋根付きのガレージやカーポートに駐車しておくと、フロントガラスの冷え込みを防げる可能性があります。

    屋根がない場合は、建物の壁際や風の影響を受けにくい場所に停めるのも効果的です。

    ②のカバーをかけておくと、さらに凍結を予防することができます。

    ④凍結防止タイプの解氷スプレーをかけておく

    凍結防止タイプの解氷スプレーを前日の夜など事前に吹きかけておくと、朝の凍結を予防できます。

    解氷スプレーを持っていない場合は、水とアルコール(2:1)を混ぜたものでも代用可能です。

    フロントガラス凍結でやってはいけないNG行為と注意点

    フロントガラスの凍結を解消しようとしたとき、間違った方法でガラスを決めたり、事故の原因になることがあります。以下の内容には注意しましょう。

    ① 40度以上の熱湯をかける

    ❌ 急激な温度変化により、ガラスがひび割れるリスクがあります。

    ガラスは温度変化に弱いため、特に寒冷時に熱湯をかけると膨張・限界が激しくなり、破損の原因になります。
    40℃程度のぬるま湯ならOKですが、高温は危険です。

    ② 無理にワイパーを動かす

    ❌ ワイパーゴムが凍り付いて売れることがあるためです。

    ワイパーがフロントガラスに張り付いた状態で動くと、ゴムが破損し、傷や視界不良の原因に。モーターにも負担がかかり、故障のリスクが高まります。

    エンジンをかけて暖房で温めてから動かす・ワイパーを立てて凍結を防ぐなどが必要です。

    ③ フロントガラスの氷をたたいて割る

    ❌ガラスに傷やひび割れができてしまう可能性があります。

    力任せに氷を割ると、ガラスに小さな傷が付き、ヒビが広がる原因に。
    特に金属製のスコップや硬いヘラを使うと、傷つきやすいので注意が必要です。

    スクレーパー(氷削り)やスノーブラシを使って、やさしく削るのがポイントです。

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    ドアが凍ったとき無理に開ける

    ❌ ゴムパッキンが切れたり、破損する可能性があります。

    無理に開けると、ドアのゴムパッキンがちぎれることがある。
    ハンドルドアの可動部分が凍結している場合、無理に動いたり内部の部品が破損したりすることもあります。

    ⑤ アルコール度数の高い液体を直接かける

    ❌ 理由:塗装やゴム部分を傷める恐れがあります。

    高濃度のアルコール(無水エタノールなど)は、ゴムやプラスチックの劣化を早める可能性があります。
    使用する場合は水で希釈し、慎重に使う必要があります。

    まとめ

    凍結の原因とすぐにできる対処法、日頃からできる予防策を解説してきましたがいかがでしたでしょうか。

    フロントガラスの凍結を早く溶かすなら、
    ・デフロスター(安全&安心)
    ・解氷スプレー(即効性◎)
    ・ぬるま湯(40℃以下)

    こちらの方法がおすすめです。

    冬の朝に油断しないために、しっかり準備しておきましょう!

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