自動車のワイパーアームは常に雨や日光を浴びるので、劣化して色あせやすいパーツです。
車をフロントから見た時に、白化しているのが目立ちやすく、ボディやガラスがピカピカでも古臭い印象を与えてしまうことがあります。
ただ、わざわざ取り外して塗装するのは面倒ですよね。
本記事では、白化したワイパーの黒艶を蘇えらせる方法、塗装する手順について解説していきます。ぜひ参考にしてください。
ワイパーアームの塗装をする必要性
まずは、ワイパーアームの役割を解説した上で、塗装をするメリットデメリットについて解説していきます。
ワイパーは雨や直射日光を浴びるので、放っておくとどんどん白化してしまうのです。
ワイパーアームの役割とは
ワイパーはワイパーアームは、車のフロントガラスやリアガラスに付いた雨や汚れなどを拭き取るための重要な役割を担っています。
水滴などを拭き取るワイパーブレードと連動して視界を確保し、安全運転をサポートしています。
ワイパーモーターに繋がっており、雨や日光の影響で劣化・白化してしまうことがあります。
ワイパーアームの塗装をするメリット
ワイパーアームの塗装をするメリットは、主に以下の3点になります。
- 見た目を黒くして良くする
- 錆びるのを防ぐ
- 交換費用を抑えらえる
まずワイパーアームは、直射日光や雨により経年劣化し、どんどん見た目が悪くなってしまいます。放っておくとどんどん色あせてしまうので、メンテナンスした方が良いでしょう。
また、見た目が悪くなるだけでなく、劣化したまま放置すると錆びてしまうこともあります。塗装をすることで表面を保護できるので、サビや腐食を防ぐことができます。
予防のために塗装をしておくのも良いですが、交換と塗装で迷われている場合は、交換するよりも安く済みます。
見た目だけでなく、寿命を伸ばしたり機能の向上も考えられるので、丁寧に作業しておくのがおすすめです。
ワイパーアームの塗装をするデメリット
ワイパーアームの塗装をした方が良い理由について解説しましたが、塗装するのに依頼をすると費用がかかること、自分で塗装をしても手間と時間がかかることがあげられます。
費用面で安くするために自分で塗装しようと思っても、1から道具を揃えたり、作業場所を整えたりなど、どちらも面倒に感じてしまう方もいるでしょう。
ワイパーアームの塗装をする必要性について解説してきましたが、自分でできるならDIY塗装をしたいと感じた方も多いでしょう。
DIYでワイパーアームを塗装する手順
ワイパーアームを塗装する手順について紹介していきます。
- 車からワイパーを取り外す
- ワイパーに錆びがあれば削る
- 油分がなくなるように脱脂する
- 乾燥させて表面を塗装する
- 表面を乾燥させて裏面も塗装する
- 車両に取り付ける
まずはワイパーを車から取り外して、塗装をするために油分や汚れ、錆を取り除きます。
油分が残っていると塗装を弾いてしまうので、パーツクリーナーなどで事前に拭きましょう。
塗装をする時は、表面を塗装して乾かしてから裏面の塗装をしてください。
DIYでワイパーアームを塗装するときの注意点
ワイパーアームは自分でも綺麗にすることができますが、施工場所ややり方において、気を付けなければいけないこともあります。以下で解説していきます。
安全な場所で塗装する
塗装を行う際は、密室ではない換気ができる場所で、手袋やマスクなどを着用して行ってください。
塗装スプレーなどが施工箇所の周りや服についてしまうこともあるので、安全対策をしっかり行った上での施工がおすすめです。
ムラにならないように塗り重ねる
塗装をするときは、ムラにならないように、薄く均等に塗り重ねるようにしましょう。
1度に多く塗りすぎると、塗料が垂れてしまったり、ムラになってしまったりすることもあります。
何度か塗り重ねる場合は、前の塗装が完全に乾いた状態で、次の塗装をするのがおすすめです。
しっかりと乾燥させる
ワイパーアームの塗装をした後は、しっかりと乾くまで乾燥させてください。
乾燥させる時間が足りないと、塗料が剥がれやすい原因となってしまいます。
せっかく手間をかけて塗装するので、塗装部分ができるだけ長く維持できるように乾かすのがおすすめです。
ワイパーアーム外さず黒くできるコーティング剤を開発!
ワイパーアームの塗装をする一般的なやり方や注意点を紹介してきましたが、黒艶を復活させるために必ず取り外しが必要なわけではありません。
ここまでの手順を見て面倒に感じている方におすすめなのが、リターンブラックです。
白化・劣化した樹脂やゴム、プラスチックの黒艶を蘇らせることができ、スプレータイプなのでスポンジにつけて塗りこむだけで、簡単に施工ができます。
わざわざパーツを外す必要もなく、スポンジで塗り込んで乾燥させるだけなので、誰でも簡単に扱えるのが特徴です。ぜひチェックしてみてください。
ワイパーアーム塗装を業者に頼む場合の料金
DIYでワイパーアームを塗装する方法を紹介してきましたが、自分でできない場合や、状態がひどい場合はプロに依頼しようと考えますよね。
オートバックスや板金屋さんに頼む場合は、おおよそ5,000〜10,000円程度で施工をしてもらえます。店舗や状態によっても料金が異なるので、事前に店舗へ問い合わせをして確認しておくと良いでしょう。
ワイパーアームの錆や劣化が気になると問い合わせをすると対応してもらえます。
ワイパーアームを交換する場合の料金
業者に頼んで塗装してもらえることもありますが、ワイパーアームの状態によっては塗装でなく交換が必要な場合もあります。
ワイパーアーム自体の価格が3,000~4,000円で、左右どちらも交換して工賃がかかると、おおよそ10,000円かかると思っておけば良いでしょう。
ワイパーアームの価格により変動するため、装着したいものを店舗やインターネットで選んでおくと費用のイメージも付きやすいはずです。
まとめ
色あせたワイパーアームを復活させる方法を紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。
パーツを取り外して塗装するのは面倒と感じる方には、未塗装樹脂コーティングでの施工がおすすめです。ただし、ゴムに使用できない商品などもあるので、購入時に確認が必要です。
車全体の印象を良くし、錆びて使えなくならないようにするためにも、色あせたまま放置せずにメンテナンスしておくと良いでしょう。