「ホイールってどうやって洗うの？」
「ホイールの汚れがなかなか落ちない」
「ホイールもピカピカにしたい」
上記のようにお考えではありませんか。
カーシャンプーで洗車をするとき、ボディは綺麗に洗えても、ホイールに付着した汚れを落としきれなかった経験がある方は多いでしょう。ホイールにこびりつく汚れはブレーキダストと呼び、非常に頑固なため通常のカーシャンプーではなかなか完全に落としきれません。
しかし、ホイール専用のクリーナーを用いて適切な手順で洗浄すれば、愛車のホイールを新品のように輝かせることが可能です。
本記事では、ホイールの効果的な洗い方から必要な道具、注意点を徹底解説します。この記事を読めば、失敗なく隅々まで洗車する方法が理解できるでしょう。
ホイールが汚れる原因
使用状況や環境によって異なりますが、ホイールが汚れる主な原因はブレーキダストになります。ここでは、ブレーキダストが発生する要因と、ボディに付着する汚れと何が異なるかを解説します。
ブレーキダストが主な原因
ホイールが汚れる最大の原因はブレーキダストです。これは、ブレーキをかけた際に発生する粉塵の事です。ホイール汚れには他にも、油分が混ざった泥や排気ガスもありますが、特に代表的で頑固な汚れとされているのがブレーキダストになります。
車はブレーキをかけると、ディスクローターにブレーキパッドを押し付けることで車体が停止しますが、この際に摩擦が生じます。そこで発生する金属粉がブレーキダストとしてホイールに付着する原理になります。
削れたブレーキダストは尖った形状をしており、放置すると酸化するためホイールの塗装面に突き刺さるように固着してしまいます。また、摩擦により高温状態でブレーキダストが発生するため、外気に晒されて冷えると強く固まります。
上記の理由で、長時間放置すると除去が難しくなるため、早急の対応が必要になります。
ボディに付着する汚れとの違い
ホイールとボディの汚れは異なります。ホイールは主に鉄粉由来の汚れであるのに対して、ボディの汚れは花粉や砂ぼこり、虫の死骸など外部環境が由来になります。
ボディに付着した汚れはカーシャンプーを使うことで楽に落とすことができます。カーシャンプーによって汚れが浮いて落としやすくなり、中性であれば塗装面に優しく洗うことが可能です。
一方で、ブレーキダストは熱を伴って突き刺さるように固着するため、カーシャンプーでは簡単に落とせません。そのため、ホイールを洗うには専用のクリーナーを使う必要があります。
ホイール洗浄に必要な道具
ホイールを綺麗に洗うためには、適切な道具を揃えることが重要です。ホイールにこびり付いた汚れを落とすには、下記の道具は必要不可欠になります。
・ホイール専用クリーナー
・マイクロファイバー製のスポンジor柔らかいブラシ
ホイール専用クリーナー
ホイールの汚れを落とすには、「ホイール専用クリーナー」が有効です。ホイールに発生するブレーキダストは通常の洗車では落としにくい傾向にあるため、専用商品を使って除去する必要があります。
「ホイール専用クリーナー」には、非イオン系の活性剤といった高い洗浄力を持つ成分が含まれており、ブレーキダストのような頑固な汚れもしっかり除去します。
ホイールクリーナーは種類によって液性が異なります。ホイールの素材には「スチール」「アルミ」「マグネシウム」の3つがありますが、愛車のホイールに対応しているか必ず注意書きを確認しましょう。液性によっては、ホイールを痛める恐れがあるため、素材に適したものを選ぶことが重要です。
マイクロファイバー製のスポンジor柔らかいブラシ
ホイールを洗う際は、「マイクロファイバー製のスポンジ」か「柔らかいブラシ」を使いましょう。理由としては、ホイールは傷が付きやすいため、通常のスポンジや硬いブラシでゴシゴシ洗うと表面に細かい傷がつく恐れがあるためです。
「マイクロファイバー製のスポンジ」は極細の繊維から成っているため、特に柔らかくホイールに優しく洗うことが可能です。また、表面にある小さな凹凸が汚れを絡めとるため、より楽に汚れを落とすことが可能です。
両者ともにホイールを比較的傷つけにくくはありますが、だからといって強くゴシゴシ洗わないようにしましょう。できる限り優しく丁寧に洗い、ホイールの見た目を損なわないよう気を付けて洗いましょう。
ホイールの適切な洗い方とその手順
ここでは、実際にホイールの正しい洗い方について解説します。ホイール洗浄は大きく下記の3ステップで構成されます。
①ホイールを水で洗う
まず最初に、ホイールに付着したホコリや砂などの汚れを水で洗い流していきます。
汚れが残った状態だと、スポンジやブラシで洗う際にホイールに汚れを引きずり、傷が付きかねないためしっかり水で洗い流しましょう。水圧ですが、強すぎると水はねでボディが汚れる恐れがあるため、はね飛ばない程度に調整したシャワーでホイールに水をかけましょう。
②ホイール専用クリーナーで洗浄
次に、「ホイール専用クリーナー」をホイール全体に吹きかけます。特に汚れている箇所には多めにスプレーしましょう。ホイールナットやホイールの裏側も丁寧に塗布し、汚れを浮かせましょう。
ホイール専用クリーナーを塗布後、「マイクロファイバースポンジ」か「柔らかいブラシ」を用いて丁寧にこすり洗いしましょう。洗う際には、ホイールの細かい部分や溝、裏側も忘れずに洗うことが重要です。力を入れすぎるとホイールの表面が傷つく恐れがあるため、優しくこすりましょう。
③十分に水洗いして水分をふき取る
洗浄が終わったら、ホイールを十分に水で流しましょう。
クリーナーが残ったままだと、水垢が発生する原因となるため、せっかく綺麗にしたホイールがみすぼらしくなってしまいます。ホイールは形が複雑なものもあり、クリーナーがすき間に残りやすいため、注意してすすぎましょう。
水洗いが終わったら、自然乾燥を防ぐために速やかにタオルで水滴を拭き取りましょう。注意点として、強く乾拭きをすると傷が付きかねませんので、ホイールのこすり洗い同様に優しい力で拭き上げましょう。
ホイールを洗う適切な頻度
ホイールを洗う頻度は、一般的に1ヶ月に1回が適切です。ブレーキダストがこびりつくと通常のカーシャンプーではなかなか落としにくくなります。そのため、定期的なホイールの洗浄が重要になります。
ただし、車の使用状況や環境によって頻度は異なります。例えば、輸入車を使用している方や、頻繁に車を運転している方はブレーキダストが発生しやすいため、2週間に1回のペースで洗うことをおすすめします。
定期的なホイールの洗浄は汚れの蓄積を防ぎ、劣化を防ぐことができます。汚れてからごっそり落とすことも可能ですが、1ヶ月に1回程度の頻度でホイールを洗うと、綺麗な状態を維持できるため、定期的なメンテナンスがおすすめです。
ホイールを洗う際の注意点
ホイールを洗う際には、3つの注意点を守る必要があります。
ホイールは傷つきやすいため丁寧に洗おう
ホイールは無理に強くこすると傷がつく可能性があるため、優しく丁寧に洗うことが大切です。
特にアルミ製のホイールを洗う際には、注意が必要です。アルミ製ホイールはサビに強い一方で、スチール製に比べると傷がつきやすい特徴があるため、洗浄時には慎重に作業しましょう。
また、ホイールの表面に汚れが残ったままスポンジでこすると、その汚れが原因で引きずり傷がつく恐れがあります。そのため、事前に十分な水でホイールをしっかりと流しておくことも忘れずに行いましょう。ホイール専用クリーナーを使用すれば、強くこすらなくても効率よく汚れを落とせるため、傷つけたくない場合もおすすめです。
中性か弱アルカリの洗剤を選んでホイールの負担を少なくしよう
ホイールを洗う際は、中性か弱アルカリ性の洗剤を使い、ホイールの負担を少なくする必要があります。
洗剤の選び方にも注意が必要で、酸性やアルカリ性の洗剤を使用するとホイールに悪影響を及ぼす可能性があります。両者の洗剤を使用するリスクは下記になります。
市販で発売されているホイール専用クリーナーは、中性～弱アルカリ性がほとんどですが、商品の説明欄をよく確認して購入しましょう。
走行直後のホイールは熱くシミやムラになりやすい
走行直後のホイールは熱いため、冷めてから洗いましょう。特に夏場は、ブレーキの熱でホイールが熱くなっており、すぐに洗うとシミやムラが発生しやすくなります。
水や専用クリーナーで浮かした汚れがすぐに乾いてしまうため、二度手間になる恐れがあります。ホイールを洗う際は、車をしばらく停止させるか、水をかけ続けるなどの対策をしてから取りかかりましょう。
ホイール専用クリーナーの失敗しない選び方
ホイール専用クリーナーをいざ選ぶとなると、種類が多くどれを選ぶべきか迷うはず。ここでは、ホイール専用クリーナーのお買い物を失敗しないための選び方をご解説します。
スプレータイプならブレーキダストを手軽で効果的に除去
スプレーで洗剤をホイールに塗布するタイプであれば、簡単に頑固なブレーキダストを落とせます。スプレータイプの多くが化学反応によって汚れを浮かび上がらせるため、簡単に取り除くことが可能です。
また、スプレータイプは全体の汚れを落とすことに特化しています。ホイールの汚れは表面に見える箇所だけでなく、奥の方にもこびり付いているため、そのような手の届きにくい部分にも簡単にクリーナーを吹き付けることができます。
隅々の汚れを効率よく落とせるため、手軽さと除去力のどちらも優先したい方はスプレータイプのホイール専用クリーナーを選べば失敗しません。
ホイールを傷つけたくない方はコンパウンド不使用の商品を選ぼう
ホイールに細かな傷を付けたくない場合は、コンパウンド（研磨剤）不使用の専用クリーナーを選びましょう。
コンパウンド入りの商品は、摩擦によって汚れを物理的に削り取るため、頑固な汚れには活躍するでしょう。その反面、ホイールに細かな傷が付く可能性があります。特に、塗装を施したホイールやアルミホイールには、コンパウンド不使用のクリーナーを選ぶのが賢明です。
このように、傷をつけるリスクを負いたくない方は、コンパウンドが含有しているか事前に確認しておきましょう。
ホイール専用クリーナーの代用品
ホイール専用クリーナーが手元にないが、すぐにホイールを綺麗に洗いたい場合、身近なもので代用することが可能です。ここでは、一般的に代用品として挙げられる下記2商品を紹介します。
ただし、上記商品は本来の用途から離れているため、基本的にホイール専用クリーナーよりも効果は薄く、ホイール劣化のリスクが付きまとっている点に注意が必要です。
代用品は緊急の策であり、普段使いしないようにしましょう。
食器用中性洗剤
ホイール専用クリーナーが手元にない時の代用品として、食器用中性洗剤を使うことも可能です。食器用中性洗剤は、油汚れを除去する力に特化しているため、ブレーキダストに含まれる油分や泥汚れを落とせます。
使用する際は、バケツを使って水で食器用中性洗剤を希釈する必要があります。しっかり洗剤を薄めないと、中性とはいえ油の除去力が強すぎるため、ホイールのコーティングが失われたり、変色する恐れがあります。
また、タイヤなど他のパーツを傷める可能性もあるため、使用には注意が必要です。タイヤの場合、白化やひび割れの原因となり、乗り心地が損なわれ最悪事故に繋がる可能性があります。
マジックリン
もう一つの代用品として、マジックリンもホイール洗浄に使うことができます。
マジックリンはアルカリ性のため、ホイールに付着した油汚れを強力に除去できます。スプレータイプなので、ホイールの広範囲に対して簡単に塗布でき、使い勝手が良いです。
しかし、食器用中性洗剤と同様に使用にはリスクがあります。特にアルミホイールはアルカリ性に弱いため、変質や変色が起きる可能性が高くなります。また、タイヤもアルカリ性と相性が悪いため、油分やコーティングが落ちる恐れがあります。
もしマジックリンでホイールを洗浄する場合は、下記の2点に気を付ける必要があります。
1度の使用で必ずしも悪影響を及ぼすわけではありませんが、ブレーキダストは落としきれないため、基本的にホイール専用のクリーナーを使いましょう。
安全で徹底的に汚れを落とすなら「おさるのスゴピカ ホイールクリーナー」
ホイールを傷つけずに、徹底的に汚れを取り除きたい方は「おさるのスゴピカ ホイールクリーナー」がおすすめです。
この商品は、なかなか落とせないブレーキダストや油汚れを簡単に除去できます。ホイールをスプレーすれば、化学反応で汚れが浮かび上がるため、手間をかけずにホイールをピカピカにできます。
また、研磨剤を使っていないため、大切なホイールを傷つける心配もなく、安心してホイールを洗うことができます。さらに、通常のホイールクリーナーにありがちなツーンとした嫌な臭いがなく、使い勝手の良さも誇ります。
安全にホイールの汚れを除去し、本来のツヤを取り戻したい方は「おさるのスゴピカ ホイールクリーナー」をおすすめします。
まとめ
本記事では、ホイールの適切な洗い方について徹底解説しました。ホイールに付着する主な汚れはブレーキダストと呼ばれ、通常のカーシャンプーではなかなか取り除けません。
そのため、ホイールの洗浄には「ホイール専用クリーナー」を使うことをおすすめします。ブレーキダストを徹底的に除去し、ホイールに傷をつけずに安心して使用できます
ホイールを洗う際は上記の「ホイール専用クリーナー」に加え、「マイクロファイバー製のスポンジ」か「柔らかいブラシ」を使うことがおすすめ。また、下記の3つに注意しながら丁寧に洗うことで、ホイールを失敗なく綺麗にすることができます。
ホイール専用クリーナーの商品選びに迷った時は、「おさるのスゴピカ ホイールクリーナー」がおすすめです。スプレーをホイールに噴射すると、化学反応によりブレーキダストを徹底除去し、本来のツヤが復活します。
ホイールを綺麗にすることで、車をより美しい見栄えにし、最高のカーライフを送りましょう。
コメント