【徹底検証】車の最強コーティング剤とは？おすすめランキングを解説

「車のコーティングで一番いいのは？」
「種類が多くて結局どれがいいのか迷う」
「自分に合ったカーコーティングを見つけたい」

上記のように、お考えではないでしょうか。

コーティング剤は愛車に透明感のある艶を与え、洗車の手間も軽減できる優れモノです。しかし、種類が多いためにどの商品が良いのか分からない人も少なくないでしょう。

そこで、モビフル編集部が人気のヘッドクリーナー6商品を徹底検証し、ランキングでご紹介します。

この記事を読めば、車のコーティング剤で最強の商品がわかるでしょう。ご自身に適した商品を探したい方はぜひ参考にしてください。

コーティング剤の失敗しない選び方

車のコーティング剤を選ぶ際には、使用環境や求める効果に合った商品を選ぶことが大切です。コーティング剤は、水の弾き方で大きく3つの種類に分かれています。

それぞれのタイプで、適切な環境や車の色が異なります。下記は、愛車の状況や洗車頻度に基づいて、適したコーティング剤のタイプを示したものです。

これが全てではありませんが、商品選定の参考にしてみてください。

抜群に水を弾くなら「撥水タイプ」

効果的に水を弾きたい方は、「撥水タイプ」を選びましょう。撥水効果によって水分を粒上に弾くため、洗車で汚れが抜群に落ちやすくなります。

また、親水タイプと比べても光沢が向上するため、見栄えを重視する方には魅力的でしょう。

一方で、粒上の水滴が車の表面に残って、シミになりやすい欠点があります。特に、濃色車はシミが目立ちやすいため、淡色車に施工するのが賢明です。

青空駐車によって1日中太陽に晒されることは避け、シミがつかないよう月2回以上洗車が可能な方におすすめです。

青空駐車の方は「親水タイプ」

「親水タイプ」は、「撥水タイプ」と反対で水滴が車の塗装面に馴染む性質があります。水が粒状にならないため、雨で汚れが流れ落ちやすく、シミができにくいのが特徴です。

自浄効果によって洗車の回数が減るため、頻繁に洗車しない方におすすめです。また、車の色を問わない点も強みです。

しかし、洗車による汚れの落ち具合は「撥水タイプ」や「疎水タイプ」にやや劣ります。付着した水滴が撥水しないため、効果が見た目で実感しにくい傾向にあります。

また、屋内駐車だと雨によって汚れを落とせないため、青空駐車の機会が多い方向けになります。

良いとこどりをするなら「疎水（滑水）タイプ」

「撥水タイプ」と「親水タイプ」の間に位置している「疎水（滑水）タイプ」は、バランスの取れた性能を誇ります。「撥水タイプ」由来のツヤ感と、「親水タイプ」のシミのできにくさを両立した特徴を持ちます。

車の色で洗車頻度が異なり、淡色車の場合は月1回の洗車、シミの目立ちやすい濃色車は月2回の洗車をしましょう。バランスが良く扱いやすいため、コーティング初心者の方や商品選びに迷った方は、「疎水タイプ」がおすすめです。

しかし、悪く言えば中途半端な性能ということなので、デメリットを踏まえたうえで性能を特化させたい方は、「撥水タイプ」か「親水タイプ」を選ぶと良いでしょう。

コーティング剤は大きく4種類ある

市販で売られているコーティング剤は、大きく4つの種類に分かれています。

種類によって車の仕上がり方が異なります。ご自身の望む仕上がり具合と合った商品を選ぶと良いでしょう。

コーティングの特徴早見表
種類	撥水性	光沢	持続性	おすすめな人
ガラスコーティング	◎	◎	◎	徹底的な車の保護と持続期間を求める人
ガラス系コーティング	〇	〇	〇	バランスの良さを求める人
ポリマーコーティング	△	〇	〇	手軽さと高い保護力を求める人
油膜系コーティング	△	〇	△	深みのある艶と施工の簡単さを求める人

「ガラスコーティング」

ガラスコーティングは、非常に強い強度と持続性が特徴です。強固な保護膜を形成するため、塗装面を紫外線や酸性雨、汚れや酸化から守り、美しい光沢を長期間維持できます。

また、汚れがつきにくいと同時に、落ちやすい性質を持っています。簡単な汚れであれば水洗いだけで落とせるため手間が省け、愛車を常に清潔な状態に保つことが可能です。

一度の施工で1年以上効果が持続し、専門業者であれば3~5年の耐久性を持つこともあります。徹底的な車の保護と、持続期間を求める方におすすめです。

「ガラス系コーティング」

ガラス系コーティングは、ガラスコーティングと異なり、ケイ素化合物などの有機溶剤が含まれており、原材料の一部にガラスの原料が含まれているものを指します。

全体的にバランスが良く、一般的にポリマーコーティングよりも効果が長持ちする特徴があります。

比較的簡単に施工ができますが、ガラスコーティングほどの持続力はありません。3〜6ヶ月ほどでコーティングが剝がれるため、定期的なメンテナンスが求められます。

しかし、コストを抑えることができるため、強度と持続性のバランス性能の良さを求めるならおすすめの種類となっています。

「ポリマーコーティング」

ポリマーコーティングは、ボディの艶出しや撥水性が高く、コスパも優れています。初心者でも簡単に施工ができるのが大きな特徴です。

業者に頼んでも安価な施工が可能で、自分でも簡単に施工ができるため、手軽さの面では優れています。

しかし、成分に多くの油脂を含んでいるため熱や紫外線に弱く、耐久性が1〜3ヶ月と短いです。また、ガラスコーティングに比べ、洗車で汚れが落ちにくい傾向にあります。

「油脂系コーティング」

油脂系コーティングとはワックス洗車のことを指し、油が水を弾く特徴を持ったコーティングです。カルバナロウを原料としているため、深みのある艶出しと高撥水が可能です。

比較的安価に入手でき、簡単に施工できますが熱による劣化が激しく、油分に汚れが付着しやすいため効果の持続期間は2週間〜1ヶ月と短めです。

簡易的なコーティング剤に当たるため、気付いたときにサッと施工ができますが、持続性を重視する方にはおすすめではありません。

コーティング剤のおすすめ最強ランキング6選

車のコーティング剤を検証結果に基づいて、ランキング形式でご紹介します。今回は、アマゾンや楽天などのECサイトで評価の高い商品を選定し、検証しました。

評価のポイントは以下の4つです。

コーティングに必要不可欠な「効果」に加え、施工で「使いにくくないか」・「コスパ」・「持続期間」など、総合的に検証しました。

全体評価については、「効果」で判断が難しい場合、「コスパ」で判断します。今回「最強のコーティング剤」とは「撥水力」があり、より多く施工できる商品と定義したためです。

そのため、総合評価を重視しつつも「撥水力」・「コスパ」といった、施工効果に準ずるポイントを高く評価します。

おすすめランキング6選から自分にあった最強のヘッドライトクリーナーをぜひ見つけてください。下記は、本ランキングの早見表になります。

コーティングおすすめランキング早見表
順位	商品名	水の弾き方	効果	使いやすさ	コスパ	持続期間
1	CCウォーターゴールド｜S165	撥水	◎	〇	〇	〇
2	ゼロプレミアム S-100	撥水	◎	〇	△	◎
3	ゼロウォーターS-107	親水	◎	〇	△	△
4	LOOX(ルックス) レインコート	撥水	〇	〇	◎	◎
5	ウルトラハードダブルコーティング W-35	撥水	〇	〇	〇	〇
6	コーティング レインドロップ	撥水	〇	△	〇	〇

※商品の種類は全てガラスコーティングです。

1位：プロスタッフ　CCウォーターゴールド｜S165

ブランド	プロスタッフ
価格	2,075円
内容量	300ml
施工可能台数	7台
持続可能期間	1~3ヶ月
コーティングの種類	ガラスコーティング
水の端き方	撥水

CCウォーターゴールドは、撥水力と艶感に非常に優れた商品です。

スプレーをして付属のクロスで拭き上げるだけの簡単作業でボディがツヤツヤになり、水滴を徹底的に弾いてくれました。また、ムラにもなりにくく初心者でも手軽に作業ができるのもポイントです。

さらに、噴射した液体が下に滴ることがなかったため、均一な塗布が容易となり、作業がやりやすい印象を受けました。

完璧な仕上がりと手軽さを求める人におすすめの逸品です。

2位：シュアラスター　ゼロプレミアム S-100 

ブランド	シュアラスター
価格	1,918円
内容量	150ml
施工可能台数	5台
持続可能期間	6ヶ月
コーティングの種類	ガラスコーティング
水の端き方	撥水

ゼロプレミアムは1位のCCウォーターゴールドと同等の撥水力を発揮しました。加えて、持続期間は最長6ヶ月と耐久性に優れています。

また、液剤の伸びが良く拭き上げでムラになりにくく、非常に使い勝手の良い印象を受けました。一方で、内容量が150mlと少ないため、頻繁にコーティングをする方には少し不便かもしれません。

内容量を気にせず、単純に効果と耐久性に目を向けている方におすすめです。

3位：シュアラスター　ゼロウォーターS-107

ブランド	シュアラスター
価格	1,136円
内容量	150ml
施工可能台数	5台
持続可能期間	6ヶ月
コーティングの種類	ガラスコーティング
水の端き方	親水

ゼロウォーターは親水タイプのため、青空駐車の方や車両の色を気にせずコーティングをしたい方に強くおすすめです。今回の検証では最も手触りが良く、ボディがつるつるになるため、水が滑らかに流れ落ちていきました。

光沢感があまりないため、見栄えするコーティング剤ではありませんが、親水タイプとしての実力は確かなものです。耐久性も半年と優れており、親水タイプのコーティング剤を利用したい場合はこの商品を選びましょう。

なお、2位のゼロプレミアムと同様に内容量が150mlと少ない点に留意しましょう。

4位：KURE(呉工業)　LOOX(ルックス) レインコート

ブランド	KURE(呉工業)
価格	1,764円
内容量	150ml
施工可能台数	10台
持続可能期間	6ヶ月
コーティングの種類	ガラスコーティング
水の端き方	撥水

LOOX(ルックス) レインコートは撥水性もさることながら、1スプレーあたりの噴射量が多く利便性に優れていました。付属品にクロスがついているため、簡単に施工を始めやすいのもポイント。

また、半年間と高耐久な上に施工可能台数が10台と多く、高コスパ商品のためコスパを重視する方に強くおすすめです。

しかし、比較してムラになりやすい印象を受けました。濡れた状態で施工をするのが好ましいでしょう。

5位：リンレイ　ウルトラハードダブルコーティング W-35

ブランド	リンレイ
価格	1,227円
内容量	450ml
施工可能台数	5台
持続可能期間	ボディ4ヶ月　ガラス2ヶ月
コーティングの種類	ガラスコーティング
水の端き方	撥水

ウルトラハードダブルコーティングは、液剤の伸びが良く、ムラになりにくい特徴があります。内容量も多いため、勿体ぶることなく噴射して強固なコーティングを施すことが可能です。

肝心の撥水力に関しては、上位商品と比較して劣っている印象を受けました。光沢感が少ない上に、施行後触ってもつるつる感がないため、コーティングを施した気がしない人もいるかもしれません。

また、少し独特な臭いも印象的でした。臭いを気にする方や撥水力が欲しい方にはおすすめできません。

6位：ソフト99　コーティング レインドロップ

ブランド	ソフト99
価格	1,145円
内容量	300ml
施工可能台数	5台
持続可能期間	3ヶ月
コーティングの種類	ガラスコーティング
水の端き方	撥水

コーティングレインドロップは、ガススプレータイプのためコーティングの塗布が非常に楽です。手軽に満遍なくボディに吹きかけられる利点があります。

撥水力と光沢は上位商品に劣るものの、安価なので費用を抑えてコーティングをしたい人におすすめです。

しかし、スプレー缶のため保管や処分が面倒なのがデメリットです。管理に手間が必要となるため、その点で「使いやすさ」は低いという感想を抱きました。

上位層の商品は「撥水タイプ」が多い現状

今回ECショップの上位商品をランキング形式でご紹介しましたが、ほとんどが「撥水タイプ」です。おさらいになりますが、「撥水タイプ」は「屋内駐車」・「月2回以上の洗車」・「淡色車」に適しています。

【抜群に水を弾くなら「撥水タイプ」】

使用者が限定されるため、「撥水タイプ」に適していない方は商品選びに悩むはず。例えば、青空駐車の機会が多い方や忙しくて洗車を頻繁にできない方には、「撥水タイプ」は最適な選択肢ではありません。

そこで、モビフル編集部が独自に厳選した、使用者の環境や状況を選ばない逸品をご紹介します。上記で解説したランキングで商品を決め切れなかった方は、ぜひ商品選びの参考にしてください。

モビフル編集部おすすめ：「おさるのスゴピカ　トップコート」

商品名	効果	使いやすさ	コスパ	持続期間
おさるのスゴピカ　トップコート	◎	〇	△	〇

ツヤと輝きを復活させつつ、雨シミを防ぎたい方には「おさるのスゴピカ　トップコート」がおすすめです。当該商品は「疎水（滑水）タイプ」であり、駐車環境や愛車の色を問わず施工できる特徴があります。

具体的な性能として、「撥水効果」と水が流れ落ちる「流水効果」で雨シミを徹底的に防止しつつ、ボディの光沢を復活させます。また、全塗装車で使用可能であり、青空駐車でもシミにくい万能性を誇ります。

洗車の最後の〆としてこだわり抜かれた商品ですが、車だけでなくお家の汚れ防止にも使えるのも嬉しいポイントです。家の窓ガラスや鏡、洗面台などでも活用でき、毎日の家事の負担を軽減してくれます。

使用者の環境や状況を選ばず効果的に車のボディをコーティングできるため、コーティングのDIYが初心者の方から徹底的に車を防御したい方まで、幅広くおすすめしたい商品です。

ブランド	ステイゴールド
価格	2,480円
内容量	300ml
施工可能台数	5台
持続可能期間	3ヶ月
コーティングの種類	ガラスコーティング
水の端き方	疎水（滑水）

DIYと業者依頼の違いとは？

DIYと業者に依頼する明確な違いは、金銭面と仕上がりの質になります。

自分でコーティングを施すと、費用を抑えられます。自分で市販のコーティング剤を購入することで、1,000〜2,000円程度で済ますことが可能です。

これでも十分車の保護ができますが、DIYは施工にかかる労力や技術的な問題が発生します。費用が安く済む分、準備や場所の確保などの手間も発生するのがネックです。

一方、専門業者であれば手間をかけずに徹底的にコーティングをしてもらえます。プロ用途のコーティング剤を使用し、整った設備環境下で施工するため、仕上がりの質が市販の商品と全く異なります。

質で妥協したくない人や忙しくて自分で作業する時間を取れない人におすすめですが、価格帯が2万〜40万と割高です。両方の特性を理解したうえで、ご自身に合ったコーティングの方法を選びましょう。

まとめ

車のコーティング剤のおすすめ商品を、ランキング形式で6選ご紹介しました。市販のコーティング剤は種類が多いだけでなく、水の弾き方の違いがあるため商品選びに悩むと思います。

商品選びに失敗したくない方は「コーティング剤の失敗しない選び方」と本ランキングを参考に、自分に合ったコーティング剤を見つけてください。きっとあなたに合った商品が見つかることでしょう。

もしそれでも絞れない場合は、「おさるのスゴピカトップコート」が使用者の環境・状況に左右されず、誰でも使用可能のためおすすめです。新車のようなツヤと光沢を復活させたい方に特にピッタリの商品です。

コーティング剤を使って車をピカピカにし、カーライフをより心地よくしていきましょう。