「樹脂パーツの塗装は業者に頼むかDIYするか、どちらがいいのか」
「業者に依頼するなら料金に見合う仕上がりになるの?」
そんな疑問を持っていませんか?
綺麗な仕上がりを求める方は業者に依頼するのが確実です。なぜなら塗装には技術や塗料の知識が必要で、DIYでの塗装経験者以外は業者に依頼したほうが高品質な仕上がりを得られるからです。
一方でDIYだと低コストで塗装できるというメリットもあります。
今回は以下の内容について解説します。
- プロによる塗装とDIYの違い
- 業者に依頼するときの塗装料金
- 塗装業者を選ぶポイント
この記事を読むことで自分に合った塗装方法や費用の相場がわかり、愛車の樹脂パーツを美しく保つための最適な選択ができるでしょう。
それでは早速解説していきます。
綺麗な仕上がりを求めるなら業者へ
車の樹脂パーツを塗装するなら、板金屋や塗装屋などプロの業者に依頼することをおすすめします。
白く色あせた車の樹脂パーツは、塗装をすることで再び綺麗な黒色にすることができます。塗装はコーティング剤よりも長持ちするので、頻繁に塗り直す必要もありません。
しかし自分で塗装すると色ムラが出るなど、満足する仕上がりにならない可能性もあります。
プロの業者であれば、専門的な技術で丁寧に作業してくれるのでとても綺麗な仕上がりになります。また、黒色以外にも車のボディと同色にする、艶を出す出さないなど色や仕上がりの細かい指定も可能です。
塗装にこだわりたい方、綺麗な仕上がりを求める方はプロの業者に塗装を依頼しましょう。
車の樹脂パーツ塗装の方法
車の樹脂パーツを塗装する方法は以下の2つがあります。
- プロに依頼して塗装する
- DIYで塗装する
それでは順に解説します。
仕上がり重視ならプロに依頼がおすすめ
美しい仕上がりを求めるなら、車の樹脂パーツ塗装はプロに依頼するのが最適です。
プロに依頼する最大の理由は、専門的な技術と経験に基づく高品質な仕上がりです。業者は均一で滑らかな塗装を実現するため、DIYでは難しいレベルの精度で作業を行います。
例えばプロの業者に依頼することで、以下のメリットがあります。
- 塗装面のムラが少なく、長期間美しい状態を維持できる
- 黒色以外にも、車のデザインに合った色を選択可能
- 艶の有無や仕上がりの質感など、細かい要望にも対応
さらに業者は樹脂パーツの材質に合った下地処理、下地に合った塗料を使用し施工します。そのためDIYと違って塗装が剥がれる心配も必要ありません。
デメリットは、業者に依頼すると費用がDIYに比べて高くなる点です。
しかし仕上がりの美しさや長持ちする塗装効果を考えると、業者に依頼する価値は十分にあると言えるでしょう。
塗装料金を抑えるならDIYがおすすめ
塗装するのにコストを抑えたいなら、プロに依頼するよりDIYがおすすめです。なぜなら、DIYで使う塗料はホームセンターやネットショップで手ごろな価格で購入できるからです。
ただし、DIYにはいくつかの難点があります。
まず、下地処理や塗料の選定が難しい点です。樹脂パーツは塗装が密着しにくい素材であり、適切な下地処理を行わないと塗装が剥がれてしまう可能性があります。また、塗料の選定も慎重に行わなければなりません。下地と塗料の相性が適した商品をそれぞれ選ばないと、塗装が剥がれる原因となります。
さらに、色ムラを防ぐための塗装技術も求められます。スプレータイプの塗料は均一に塗布しなければムラになりやすく、仕上がりに影響します。
以上を踏まえると、塗装経験があり手間を惜しまず費用を抑えたい方であればDIYが最適です。
しかし初めての方や、完璧な仕上がりを求める方にはプロの業者に依頼する方が安全でしょう。
車の樹脂パーツ塗装の料金相場
車の樹脂パーツの塗装料金は、塗装方法によって異なります。
- プロに依頼すると約15万円
- DIYだと数千円
以上の2つについて詳しく解説します。
プロに依頼すると最低でも10万円以上
車の全樹脂パーツの塗装を業者に依頼すると、いくつかの事例を調べたところ料金は最低でも10万円以上となることが多いです。
例えば、以下のような塗装事例があります。
事例 | 車種 | 施工メニュー | 塗装料金 |
事例1 | フォルクスワーゲンゴルフV | シボ模様消し下地処理、ボディ同色塗装、パーツ脱着 | 約12万円 |
事例2 | BMWミニF60 | 樹脂パーツ+カスタム部品塗装、シボ模様消し、パーツ脱着など | 約30万円 |
事例3 | 三菱 デリカD:5 | 樹脂パーツ+一部部品塗装、パーツ脱着 | 15万円 |
車種や塗料、全部品を塗装するかなどによって料金は変動します。一度業者に見積もりをしてもらうとよいでしょう。
DIYだと数千円で可能
DIYで塗装するなら、塗料を数千円で購入できます。塗料には代表的なもので以下の商品があります。
①染めQ
車の樹脂パーツ以外にも、革・布・木材・金属など多種多様な素材に使用できるスプレー塗料です。染料の粒子が細かく密着するため、材質を活かしたまま色を塗れます。
概要 | |
ブランド | 染めQテクノロジィ |
価格 | 2,800円 |
容量 | 264mL |
塗装タイプ | 油彩 |
②ボデーペンつや消し黒
車専用の塗料です。噴射パターンが大小4種類あり、塗りたい範囲に合わせて変えられます。
概要 | |
ブランド | SOFT99 |
価格 | 764円 |
容量 | 300mL |
塗料タイプ | アクリル、スプレー |
脱脂剤や密着剤なども合わせて購入するとよいでしょう。
車の樹脂パーツの塗装業者を選ぶ2つのポイント
車の樹脂パーツを塗装する業者を選ぶポイントは2つあります。
- 板金屋・塗装屋に依頼
- ネットで塗装事例や口コミを確認
では順番に解説します。
板金屋・塗装屋に依頼
車の樹脂パーツを塗装できるのは板金屋、塗装屋です。板金屋や塗装屋では、樹脂パーツの色味や艶加減など細かい注文をすることができます。
一方で依頼先としてディーラーを思い浮かべる方もいるでしょう。ディーラーでは傷や凹みの修理を伴う板金塗装はできますが、樹脂パーツの塗装のみのサービスはありません。
樹脂パーツを塗装したいならば、板金屋や塗装屋に依頼するのがおすすめです。
ネットで塗装事例や口コミを確認
塗装業者を選ぶ際、事前にホームページで塗装事例や料金を確認しておくと安心です。特にGoogle MAPで評価をチェックすることで、信頼できる業者を選ぶ手助けとなります。
詳しいメニューや料金が掲載されているかは業者によるので、わからない情報があれば電話で問い合わせてみましょう。
塗装後のメンテナンスと長持ちさせるコツ
車の樹脂パーツを塗装した後のメンテナンス、長持ちさせるコツを紹介します。
塗装後のメンテナンス方法
塗装後の樹脂パーツを長持ちさせるには、定期的なメンテナンスが重要です。代表的なメンテナンス方法として以下の2つがあります。
- 定期的に洗車する
- ワックスやコーティング剤を使用する
洗車で汚れを落とし、ワックスやコーティング剤で塗装を保護することで艶を維持することができます。
塗装の耐久性を保つコツ
塗装を長持ちさせるためには、車を日光や酸性雨から守ることが大切です。紫外線や酸性雨は塗装を劣化させる要因となります。
車庫保管やカーカバーの利用などで、外的要因から車を保護しましょう。
車の樹脂パーツの艶出し・コーティング方法
ここまで車の樹脂パーツの塗装についてお伝えしました。
樹脂パーツの艶出しや黒色の復活をしたい方は、こちらのコーティング剤の使用もおすすめです。「MOBRICHリブラック」は耐久性が高く、長期間黒色を保つことができるでしょう。
特に次のような方にはコーティング剤が向いています。
- 比較的安価に黒色を復元したい
- 塗装に自信がない
MOBRICHリブラックは簡単に塗布でき、艶出し効果も抜群です。
コーティング剤の使い方は以下の通りです。
- 汚れや油分を落とす
- 液剤をスポンジなどに出す
- 施工箇所に塗り込む
- タオルで乾拭きする
汚れや油分が付いたまま施工するとコーティングがムラにになってしまいます。車をきれいにしてからコーティングしましょう。
まとめ
車の樹脂パーツを長期間美しく保つためには、塗装が効果的な方法のひとつです。仕上がりの美しさを重視するならプロの業者に依頼するのが最適で、費用は高くなりますが、長持ちする高品質な仕上がりが得られます。
一方で、コストを抑えたい方にはDIYも有効な選択肢です。数千円程度の費用で塗装が可能ですが、下地処理や塗料選び、そして均一に塗布する技術が求められます。
プロに依頼する場合もDIYする場合も、それぞれの方法にはメリットとデメリットがあるため、自分の目的やスキルに応じて最適な方法を選ぶことが重要です。この記事を参考に、愛車の樹脂パーツを美しく保ち、自分に合った塗装方法を選んでみてください。
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