洗車をする際、必須アイテムとされているのがカーシャンプーです。
カーシャンプーは、シュアラスター・カーメイト・プロスタッフ・キーパーなどから大容量タイプやコーティング専用タイプなどが多く販売されていますが、どれを買っていいのか迷う人も少なくないでしょう。
そこで、自動車総合メディア「モビフル」編集部が、カー用品店やホームセンター、インターネットなどで購入できる人気のカーシャンプーを徹底比較します。
洗浄力だけでなく、泡立ちや容器の使いやすさなど、口コミだけでは分からない商品の品質をテストしてランキング形式で紹介していきます。カーシャンプーの購入を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
本コンテンツはモビフル編集部が独自に制作しています。ウロコ取りを中心に洗車用品を2年以上販売しており、様々な洗車用品の企画から販売まで行っています。商品の選び方については、アンケート結果をもとに作成しています。
泡立ちにこだわったカーシャンプーが増加
自動車の平均寿命が延び、1台の車を大事に長く乗る人が増えてきています。
1台の車に長く乗るためには、洗車など日々のメンテナンスが不可欠になり、手洗い洗車の重要性が高まっています。
カーシャンプーの役割とは
カーシャンプーは、車のボディ汚れに対する洗浄力が強い、洗車専用のシャンプーです。
車体に付着する排気ガスや水垢、油性の汚れなどは、水洗いだけでは簡単に落ちないこともあります。
こうした頑固な汚れに強い成分が配合されたのがカーシャンプーなのです。
落ちにくい汚れを落とそうと力を入れてゴシゴシと擦ると、車体を傷つけてしまいます。
しかし、カーシャンプーを使えば、落ちにくい汚れも簡単に落とせるのです。
カーシャンプー選びで最も重視するのは「泡立ち」
※この度、クラウドワークスにてカーシャンプーで洗車をしている男女100人を抽出し、「カーシャンプー選びで重視するポイント」のアンケートを行いました。
【調査概要】
調査方法:インターネットによるアンケート調査
調査期間:2023年5月17日(水)~2023年5月18日(木)
調査機関:株式会社クラウドワークス
調査対象:カーシャンプーで洗車をしている20~60代の男女100名
自動車総合メディア「モビフル」編集部が、カーシャンプーに関するアンケートを行ったところ、カーシャンプー選びで最も重視するポイントが「少量の水で泡立つ」こと、2番目に重視するポイントが「撥水効果が高い」ことだと分かりました。
少量の水から泡立つことで、水の節約にもなり、泡により洗車傷がつきにくくなるというメリットもあります。
・「車に傷が入らないように、なるべく泡立ちのするものを選びます」(30代男性)
・「泡立ちやすくすすぎが速いと、水代が安くなり経済的にも優しいと思う」(50代男性)
カーシャンプーは洗浄力だけでなく「プラスα」も重要
手洗い洗車をする機会が増えたことから、汚れの洗浄力だけでなく、撥水効果や水垢を除去できること、コーティングを落とさないなどの「プラスα」の要素が注目されています。
主な「プラスα」要素
・撥水効果がある
・水垢除去できる
・鉄粉除去できる
・ワックス配合
・コーティング車専用
・環境にやさしい
・「洗車後にワックスをかけるのが面倒だったが、撥水効果のあるシャンプーを使ってから不要になった。」(40代男性)
・「カラーがホワイトなせいか、水垢汚れが落ちないととても汚そうに見えてしまうので、水垢除去できるか一番気になる」(30代女性)
上記のような意見も多くあり、コーティングやワックスを落とさないことをうたう商品、たっぷりの泡立ちをアピールする商品など、様々な商品が登場しています。
カーシャンプーに満足できていないという声も
せっかくさまざまな種類のカーシャンプーから選んでも、満足できなかったという声もあるようです。
・時間の割に汚れが落ちない時もある
・匂いが強くて臭いものが多いので辛い
汚れが落ちにくかったという声が1番多く、効果の持続性や、においの強さなどもあげられました。
泡立てば良いというわけではなく、落としたい汚れや、なくしたい手間によっても選ぶ商品を変える必要があります。
カー用品店などで買えるカーシャンプーの比較方法
今回は、カー用品店やホームセンター、インターネットなどで購入できる人気のカーシャンプーの9商品を実際に使用して比較しました。
アンケートでもあげられた「洗浄力」「泡立ち」「使い安さ」「コスパ」の4項目で比較検証を行い、それぞれの商品のメリットデメリットについて調査を行いました。
検証1:カーシャンプーの洗浄力
カーシャンプーにおいて重要な洗浄力。1台の車の側面をマスキングテープで区切り、泡で汚れがどの程度落ちるのか検証を行いました。
ただし、コーティング車専用シャンプーでマイルドに落としたいという需要もあるので、ランキングを付ける上での優先順位を低く設定しています。
検証2:カーシャンプーの泡立ち
カーシャンプーを使う上で重視されるのが泡立ち。スポンジで擦る際に、洗車傷が付くのは避けたいと思う人は多いでしょう。
メーカーが表記している1台分のシャンプーをホースで泡立て、バケツの側面から泡部分の長さ(高さ)を測定しました。 (※希釈タイプのみの検証)
検証3:使いやすさ・使用感
実際に商品を使用して、商品の使いやすさや使用感を検証しました。
主に、容器の使い勝手の良さや希釈時の測りやすさ、容器の液だれを中心に検証を行いました。ストレスなく使える商品を高く評価しています。
検証4:コスパの良さ
最後に、どうしても外せない要素であるコスパの良さ、継続した購入のしやすさについても調査を行いました。よく洗車する人なら月に1回程度使うことを考えると、継続のしやすさも重要な要素だと考えています。
【初心者にも】カーシャンプーおすすめランキング9選
ここからは、アンケートでも人気の高かったおすすめのカーシャンプーについて、モビフル編集部独自で検証した結果を交えて9選紹介していきます。
WILSON 泡仕立てシャンプー |
シュアラスター カーシャンプー |
カーメイト 水アカシャンプー |
|
---|---|---|---|
タイプ | 希釈 | 希釈 | 原液 |
内容量 | 800ml | 1,000ml | 750ml |
価格 | ¥764- | ¥842- | ¥822- |
洗浄 | 〇 | 〇 | ◎ |
カラー | 全色 | 全色 | 白系 |
泡立ち | ◎ | 〇 | ー |
購入する | 購入する | 購入する |
1.ウィルソン 泡仕立てシャンプー コーティング車用
泡立ちが良くコーティングの性能も備えているのが、ウィルソンのカーシャンプーです。
モチモチした泡により車体を傷つけずに優しく汚れを落とします。
キャップが計量カップになっているのでシャンプーの量を簡単に測れます。また、洗濯洗剤・柔軟剤のようなキャップなので、液だれして容器がベタベタになる心配もありません。
泡立ちも良く、晴れの日の洗車でも乾燥しにくいのが特徴。1台あたり30円程度で洗車できるコスパの良さもおすすめです。フローラルの良い香りがしますが、香り残りがあるため好みが分かれる可能性があります。
・泡立ち 〇
・洗浄力 〇
・使いやすさ 〇〇
・コスパ 〇
価格 | 764円 |
容量 | 800ml |
対応ボディカラー | 全色対応 |
液性 | 中性 |
におい | フローラル |
種類 | 希釈タイプ |
環境への配慮 | 〇 |
特徴 | コーティング車専用 |
2.シュアラスター カーシャンプー1000
泡立ちの良さで汚れを包み込むようにきれいに落とすのが、シュアラスターのカーシャンプーです。コーティング・ワックス済みの車にも安心して使用できます。
1台30〜40円とコスパが良く洗浄力も高いので、初めてカーシャンプーで洗車をする人にもおすすめの商品です。
ただし、キャップ4杯分でシャンプーを測るのは面倒で、はめる時にどうしても液だれするのがデメリットです。
・泡立ち 〇
・洗浄力 〇
・使いやすさ ✕
・コスパ 〇
価格 | 842円 |
容量 | 1,000ml |
対応ボディカラー | 全色対応 |
におい | 無臭 |
液性 | 中性 |
種類 | 希釈タイプ |
特徴 | ワックス・コーティング車対応 |
3.カーメイト C63 本当によく落ちる水アカシャンプー ホワイト&ホワイトパール車用
落ちにくい垢などを一掃するのが、カーメイトのカーシャンプーです。
配合された成分の力で化学分解を引き起こして、通常の洗車では落ちない水垢やピッチタールをきれいに落とします。
原液タイプなので量を測る必要もなく、持ち手が付いているので1人でも作業しやすいです。
ただし、コーティングやワックスの皮膜も落としてしまうため、洗浄力を1番に考える方におすすめの商品です。ホワイト系以外の車なら、「ダーク&メタリック車用」を選んで使いましょう。
・泡立ち(原液タイプ)
・洗浄力 〇〇
・使いやすさ 〇
価格 | 822円 |
容量 | 750ml |
対応ボディカラー | ホワイト系 |
液性 | アルカリ性 |
種類 | 原液タイプ |
特徴 | 水垢除去 |
4.ながら洗車 スノーシャンプー
ながら洗車のスノーシャンプーは、洗車傷を限りなくゼロにするトロトロカーシャンプーです。
洗車クロスで拭き上げる際によく滑り、さらに保護膜が摩擦からボディーを守ります。
きめ細やかな豊富な泡が特徴で、洗車傷を防げるシャンプーです。1台あたり40円程度で洗車できるコスパの良さも感じられます。
ただし、シャンプーをキャップで測るにはサイズが小さく、直接注ぐと毎回液だれしてしまいます。泡立ちが良い分、泡を濯いだ際に地面に残りやすくなってしまいます。
泡立ちを最も重視する人にはおすすめのカーシャンプーです。
・泡立ち 〇〇
・洗浄力 △
・使いやすさ ✕
・コスパ △
価格 | 1,560円 |
容量 | 540g |
対応ボディカラー | – |
液性 | 液体 |
5.ウォッシュマン エコシャンプー(コーティング用)
豊かな泡立ちで汚れを浮かし、泡切れも抜群なエコシャンプー。少量の水で洗い流せるので、すすぎ残しの防止になります。
環境に配慮して天然ヤシ油成分が配合されており、安心安全に使用できます。
コーティング被膜を落とさず洗浄力も十分に発揮します。
キャップを開けてシャンプーを出すタイプなので液だれの心配はありませんが、軽量カップなど付属のアイテムがないので不便に感じる方もいるかもしれません。メーカーが別売りしているバケツには軽量カップが付属しているので、こちらも合わせて購入するのがおすすめです。
・泡立ち 〇
・洗浄力 〇
・使いやすさ △
・コスパ △
価格 | 1,980円 |
容量 | 480ml |
泡立ち | 〇 |
におい | 無臭 |
対応ボディカラー | 全色対応 |
液性 | 中性 |
種類 | 希釈タイプ |
環境への配慮 | 〇 |
特徴 | 研磨無・コーティング車対応 |
6.Prostaff プロスタッフ カーシャンプー CCウォーターゴールドS200
コーティングを落とさずにスッキリ洗えるのが、プロスタッフのカーシャンプーの特徴です。
きめ細かくクリーミーでなめらかな泡立ちで洗車傷を防ぎ、コーティング被膜の汚れをやさしく洗浄してくれます。
内容量1,000ml入っているのでコスパが良い希釈タイプのカーシャンプーです。
ただし、容器に持ち手がなく大きいので、扱いにくいのがデメリットです。また、キャップ4杯分でシャンプーを測るのは面倒で、どうしても液だれするのがデメリットです。
・泡立ち 〇
・洗浄力 △
・使いやすさ ✕
・コスパ 〇
価格 | 1,091円 |
容量 | 1,000ml |
対応ボディカラー | 全色対応 |
種類 | 希釈タイプ |
液性 | 中性 |
特徴 | コーティング車専用 |
7.キーパー技研(KeePer技研) コーティング専門店のカーシャンプー
キーパー技研(KeePer技研) コーティング専門店のカーシャンプーは、天然由来のカーシャンプーです。
「陰イオン」と「両性イオン」の2種類の界面活性剤を配合することで、優れた泡立ちと泡切れを実現しています。
ボディ・コーティング被膜を傷めずに、汚れだけでなく黄砂もスッキリ落とせるのが特徴です。
ただし、キャップが浅いタイプなのでシャンプー量を測るのには適していません。別で軽量カップなどを準備するのがおすすめです。
・泡立ち 〇
・洗浄力 △
・使いやすさ ✕
・コスパ △
価格 | 995円 |
容量 | 700ml |
対応ボディカラー | 全塗装色対応 |
液性 | 中性 |
特徴 | コーティング車専用 |
種類 | 希釈タイプ |
8.シュアラスター ワックスシャンプー
シュアラスターワックスシャンプーは、洗車と同時にワックスの被膜をボディ表面につくるので、洗車後のワックスがけをする手間がいりません。
コンパウンド未配合なので、ワックスやコーティングを掛けていても安心して使えると人気を集めているカーシャンプーです。
ただし、洗浄力は他商品に比べて弱く、泡立ちもあまりありませんでした。キャップ10杯分をバケツに入れる作業も面倒なので、使い勝手が良いとはいえないでしょう。
・泡立ち △
・洗浄力 △
・使いやすさ ✕
・コスパ △
価格 | 752円 |
容量 | 850ml |
対応ボディカラー | 全色対応 |
液性 | 中性 |
種類 | 希釈タイプ |
特徴 | ワックス・撥水効果 |
9.Prostaff コーティングカーシャンプ スポンジ付き S115
洗うだけでガラス系コーティングができるカーシャンプー。原液タイプなので、付属のスポンジに液剤を出を出すだけで楽に洗車できます。
容器に持ち手が付いたタイプで、バケツなどを用意しなくても簡単に洗車できるのが特徴です。
ただし、洗浄力はあまり強くなく、汚れが取れないままコーティングしても分かりにくいため、まめにシャンプー洗車する人にはおすすめです。
・泡立ち(原液タイプ)
・洗浄力 △
・使いやすさ △
価格 | 1,362円 |
容量 | 700ml |
対応ボディカラー | 全色対応 |
液性 | 中性 |
種類 | 原液タイプ |
特徴 | コーティング・撥水効果 |
【番外編】こだわり派におすすめのカーシャンプー2選
上記でご紹介した商品以外にも、フォームガンを使って徹底的に洗車をしたい!香りにこだわったシャンプーを選びたいなどのこだわりを持つ人向けに、編集部で厳選した2商品をご紹介します。
フォームガン専用「MJJC【神泡】フォームガン専用シャンプー」
泡立ちにとにかくこだわるという方におすすめなのが、MJJC【神泡】のフォームガン専用のカーシャンプーです。
天然ヤシ油由良成分を配合しており、ナチュラルソープの良い香りがするのが特徴です。
コーティング車にも使える万能タイプで、ナチュラルソープとすっきりサイダーの香りの2種類から選べます。
フォームガンを使って本格的にシャンプー洗車したい人にはおすすめです。
価格 | 1,980円 |
容量 | 600ml |
対応ボディカラー | 全色対応 |
液性 | 中性 |
におい | ナチュラルソープ |
環境への配慮 | 〇 |
特徴 | 泡立ちが良く乾燥しにくい |
ミントの香りがする「KURE(呉工業) ルックス クールシャンプー」
KUREルックスルールシャンプーは、暑い夏にもぴったりのすっきりとしたミントの香りが心地よいシャンプーです。
泡立ちの良さに加えて泡切れの良さも際立っているので、洗車時のすすぎ残しが発生しません。
ワックスやコーティング車にも使用でき、ミントの香りがするのが特徴のカーシャンプーです。
価格 | 764円 |
容量 | 600ml |
対応ボディカラー | 全色対応 |
液性 | 中性 |
種類 | 希釈タイプ |
におい | ミント |
特徴 | ワックス・コーティング車対応 |
カーシャンプーの失敗しない選び方
カーシャンプーは、所有車と相性の良い製品を選ぶ必要があります。失敗しないカーシャンプーの選び方を以下より詳しく紹介します。
車の色にあわせて選ぶ
カーシャンプーは濃色車用・淡色車用とボディカラーを指定している製品があります。
ボディカラーを指定するのは、コンパウンドの配合量が異なるためです。汚れが目立つ白系にはコンパウンドが多めに含まれており、傷が目立つ黒系にはあまり含まれていません。
濃色車は傷が目立ちやすい・汚れが目立ちにくいという特徴があり、淡色車はその逆です。
このふたつのタイプに合わせて成分が異なる仕組みなので、所有する車のカラーに合わせて選びましょう。
誤って使用すると、シミがついてしまうリスクもあるため、全色対応している商品を選ぶのがおすすめです。
汚れの種類から「洗浄成分」で選ぶ
カーシャンプーには、油などの頑固な汚れに強いアルカリ性、水垢やくすみに強い酸性、刺激を抑えた中性と種類があります。
軽い汚れを落とすだけなら中性がおすすめで、足回りの油汚れを落とすならアルカリ性のカーシャンプーがおすすめです。
そして、雨ジミや水垢汚れを落とすなら、さらに強い洗浄成分の酸性カーシャンプーが必要です。
それほど頑固な汚れがついていない車体にアルカリ性を使うと車体にダメージを与える可能性があるので、汚れの種類で選ぶことが必要です。
用途や目的から「含有成分」で選ぶ
カーシャンプーは洗浄力だけでなく、その成分の種類は製品によってさまざまです。汚れを落とすだけでなく他の要素も希望する場合は、含有成分をチェックしましょう。
洗車後のボディにツヤを与えるなら「ワックス入り」
カーシャンプーには洗浄だけでなくワックス効果のある製品もあります。
艶のある仕上がりにしたい場合は、ワックス成分が入ったカーシャンプーを使うことで、洗浄とワックスの両方を1回で済ませることができます。
洗車後のワックスがけが面倒な人は、このタイプの製品を購入するといいでしょう。
ワックス入りのシャンプーだと洗車後の撥水効果が期待できるのもメリットの1つです。
傷消し、頑固汚れに効果的な「コンパウンド入り」
カーシャンプーのなかにはコンパウンドという研磨剤が配合されたタイプもあります。
コンパウンド配合の製品は水垢など頑固な汚れを落とす効果があり、表面が研磨されることによって表面の細かい傷を目立たなくすることができます。
ただし、頑固な汚れを落とせる一方で、ボディの塗装やコーティングまで落としてしまう可能性があるので、傷が目立つ場所への施工は注意する必要があります。
コーティング後の車なら「コーティング車専用」
コーティング施工をしている車は、コーティング車専用のカーシャンプーを使うといいでしょう。
コーティング専用シャンプーだとコンパウンドが含まれていないため、コーティング皮膜を剥がさないように作られています。
濃い色の車でも安心して使えるメリットがある一方、洗浄力は強くないのがデメリットです。しっかり汚れを洗浄したい場合は、他の洗剤と組み合わせて洗車しましょう。
洗車頻度に合わせて「希釈タイプ/原液タイプ」で選ぶ
カーシャンプーには毎日乗車する人に向けた希釈タイプ、それほど汚れてないので洗車頻度の少ない人向けの原液タイプがあります。
希釈タイプは水に薄めて多くの回数を使えるので、洗車頻度が高い人におすすめです。逆に、洗車の頻度が低い人には、そのまま使える原液タイプがおすすめです。
また、なるべく時間と手間をかけたくない人には、スプレータイプもおすすめです。
シャンプーの種類 | こんな人におすすめ | |
希釈タイプ | 洗車頻度が多く、泡立ちを重視する人 | |
原液タイプ | 洗車の頻度が少なく、使い勝手の良さを重視する人 | |
スプレータイプ | なるべくジ時間と手間をかけずに洗車をしたい人 |
それぞれ種類によって魅力的なポイントが異なるため、用途に合った商品を探しましょう。
泡立ち・泡切れの良さで選ぶ
カーシャンプーを選ぶ時に、事前に動画などで確認ができる場合は、泡立ちや泡切れが良いか確認しておくのも重要です。
泡立ちが良いメリットとしては、たっぷりの泡で洗車することでスポンジとの摩擦が減り、ボディに傷がつきにくくなることです。
泡切れの良いシャンプーを選ぶメリットは、洗い残しを防ぐことでシミを防ぎ、水の節約になるためボディを拭く手間が減ることです。
カーシャンプーの正しい使い方と洗車方法
洗車においてカーシャンプーの選択も大事ですが、正しい洗い方を行うことも重要です。
以下より正しい洗車方法の手順を紹介します。
1. まずはタイヤ・ホイールを洗う
タイヤ・ホイールを最後に洗浄すると先に洗浄した箇所が汚れてしまうので、最初にスポンジ・ブラシを使って洗いましょう。
2. 水洗いでボディ全体のホコリを落とす
最初にスポンジなどで洗うとボディ表面についた細かい砂などでこすってボディを傷つけます。
そのため、最初は水洗いをしてほこりを落としましょう。
3. カーシャンプーを泡立てる
カーシャンプーは泡立てるとより汚れが落ちやすくなります。
バケツに適量のカーシャンプー原液を入れて、ホースガンで勢いよくバケツに水を入れると、その勢いで泡が立ちます。
4. スポンジを滑らせるように使って丁寧に洗車
力を入れてスポンジでゴシゴシ洗うと、ボディ表面に傷をつけます。
泡をたっぷりと使って優しく洗うようにしましょう。
ボディに泡をつけると洗浄成分で汚れが浮き立ってくるので力を入れて洗う必要はありません。
5. たっぷりの水で洗い流して拭き取る
洗浄後は、水をたくさん使って洗い流します。
洗い残しがあるとシャンプーの成分によってシミ生成・コーティング剥がれなどが生じます。
洗い流した後は、きれいなウエスで拭き取りましょう。
まとめ
カーシャンプーの選び方・洗車方法を間違うと、車を傷めてしまう可能性もあります。
洗車前にシャンプーの選び方のポイントなどをしっかりと把握しておきましょう。