車を購入した際は、カーフィルムを貼るか検討することもあるでしょう。
カーフィルムを貼ってみたいけど、どの様なメリットがあるのか、また、施工料金はどのくらいかかるのか、気になりますよね。
そういった疑問にお答えしておりますので、ぜひ本記事を参考にしてみてください。
車にカーフィルムを貼るメリットは?
車にカーフィルムを貼るメリットは色々ありますが、大きく分けて「直射日光の影響を最小限にする」こと、「車内を見えにくくしてプライバシーを守る」ことになるでしょう。
その他にも色々なメリットがありますので、以下でご紹介します。
ドレスアップやプライバシーの保護
カーフィルムにはその種類や色の濃淡によって、車の印象が変わる「ドレスアップ」効果があります。
色の濃いカーフィルムを選ぶと、外から車内の様子が分かりにくくなり、プライバシー効果が高くなります。
断熱・UVカット効果
カーフィルムを貼ると、太陽や外気の影響を受けにくいというメリットがあります。
特に真夏は、室内の温度の上昇を最小限に抑えるので、カーエアコンの効きが良くなるなど、断熱効果は高くなるでしょう。
また、UVカット効果で人肌の日焼け予防や、目を保護することもできます。
交通事故時の二次被害を防ぐ
カーフィルムを貼ると、シールがガラスを保護している状態になります。
これにより、交通事故などでガラスが割れた際に、車内へのガラスの破片の飛び散り(二次被害)を防止することが出来ます。
ただし、水没などで車外へ脱出しようとしても、ガラスが割れにく、脱出しにくいというデメリットもあります。
カーフィルムの施工料金の工賃相場・施工時間
カーフィルムはその種類や色の濃さ、または貼る車のガラスの面積によって価格が異なります。
どこに依頼するのが一番良いのでしょうか?代表的な業者の工賃や時間を見てみましょう。
①オートバックスに依頼した時の工賃相場
オートバックスにカーフィルムの貼り付けを依頼した場合(標準フィルムでリアガラス3面)の相場は下記を参考にしてください。
車種 | 料金(フィルム代込) |
軽自動車 | 20,000円~ |
ワゴン車 | 35,000円~ |
セダン | 35,000円~ |
外車セダン | 40,000円~ |
店舗によっては、価格重視コースや断熱コース、ミラーコースなど、フィルムの性能によってコースや料金が分かれている店舗もあります。
工賃のみだと12,000円くらいが相場ですが、店舗によっては施工のみは受け付けていないことありますので注意が必要です。
オートバックスに依頼した時の施工時間
オートバックスは、在籍する専門スタッフが行う場合、120分~180分で済む場合もあります。
店舗によっては業者に外注するもあり、その場合は一日車を預けることになります。
電話などで日程を相談し、余裕をもって依頼することが必要になるでしょう。
店舗によっては、代車の貸し出しサービスもあるようです。
オートバックスでのカーフィルム施工の特徴
オートバックスは、カーフィルムの取り扱いの種類が多く、自分好みのフィルムを見つけることができるでしょう。
しかし、オートバックスのカーフィルムの施工は、店舗ごとに多少金額が異なります。
もちろん、フロントサイドまで、リアのみなど施工箇所によっても変わっていますし、カーフィルムの種類によって値段も変わります。
価格重視フィルム、標準フィルム、断熱フィルム、ミラーフィルムなど種類が多く、また使う量によっても価格が
変わってくるので、フィルム選びも慎重に行うようにしましょう。
②イエローハットに依頼した時の工賃相場
イエローハットでのカーフィルムの貼り付け工賃の相場は、オートバックスよりも多少安く設定されているようですが、店舗によって異なります。
また、カーフィルム貼り付け自体を行っていない店舗もあります。
工賃のみだと10,000円前後になるようですが、電話などで確認した方が良いでしょう。
イエローハットに依頼した時の施工時間
イエローハットでは、オートバックスに比べて専門的にカーフィルムを貼ってくれる店舗が少ないので、施工時間も長く見積もっていた方が安心です。
事前に必ず確認するようにしましょう。
イエローハットでのカーフィルム施工の特徴
全体的に、オートバックスよりも多少安く済む場合が多いようです。
ただし、専門スタッフが在籍していない店舗もあるので、事前確認は必須になるでしょう。
③カーフィルム専門店に依頼した時の工賃相場
カーフィルム専門店に依頼した場合、オートバックスなどよりも安い傾向にあります。
ただし、高性能でこだわりのカーフィルムを選ぶとやはり高くなるので、事前に相談するとよいでしょう。
カーフィルム専門店にカーフィルムの貼り付けを依頼した場合(標準フィルムでリアガラス3面)、相場は下記の表のようになります。
車種 | 料金(フィルム代込) |
軽自動車 | 20,000円~ |
ワゴン車 | 33,000円~ |
セダン | 30,000円~ |
外車セダン | 35,000円~ |
カーフィルムを他で購入し、施工だけ依頼できる業者もありますが、受け付けていないところもあるので注意が必要です。
業者によってはキャンペーンや割引サービスもあるので、その時を狙ってお得に施工してもらうのも良いでしょう。
カーフィルム専門店に依頼した時の施工時間
専門店なので、他の業者に依頼するよりは早く作業が終わります。
120分~180分が目安ですが、車種や作業内容によって異なりますので確認するようにしましょう。
カーフィルム専門店でのカーフィルム施工の特徴
カーフィルム専門店で施工を依頼すると、プロならではのアドバイスを受けることが出来ます。
不安や、疑問など、どんな事でもすぐに解消するので安心です。
また、仕上がりも美しく、誰が見ても納得のいく仕上がりになります。
ただし、こだわりが強い業者になると、安いフィルムなどは使わないこともあり、結果的にカー用品店の方が安くなる場合もあるようです。
DIYによるカーフィルムの施工について
カーフィルムの施工料金が一番安く済む方法は、時間や手間はかかりますが自分で張り付けることです。
人気の車種になると、カー用品店などで車種別にカットされたカーフィルム手に入れることもできます。
カットする時間や手間がかかりませんので、車種に合ったフィルムが販売されているか調べてみるとよいでしょう。
DIYでカーフィルム施工した時にかかる費用
DIYなら施工料金はかかりませんので、カーフィルム代のみになります。
カーフィルムは、その種類によって、切り売り1mで500円程度の物から3,000円程度まで幅広くあります。
車種別にカットされたカーフィルムでも、10,000円以内で手に入れることができます。
施工時に必要な道具
カーフィルム、ゴムベラ、霧吹き、ハサミ・カッターが必要です。
しかし、初心者がガラスの形にキレイにカットするのはなかなか難しいもの。
車種別にカットされたカーフィルムが手に入るようなら、それを利用した方がより美しく貼ることが可能でしょう。
作業手順|貼り方と剥がし方
カーフィルムを自分で貼る方法
- カーフィルムをカット
- 施工する車のガラスを綺麗に洗浄
- ホコリや汚れが付いている場合は除去
※気泡などができてしまいます。 - フォルムの裏側に、フィルムスプレーまたは水を均等に吹き付ける
- ゴミやホコリが入らない様に、ゴムベラなどを使って慎重にフィルムを張り付ける
- ヘラで押し出すように空気と水を抜き、自然乾燥をして終了
カーフィルムを自分で剥がす方法
カーフィルムを剥がす時は、ドライヤーで温めながら剥がしていくのが基本です。
下に引っ張りがちですが、手前に引っ張るように徐々に剥がしていと、糊が残りにくくきれいに剥がすことが出来ます。
また、リアガラスには熱線がありますので、熱線を傷つけないよう十分に注意しながら剥がしていきましょう。
車のスモークは何%までなら車検に通る?
車のフロント周り(フロントガラス、運転席ドアガラス、助手席ドアガラス)に限っては、可視光線透過率が70%以上を確保しなければいけないという法律があります。
透過率の範囲内なら、可視光線透過率が高いフィルムを貼ることは可能ですが、業者に依頼しても断られる場合があります。
ただし、フロント周り以外のリアガラスやリアドアガラスには、可視光線透過率は関係ありませんので、一番濃いカーフィルムを貼る事も可能です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
カーフィルムには様々なメリットがあり、断熱効果やUV対策、プライバシー保護に大活躍します。
カーフィルム専門店に依頼すると、適正価格で美しく貼ることが出来ますが、選ぶフィルムの価格によっては、オートバックスなどのカー用品店に依頼してもさほど変わらない場合もあるので、事前に調べておきましょう。
また、自分で行うDYIは時間も手間もかかりますが、何回か挑戦すると慣れて綺麗に仕上げることが出来ます。
愛車のために挑戦してみるのも楽しいかもしれませんね。
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