タイヤワックスが愛車をダメにする悲劇とは!正しい知識と選び方

タイヤワックスが愛車をダメにする悲劇とは!正しい知識と選び方

タイヤワックスはタイヤに悪いと聞いたことがあるけど実際どうなんだろう?
油性と水性どっちのタイヤワックスが良いんだろう?

そのような疑問に答える記事です。

タイヤが白化してワックスを塗りたいけど、油性のものは良くないと聞いたことがあるし、商品が多すぎると迷っている方もいるでしょう。

この記事ではタイヤワックスのメリット・デメリットについて解説します。

また、記事後半ではタイヤワックスの種類や塗り方もお伝えします。

タイヤワックスの利用を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

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リブラック
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目次

タイヤワックスの悲劇とは

まず、「タイヤワックスの悲劇」とはどういう意味なんでしょうか?

タイヤワックスの悲劇とは、タイヤワックスを塗ることでタイヤがボロボロになったり、ひび割れしてしまうことを表した言葉です。

「タイヤワックス=タイヤに悪い」というイメージを持っている方は多く、実際にタイヤワックスについて検索すると、タイヤワックスに否定的な意見も多く見受けられます。

たしかに、タイヤワックスの中には劣化を早めるものもありますが、長年タイヤワックスを使っても問題ないという人もたくさんいます

また、最近ではタイヤの劣化を防ぐ効果のあるタイヤワックスも販売されています

つまり、「タイヤワックス=悪い」とは一概に言えず、タイヤを劣化させないタイヤワックスを選ぶことが大切です。

油性ワイヤワックスが悲劇につながることも

タイヤワックスの悲劇が、ワックスによりタイヤをボロボロにしてしまうことがあることを紹介しました。

ただし、2種ある水性・油性のタイワックスのうち、油性のワックスを使った時に劣化してしまうことがあるのです。

油性タイヤワックスがタイヤの劣化・ひび割れの原因だと言われている件について解説します。

タイヤの劣化の原因はワックスに含まれる成分

まず、タイヤが劣化するのはタイヤワックスに含まれる「石油系溶剤」という成分が原因です。

石油系溶剤は油汚れを落とすのに使われる化学薬品で、艶出し効果が高く洗浄力が強いため、長期間付着したままにするとタイヤの成分を溶かしひび割れを起こしてしまいます

石油系溶剤を含むタイヤワックスを使うときは、タイヤを劣化させる危険が高いことを理解した上で使うようにしましょう。

石油系溶剤を含まない油性タイヤワックスもある

前段では、タイヤワックスに含まれる石油系溶剤がタイヤの劣化を早めるとお伝えしました。

この石油系溶剤ですが、すべての油性タイヤワックスに含まれているわけではなく、石油系溶剤を含まない油性タイヤワックスであれば、タイヤの劣化を心配せず安心して艶出しができます

タイヤに負担の少ないタイヤワックスを使いたい人は、石油系溶剤を含まない油性タイヤワックスか、タイヤに優しい水性タイヤワックスを選ぶようにしましょう。

油性・水性タイヤワックスの特徴を解説

ここまで、タイヤの劣化とタイヤワックスの関係についてお伝えしました。

ここからは、以下の表でまとめた油性・水性タイヤワックスの特徴について詳しく解説していきます。

油性タイヤワックス 水性タイヤワックス
メリット 艶出し効果が高い タイヤに優しい
デメリット タイヤへの負担が大きい 効果が持続しにくい

油性タイヤワックスのメリットとデメリット

まず、油性タイヤワックスの特徴について解説します。

油性タイヤワックスはシリコンを溶かしたタイヤワックスを指し、以下のようなメリットがあります。

  • 深い艶や光沢を出せる
  • 雨に濡れても落ちにくい
  • 液だれしにくいので塗りやすい
  • 汚れがつきにくい

また、水性タイヤワックスに比べて値段が安い場合が多く、ハッキリとした艶を出したい人は油性タイヤワックスがおすすめです。

しかし、油に溶けやすい成分でタイヤの劣化防止を妨げるリスクがあるので、水性タイヤワックスに比べてタイヤへの負荷を与えてしまうデメリットがあります。

水性タイヤワックスのメリットとデメリット

続いて、水性タイヤワックスの特徴について解説します。

水性タイヤワックスはシリコンと水を混ぜ合わせたタイヤワックスで、タイヤに自然な艶を出すことができます。

水性タイヤワックスを使うメリットは、シリコンが表面を覆うことでタイヤの劣化を防げる点で、水性タイヤワックスの方が油性タイヤワックスよりもタイヤに優しいです。

実際に、車メーカーやディーラーでも水性ワックスを使用することが多く、タイヤの安全面を重視したい人は水性タイヤワックスがおすすめです。

ただし、水性タイヤワックスは持続性が低いというデメリットがあります。

水性タイヤワックスは水に溶けやすく、雨が降るとタイヤワックスが流れ落ちてしまうことも多いです。

タイヤに優しいものを使いたい方は、水性タイヤワックスの利用を検討してみてください。

悲劇を防ぐためのタイヤワックス種類の選び方

前段では、油性・水性タイヤワックスの特徴についてお伝えしました。

ここからは、スプレーや固形などタイヤワックスの種類についてご紹介します。

タイプによって特徴があるので、自分の車や用途にあったタイヤワックスを選ぶようにしましょう。

スプレータイプ

まず、スプレータイプは吹きかけるだけで施工できるタイヤワックスです。

基本的に事前の洗浄と塗布後のふき取りが必要ですが、洗浄や拭き取りが不要の商品もあり、時間や手間をかけたくない人におすすめです。

ただし、広範囲に液材がかかる場合もあるので、タイヤ以外の場所に吹きかけてしまうとシミになる恐れがあるのがデメリットです。

スプレータイプのタイヤワックスを使うときは、タイヤ以外の場所にワックスが付かないようにマスキングするようにしましょう。

固形タイプ

続いて、固形タイプは固形や乳液状のワックスをスポンジに付けて塗るタイヤワックスです。

スプレータイプに比べ施工に手間がかかりますが、手作業で塗り込むことでハッキリとした艶を出すことができます

また、一度塗りこむと長持ちするメリットがあるので、雨や雪が多い季節にピッタリです。

ハッキリとした艶を出したい方や効果を長持ちさせたい方は、固形タイプのタイヤワックスを検討してみてください。

ノータッチタイプ

最後に、ノータッチタイプは泡で出てくるタイヤワックスです。

スプレータイプのように事前の洗浄や塗った後のふき取りが不要で、手を汚さずに施工できるのがメリットです。

また、「ノータッチUV」は汚れを落とす成分とUVカット効果もあるので、洗浄と艶出し、紫外線対策を一度に行うことができます。

ただし、液だれしやすくホイールに付きやすいデメリットもあるので、ノータッチタイプのタイヤワックスを使うときはホイールに付かないように注意しましょう。

悲劇を回避するタイヤワックスの正しい塗り方

ここまでは、タイヤワックスの種類についてお伝えしました。

以下では、タイヤワックスを正しく塗る方法を解説します。

①タイヤを洗浄してから塗る

まず、タイヤワックスを塗る前にタイヤを洗浄しましょう。

用意するものは次の3つです。

  • ホース
  • スポンジ(ブラシ)
  • タオル

タイヤには劣化防止剤と呼ばれる成分が含まれており、洗剤を使うと劣化防止剤が流れてしまうことがあるので、なるべく水で洗浄するようにしましょう

水では落ちない頑固な汚れがある場合は、タイヤを痛めにくい弱アルカリ性の「タイヤ専用クリーナー」を使うようにしましょう

乾いた状態で塗るタイヤワックスを使う場合は、タイヤを洗浄したらしっかりと乾燥させましょう。

タイヤが塗れいているとワックスがうまく塗りこめないこともあるので、タイヤの表面に触れてきちんと乾いているかチェックすると良いでしょう。

②ムラに注意してタイヤワックスを塗りこむ

続いて、タイヤワックスはタイヤの側面にムラができないように塗りましょう

一度に塗りこもうとするとムラができやすいので、最初は少量のワックスを複数の箇所につけるのがポイントです。

また、ホイールにタイヤワックスが付いてしまった時は、タオルなどで拭き取りましょう。

ホイールに付着したままにするとシミの原因になるので、できるだけ早めに拭き取ることが大切です。

③タイヤワックスをしっかり乾燥させる

最後に、タイヤワックスを塗り終えたらしっかりと乾燥させます

タイヤワックスが十分に乾いていないと、走行した時にホイールやボディに飛び散ってしまいます

乾燥時間はタイヤワックスによって異なるので、取扱説明書を確認しましょう。

また、雨や湿度の高い日は乾燥時間を長めにとるようにし、手袋やタオルを付けて乾燥具合を確認するのがおすすめです。

タイヤワックスを使う際の注意点とは

前段では、タイヤワックスの塗り方について解説しました。

続いて、タイヤワックスを使う際の注意点を3つお伝えします。

タイヤワックスの塗りすぎには注意

まず、タイヤワックスは頻繁に塗りすぎないようにしましょう

タイヤワックスを頻繁に塗り過ぎると、タイヤに含まれている劣化防止剤が溶け出し、タイヤの劣化を早める恐れがあります。

したがって、水性タイヤワックスは月に1回程度油性タイヤワックスは2~3ヶ月に1回程度を目安に塗るようにしましょう。

商品によっては施工頻度が書かれている場合もあるので、取扱説明書などでチェックするようにしましょう。

タイヤを保管する時はワックスを落としてから

最後に、タイヤを保管する時は事前にワックスを落とすようにしましょう。

タイヤへの負担が少ないタイヤクリーナーを使うのがおすすめです。

タイヤワックスが付いたまま長期間放置すると、タイヤの劣化を早める場合があります。

先ほども紹介したように、タイヤには劣化防止剤が含まれており、時間の経過と共に少しずつ表面に滲み出てくることで長期間保管する場合でもタイヤの硬化を防いでいます。

タイヤワックスが塗られていると、本来のようにタイヤの劣化を防げずタイヤが硬くなってしまう恐れがあります。

ですので、タイヤを長期間保管する場合は事前にタイヤワックスを落としておくことをおすすめします。

トレッド面にタイヤワックスを付けない

続いて、タイヤワックスを塗る時は、トレッド面に付かないように注意しましょう。

トレッド面とはタイヤと路面が触れる部分を指し、トレッド面にタイヤワックスが付着するとタイヤが滑りやすくなります

プレータイプやノータッチタイプのワイヤワックスは広範囲にワックスが付く恐れがあるので、特に注意しましょう。

タイヤワックスの代用品はある?

ここまで、タイヤワックスを使う時の注意点をお伝えしました。

タイヤワックス以外にタイヤの艶出しに使えるものはないだろうか?

そのように考えている方に向けて、以下ではタイヤワックスの代用品となる2つのアイテムをご紹介します。

シリコンオイル

まず、タイヤワックスの代用品として使えるのがシリコンオイルです。

シリコンオイルは車のコーティングに使われるアイテムで、撥水や艶出しの効果があります

シリコンオイルを使った「シリコン洗車」は洗車後にシリコーンオイルをボディに薄く塗布する方法で、お手軽に艶出しできることから人気が高いです。

また、シリコンオイルは粘り強く耐久性に優れているため、タイヤやボディの艶出し効果が長く続くメリットがあります。

ただし、シリコンオイルは液体タイプとスプレータイプがあり、スプレータイプは「石油系溶剤」が含まれているのでタイヤを劣化させるデメリットがあります。

シリコンオイルをタイヤに使う際は、成分を確認して「石油系溶剤」を含まない液体タイプを選ぶと良いでしょう。

アーマオール

続いて、アーマオールもタイヤワックスの代用として使えます。

アーマオールとは、白い少しトロッとした液状のワックスを指し、車のボディや樹脂パーツの汚れやウォータースポット(水垢)を防ぐコーティング剤です。

成分は中性なのでタイヤにも負担をかけずに使え、濃い艶を出したい場合に最適です。

しかし、アーマオールはスプレータイプなので直接タイヤに吹き付けると液だれの原因となることがあります。

アーマオールは少量でもかなり伸びるので、直接タイヤに吹き付けるのではなく布やスポンジにつけてからタイヤに塗るようにしましょう

また、アーマオールには複数種類があるので、タイヤに使う場合はタイヤ用のアーマオールを選ぶようにしましょう。

タイヤの艶出しにはリターンブラックがおすすめ

前段では、タイヤワックスの代用品を2つお伝えしました。

ここでは、タイヤの艶出しにおすすめのアイテムをご紹介します。

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リブラック
リブラック

リターンブラックは、車用の白化したパーツを蘇らせる艶出し剤です。

研磨剤を使っていないので傷つけることなく、ダッシュボードやゴムモールなどさまざまなパーツの艶出しに使うことができる便利なアイテムです。

スプレーなので誰でも簡単に施工ができ、コーティング剤を無駄にせずにムラなく塗れるのが特徴です。

また、ガラス系の樹脂コーティングは耐久性が高く、樹脂パーツの本来つや感・光沢を取り戻すことができます。

簡単に施工ができて、効果を長持ちさせたいと考えている方はぜひチェックしてみてください。

まとめ

タイヤの艶出しや劣化防止の効果があるタイヤワックス。

タイヤのひび割れを起こすと言われることも多いですが、「石油系溶剤」が入っていないワックスであれば水性・油性ともにタイヤを劣化させる心配はありません

タイヤワックスを購入する時は含まれている成分を確認し、用途に合ったタイプを選ぶのが大切です。

この記事で紹介した内容を参考に、より充実したカーライフを送ってくださいね。

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