タイヤチェーンを付けるタイミングはいつ?つけっぱなしのリスクも解説

タイヤチェーンを付けるタイミングはいつ?つけっぱなしのリスクも解説

「タイヤチェーンはいつ付けるのが正解?」
「つけっぱなしにしていたらどんなリスクがあるの?」

そんな疑問に答える記事です。

寒い中、タイヤチェーンを付けたり外したりするのは面倒ですよね。本記事では、タイヤチェーンを付け外しする適切なタイミングと、つけっぱなしにした時のリスクについて解説していきます。

タイヤチェーンを付けるタイミングに迷われている方は、参考にしてみてください。

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目次

タイヤチェーンの役割と寿命

まずは、タイヤチェーンの役割と寿命について解説します。

タイヤチェーンの役割について

タイヤチェーンは、凍結した道路を走行する時に、滑らないようにするために利用します。雪道でのスリップ事故を防ぐ役割あります。

メリット
・スタッドレスタイヤよりも価格が安く、簡単に取り付けられる商品も多い
・雪道やアイスバーンなどスタッドレスタイヤでも走行しにくい場面で活躍する
デメリット
・振動や走行音が大きいなど快適性には欠ける商品がある
・雪道以外では外さないといけないため、脱着の手間がかかる

タイヤチェーンはコンパクトに収納できる商品も多く、年に数回使用する場合は非常に便利なアイテムです。自分の希望にあったチェーンを見つけて使用しましょう。

タイヤチェーンの寿命はどのくらい?

タイヤチェーンは、経過年数によって劣化するため、JASAA認定の商品では「5年」の使用期限が設けられています。1/3から半分程度が摩耗している場合は、チェーンが切れやすくなるため、早めに交換するようにしましょう。

  • 金属製チェーン ⇒金属が劣化して耐久性が弱くなる
  • 非金属製チェーン⇒ゴムが劣化して性能が悪くなり切れることもある
  • 布製チェーン  ⇒布が傷んでほつれてしまい機能しなくなる

安全な走行をするためにもタイヤチェーンの寿命を超えた場合は、使用をやめておきましょう。

タイヤチェーンを脱着するのはいつ?

タイヤチェーンを脱着するのにベストなタイミングがいつなのか解説していきます。

タイヤチェーンを付けるタイミング

雪があまり降らない地域では判断が難しいですが、タイヤチェーンを付ける適切なタイミングは、雪が降っているのを見た時か、地面が凍結しそうな時の前です。

高速道路であればチェーンが必要だと示されますが、一般道では自分で判断しなければなりません。朝方や夜の暗い時間だと雪がとけにくく、凍りやすくなります。心配な場合は、すぐにチェーンを取り付けるようにしましょう。

対向車のトラックやバスがチェーンを付けているのを参考にするのも一つです。

タイヤチェーンを外すタイミング

タイヤチェーンを外すタイミングは、道路の雪が溶けてシャーベット状態でなくなった時です。

必要のないタイミングでタイヤチェーンを装着していると、チェーンが劣化してしまいます。雪が降っていない道路や凍結した道路のみで使用するようにしましょう。

つけっぱなしにした時のリスク

タイヤチェーンをつけっぱなしにしていた時のリスクについて解説します。チェーンの種類によっても異なりますので、金属製と非金属製の場合のリスクを紹介します。

金属製チェーンは乾燥路で劣化する

金属チェーンをつけたまま乾いた道路を走行すると、チェーンが摩耗し傷んでしまいます。傷むとチェーンが切れてしまうリスクが高くなるため、手間はかかりますが路面に合わせてチェーンを脱着することが大事です。

また、雪道でも乾いた道路でも時速30km程度しか出せず、チェーンをつけたままだとガタガタ揺れたり騒音が鳴ったり乗り心地も良くないため、取り外しておくべきです。

非金属製チェーンは乾燥路でも走行できる

タイヤチェーンをつけたまま乾いた道路を走行するなら、非金属製チェーンを付けた方が安心です。

ゴム素材であれば振動や騒音も抑えらえるため、金属製チェーンよりは快適に過ごすことができます。ただ、乾いた道路で劣化しない訳ではないので、速度には注意して使いましょう。

タイヤチェーンの取り付け方

以下では、それぞれのチェーンの取り付け方について解説します。

金属製チェーンの取り付け方

  1. チェーンがねじれないように道路へ置いておく
  2. 装着させるタイヤをチェーン中心部に合わせて乗せる
  3. チェーンの両端を持ち、タイヤハウスの奥でチェーンをつなぐ
  4. チェーンの手前両端を持ち、タイヤハウスの手前でチェーンをつなぐ
  5. 数メートル走行してゆるみがないか確認する

非金属製チェーンの取り付け方

  1. チェーンのスパイクピン面を上に、ジョイント部分が手前になるように置く。
  2. 八の字になるように、チェーンをタイヤ裏面に回しこむ。チェーン両端を持って、タイヤ上部まで持ち上げ、タイヤの奥でジョイントを固定する。
  3. チェーンをタイヤに沿わせながら、タイヤ上部の手前フックを固定する。
  4. 同じように、タイヤ下部のジョイント奥から手前の順で固定する。
  5. 専用ハンドルで、カチッと音がするまで全てのロック部を固定する。
  6. 数メートル走行して問題がないか確認する。

布製チェーンの取り付け方

  1. タイヤ上部からチェーンを被せるように、左右の駆動輪2輪に取り付ける
  2. タイヤを半回転移動させて、残りのチェーンを被せる
  3. 数メートル走行して、きちんと装着できているか確認する。

タイヤチェーン以外の選択肢も

雪道の走行には、タイヤチェーン以外にもスタッドレスタイヤをつけたり、スプレー式タイヤチェーンを使用したりすることもできます。

スタッドレスタイヤを付ける

スタッドレスタイヤは、雪道や凍結路でも滑らないように装着するタイヤです。

曲がったり止まったりスムーズで出来るようにするため、低温でも硬くなりにくいゴムが使用されています。凍った道路でも滑りにくく、騒音や振動がなく乗り心地が良いことが特徴です。価格が高く、燃費が良くないことがデメリットです。

スプレー式タイヤチェーンを用意する

スプレー式タイヤチェーンは、樹脂を原料とするスプレーをタイヤにかけて、表面の摩擦を高めグリップ力を強める製品です。

スプレーをかけて2~3分待つだけで使用できるため、誰でも手軽に使用することができます。価格も安いため常備しておくのに向いていますが、効果が持続しにくいため長距離運転に向いていないことがデメリットです。

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まとめ

本記事では、タイヤチェーンの脱着するタイミングと、つけっぱなしにした時のリスクについて解説してきました。

雪が降っているなど寒い中、タイヤチェーンを外す作業は手間だと思いますが、安全に長くタイヤチェーンを使用するためにも必要な作業となります。

タイヤチェーン以外の選択肢もありますので、ぜひ参考にしてみてくださいね!

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