車内清掃をする際、落ちにくい頑固な汚れもあります。
そんな車内の汚れで困っている人の強い味方となるのが、プロの清掃業者です。
今回はオートバックス・イエローハットという専門業者による車内清掃の特徴などについて解説していきます。
業者に依頼するか迷っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
車内清掃(クリーニング)とはどんなサービス?
車内の汚れを放っておくと発生するのが雑菌です。
雑菌が繁殖するとカビや悪臭が発生して、掃除しても取れにくくなってしまいます。
しかし、プロの専門業者が行う車内清掃は、市販されていない業務用の薬剤や道具などを使用するので、頑固な汚れ・悪臭も一掃することが可能なのです。
一般人にはできないプロのスキルと設備で車内を新車同様にきれいにできるのが、車内清掃の強みといえます。
オートバックスの車内清掃サービスの特徴と料金
国内を代表するカー用品専門店のオートバックスは車内清掃サービスも行っています。
そのメニューの特徴と料金相場・作業時間を紹介していきます。
車に関するあらゆることに精通している大手であるオートバックスは、車内清掃のメニューも豊富です。
車内のあらゆる汚れに対して清掃してもらえます。メニューは各店舗ごとに異なり、取り扱っていないメニューもあるので注意しましょう。
(以下参考:オートバックス公式HP)
エアコン消臭除菌
オートバックスが用意したエアコン消臭除菌サービスはナノレベルで行うので、気になる臭いと雑菌を消し去ります。効果も3ヶ月〜半年続くので安心です。
作業時間 | 作業工賃(税込) |
20分~ | 2500円~ |
車内とエアコン内部W消臭・抗菌
タバコや食べ物の残りカス、エアコンが原因の嫌な匂いを消臭・抗菌するサービスで、半年ほど効果が続きます。
作業時間 | 作業工賃(税込) |
60分〜 | 5217円〜 |
エアコンフィルター交換
エアコンのフィルター交換は作業時間・費用ともにそれほどかからないのが特徴です。わずかな費用で臭いや垢を消し去って快適になります。
交換は1年ごとか15,000km走行ごとを目安にするといいでしょう。
作業時間 | 作業工賃(税込) |
30分〜 | ・交換工賃:550円~ ・フィルター代:3000円~ |
エアコンガスクリーニング
エアコンガスの不純物をろ過して除去して冷却力を回復させるサービスです。自分でやるのは困難なのでオートバックスのようなプロにお任せするのがいいでしょう。
作業時間 | 作業工賃(税込) |
30分〜 | ・交換工賃:550円~ ・フィルター代:3000円~ |
車内消臭・除菌
車内清掃とセットになっていてお得なサービスです。
オゾン脱臭機を使用して臭いの元を分子レベルで分解し、ウイルスや花粉を消し去ります。定期的に利用している人も多いサービスです。
作業時間 | 作業工賃(税込) |
20分〜 | 4,400円〜 |
ルームクリーニング
シートなどをすべて取り外して車内全体を徹底的に掃除するサービスです。ほこり掃除、吹き上げ、バキュームなどを行います。
店舗によっては代車を用意してくれる場合もあるので、事前に確認しておくのがおすすめです。
作業時間 | 作業工賃(税込) |
60分〜 | 9,000円〜 |
シートクリーニング
シートに飲み物をこぼしたり嘔吐したりした場合、落ちなくなった汚れを洗浄するクリーニングです。
最新の機械を使用して行うのでシートは新品同様の仕上がりになります。
清掃は1席からお願いできますし、店舗によってはチャイルドシートの清掃も対応してもらえる場合があります。
作業時間 | 作業工賃(税込) |
1〜2日 | ・シート1席 税込16,500円〜 ・リアシート 税込33,000円〜 ※要相談 |
室内清掃
基本的な清掃サービスです。窓汚れを取り除き、シートやマットのごみを掃除機で吸い取ります。
作業時間 | 作業工賃(税込) |
20分〜 | 550円〜 |
室内まるごとクリーニング
特殊な洗剤を使用して天井からフロアまで車内全体をきれいにするクリーニングです。ヤニ汚れ・手垢など落ちにくい汚れもきれいに取り除きます。
事前の見積もりでどこまできれいにするか対象箇所をリストアップしてお願いすることも可能です。
作業時間 | 作業工賃(税込) |
1〜2日 | 4,400円〜 |
室内除菌・消臭
時間・費用ともにそれほどかからないサービスで、出かける前などに便利です。車内清掃とセットでお願いするのがお得です。
作業時間 | 作業工賃(税込) |
20分〜 | 550円〜 |
フロアマット洗浄
靴についた泥や食べかす、嘔吐などフロアマットについた汚れを、スチームクリーナーで洗浄してもらえるサービスです。
車内をまる洗いしてもらえる「ルームクリーニング」だと、フロアマットの洗浄までしてもらえることもあります。
作業時間 | 作業工賃(税込) |
120分〜 | 12,100円〜 |
イエローハットの車内清掃(クリーニング)
オートバックスと並ぶ有名カー良品店のイエローハットは、カー用品の販売やオイル交換だけでなく、「カーリフレッシュ」と称した車内清掃サービスも用意されています。
どんな内容なのか、以下よりメニューの種類などを紹介します。
(以下参考:イエローハット公式HP)
イエローハット車内清掃のメニュー
イエローハットの車内清掃メニューは全部で6種類です。以下よりメニュー内容を紹介します。
ボディーコーティング、ポリマーコーティング
細かい傷や鉄粉などで光沢がなくなってきたボディを、ポリマーコーティングとボディーコーティングの2段階の作業で、光沢を回復→保護という流れでボディを輝かせます。
ウィンドーガラスコーティング
ウィンドーガラスにコーティング施工を施すサービスです。コーティングにより防水効果があり汚れおもつきにくくなります。
作業時間 | 作業工賃(税込) |
25分〜 | 2,200円〜 |
ルームクリーニング
車内全体を清掃する作業です。ヤニ汚れ、垢などを取り除きピカピカにします。
室内をピカピカにしてくれるメニューで、店舗によって料金や作業時間が異なります。
車内消臭
車内にこびりついたヤニやカビなどの臭いを完全に取り除き、快適な空間にします。ペットを乗せている車や喫煙車両にはおすすめです。
作業時間 | 作業工賃(税込) |
25分〜 | 2,640円〜 |
エアコン消臭
エアコン内を清掃して、エアコンを付けた際に生じる嫌な臭いを消し去ります。
作業時間 | 作業工賃(税込) |
15分〜 | 3,850円〜 |
ボディ・車内の洗車
車内だけでなくボディの汚れも気になる場合、イエローハットにお任せできます。
作業時間 | 作業工賃(税込) |
20分〜 | 1,100円〜 |
イエローハット料金相場と作業時間
イエローハットのHPには上記の車内清掃サービスの値段および作業時間は掲載されていないので、各店舗に問い合わせる必要があります。
相場としては、以下のような金額と言われています。
内容 | 料金 |
掃除機などをかけた場合 | 3,000円〜 |
消臭 | 普通車両 ・20,000円~大型車両 ・30,000円~ |
作用にかかる時間の目安は不明なので、各店舗に聞いて見積もりを出してもらいましょう。
車内清掃を業者へ頼むメリットデメリットは?
粘着クリーナーやシートクリーナーなど、アイテムさえ用意すると自分でもできる車内清掃ですが、オートバックスやイエローハットなどの業者に頼むメリットはいかがでしょうか。
実際に、車内清掃した経験がある20〜70代の男女100名へアンケートを行い、業者へ依頼して良かったと思うこと、必要なかったと思う事例などについて調査しました。
車内清掃を業者へ頼むメリット
- 自分でするよりも、隅々まできれいになった
- 酔っぱらった知人に吐かれ、自分では消せない臭いまでスッキリした
- 掃除する面倒な手間が省けた
車内清掃を業者へ頼むデメリット
- 3,000円程度かかったが、それほど綺麗になったと思わなかった
- 自分で掃除した方がはやいと思った
- 自分で掃除しているとトラブルや故障に気付きやすい
さらに、業者へ依頼したことがない人については、「料金が高そうだから」「自分で掃除した方が安いから」など、料金の負担についての意見が多くあげられました。
ただし、メニューによっては、掃除用アイテムを買うよりも安く依頼できる場合もあるため、以下で紹介するサービス内容と料金を参考にしてください。
【調査概要】
調査方法:インターネットによるアンケート調査
調査期間:2023年5月19日(金)~2023年5月22日(月)
調査機関:株式会社クラウドワークス
調査対象:車内清掃した経験がある20~70代の男女100名
車内清掃は自分でもできる?
車内の汚れや臭いの除去はプロ以外の人がやると簡単にはできませんが、しっかりと道具を揃えれば不可能ではありません。
では、DIYで車内清掃をやる場合に必要なグッズ、かかる費用や時間を次より紹介しましょう。
車内清掃に必要なグッズ10選
必要なグッズは以下のものがあれば間違いないでしょう。
①布団たたき・粘着クリーナー(コロコロ)
シートやフロアマットのほこりを出すときは布団たたき、車内に落ちたゴミや食べ物のカスは粘着クリーナーで対応しましょう。
布団たたきや粘着クリーナーは100均などで買えますし、家に置いている方も多いのではないのでしょうか。
簡単にできる車内清掃なので、ぜひ定期的にやってみてください。
②マスク
清掃作業中はほこりなどが舞うので保護するためです。
車内清掃中はシートなどに見えなくてもホコリは沢山あります。
特にホコリやハウスダストでくしゃみが出る方はマスク必須です。
③食器用の中性洗剤と柔軟剤、ブラシ
フロアマットを洗浄するためです。中性洗剤で油汚れを取り除き柔軟剤で抗菌、洗浄する際はブラシを使用しましょう。
フロアマットは靴で踏むため、車でも汚れやすい部分になるのではないのでしょうか。
専用の洗剤などは必要ないので、身近な洗剤を使って洗浄してみましょう。
④雑巾、バケツ
車内のガラスや各部位を水拭きするためです。
車内のガラスも手垢やほこりで汚れることが多いです。
普段気にしていなくても日に当たると目立つ汚れがチラホラということも。
気になった時に雑巾などで拭いておきましょう。
⑤車内クリーナー
雑巾の水吹きで取れない汚れを各種クリーナーで洗浄します。
雑巾の水拭きではなかなか取れない頑固な汚れもありますよね。
頑固な汚れは専用クリーナーを使って掃除しましょう。
食べこぼしの跡などは意外とクリーナーで落ちたりしますよ。
⑥ガラス用クリーナー
ガラス部分の窓は拭き跡が残りやすいので、拭き跡が残りにくい商品を選びましょう。
ガラス部分だけ買うのがもったいないという方には車用のルームクリーナーで窓ガラスにも対応している商品もあります。
⑧シート用クリーナー
シート用クリーナーは種類が豊富でスプレータイプやシートタイプがあります。
本革のシートの場合は専用のシートクリーナーもあるので、ぜひ使用してみてください。
⑨掃除機
コロコロで取れなかったゴミを一掃することができます。
車を掃除する用の小さい掃除機も販売されています。
もちろん部屋で使っている掃除機で吸うのもOKです。
⑩綿棒
手の届きにくい箇所を掃除するために使います。
エアコンの吹き出し口やドアのポケット部分など、車には意外と細かい部分がありますよね。
細かい部分には綿棒で少し擦るだけで埃が取れますよ。
車内清掃を自分でする際の費用や作業時間
車内清掃は、シートやフロアマットなどを乾かさないと雑菌が繁殖するので十分に乾燥させる時間が必要です。
フロアマットは丸洗するので、自然乾燥させる場合はまる1日かかることもあるでしょう。
そのほかの作業時間は車内全体をやっても1時間ほどですべて終了します。
費用は、上記のリンクしたグッズ以外は100円ショップでも購入可能です。
各種クリーナーは500〜600円ほど、一番高い掃除機でさえ3,980円なので、わずか数千円で車内清掃グッズはすべて揃います。
自分で車内清掃するならルームクリーナーがおすすめ
わざわざプロに依頼しなくても、料金もかかってしまうことから自分で清掃しようと思われた方もいると思います。
そこで、簡単に車内清掃するならこちらのルームクリーナーがおすすめです。
樹脂・プラスチック・窓ガラス・塩ビ・布・皮など全てに使用できます。スプレー式で、汚れに直接吹きかけるだけで簡単に除去できるため、初心者でも扱うことができます。
タバコの気になるヤニや手脂などの脂汚れも取れるため、ぜひチェックしてみてください!
まとめ
車内清掃は、自分でも可能ですが、オートバックス・イエローハットなどのプロの業者にお任せすれば、確実にきれいな状態にできます。
しかし、業者に依頼をすると自分で清掃するよりも高い料金がかかってきてしまいます。
ピカピカになった車内で新車のような乗り心地を再び味わいたい人は、プロに車内清掃をお願いしてみてはいかがでしょうか。