最先端機能の「obd2」実はバッテリー上がりの原因?その確認方法と対策を紹介!

    最先端機能の「obd2」実はバッテリー上がりの原因?その確認方法と対策を紹介!

    現在の自動車は各メーカーがITなどの最先端技術が惜しみなく導入されています。

    そのなかのひとつが「obd2」です。この機能は便利な反面、バッテリー上がりの原因になるといわれています。

    この記事では、obd2とバッテリー上がりの関係などについて、詳しく解説します。

    カーバッテリー110
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    目次

    実はobd2とバッテリー上がりは関係している

    車のバッテリー上がりはさまざまなことが原因で起こります。

    obd2もその原因なのではといわれていますが、本当にそうなのでしょうか。以下より説明します。

    最先端機能のobd2

    まいちゃん
    obd2ってなに?
    しゅりくん
    車のエンジン制御の役割を果たしている「ECU(Engine Control Unit)」内に設置されたシステム自己診断・故障診断機能で、車の不具合が発生した際にそれをすぐに警告灯や警告音で知らせます。

    obd2は当初、obd1の名称で流通していました。

    その後、2008年からはobd2にバージョンアップして、

    2010年9月以降は、国産・輸入車すべての新車にobd2の搭載が義務付けられています。

    このシステムのメリットは、過去の不具合をデータ処理して記憶することです。

    《通常の故障時》
    車に不具合が発生したら専門業者に依頼・修理
    業者は車の状態を見て、その人の経験と知識で不具合の原因を探るという流れ
    《obd2が搭載してある場合》
    obd2コネクタに診断機をつなげる
    車に記憶されたデータを読み取り不具合の原因を特定することが可能
    これまでとは違いobd2で不具合の原因の明確化および修理時間の短縮が実現します。

    また、obd2は車の異常だけでなく、GPSや燃費、ナビゲーターなどの情報を集めることが可能です。

    車のあらゆる情報を収集して記憶できるのも、obd2のメリットといえます。

    obd2によるバッテリー上がりの原因

    Obd2が搭載されているとバッテリーが上がってしまうこともあります

    その理由は、obd2は車体から電源を受け取る電源端子によって、電力を消費するからです。

    これは常時電源なので何もしていなくても常に電力は消費されます。

    エンジンを切ればobd2も電力を消費しないと思われてますが、エンジンがオフでも常に電圧がかかっている状態なので、変わりません。

    バッテリーが上がるとセルが回らなくなり、エンジンがかからなくなるのが代表的な症状です。

    ・obd2は車から電力をもらっている
    ・エンジンのON/OFF関係なく電力を車からもらっている

    obd2が原因のバッテリー上がりになってしまった時の解決策

    < 方法> <依頼相場>
    自動車保険に付帯しているロードサービス 1万〜1万5,000円
    JAF(日本自動車連盟) 会員は無料、非会員だと1万〜1万2,880円ほど
    カーバッテリー110番 9千〜1万5,000円

    バッテリー上がりを起こしてしまった時は、自分で解決する方法プロに依頼する方法があります。

    高速道路や交通状況の多い場所ではプロに依頼して、エンジンを復活させてもらうことをおすすめします。

    自分でやる場合は、ケーブルを使って他の車に電力を分けてもらう、ジャンプスターターという機器を使用するなどの方法があります。

    バッテリーを回復させる時間は作業時間は10数分、その後、充電するために車を30分〜1時間ほど走らせる必要があります。

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    obd2選びでバッテリー上がりを予防できる

    バッテリー上がりは、obd2のアダプターの種類によって発生する場合があります。

    そのため、アダプターにはどのような種類があるのか知っておくことが必要です。

    以下よりアダプターをメーカー別に紹介します。

    obd2選びでバッテリー上がりを対策【コムテック】

    長所 情報を多く取得することが可能
    短所 電源がつかないという口コミがある
    値段 5,000〜2万1,000円
    入手方法 コムテックに問い合わせる、各種ECサイトでも購入可能
    注意点 車種によって適合しない
    (使用可能な車種はこちらを参照)
    https://www.e-comtec.co.jp/taiou/set/obd.pdf

    obd2選びでバッテリー上がりを対策【ユピテル】

    長所 走行中、正確な速度や移動距離を検知可能
    短所 接続しないこともある
    値段 1,600円〜6,000円代
    入手方法 ユピテルに問い合わせる、ECサイトでも購入可能
    注意点

    車種によって適合しない
    (使用可能な車種はこちらを参照)
    https://www.yupiteru.co.jp/harness/obd2.pdf

    obd2選びでバッテリ上がりを対策【スバル】

    長所 軽量
    短所 現在、公式では取り扱っていない
    値段 5,000〜6,000円代
    入手方法 ECサイトにて購入可能
    注意点 スバル以外の車種には適合しない

    obd2選びでバッテリ上がりを対策【ホンダ】

    長所 プラスチック製で軽量かつ頑丈
    短所 現在、公式では取り扱っていない
    値段 9,000円代
    入手方法 ECサイトで購入可能
    注意点 ホンダ以外の車種は不適合

    obd2選びでバッテリ上がりを対策【スズキ】

    長所 コンパクトで場所を取らない
    短所 現在、公式では取り扱っていない
    値段 2,000円代
    入手方法 ecサイトで購入可能
    注意点 スズキ、日産、マツダの車種のみ適合

    obd2によるバッテリー上がりを対策するつけ方

    obd2は接続のやり方によってバッテリー上がりを防止することも可能です。

    その方法を次より2通り、紹介しましょう。

    obd2をバッテリ上がりしないように自分でつける方法

    接続が不安定だと電力を無駄に消費します。

    そのため、obd2機器の使用を一切止める人もいますが、ケーブルを加工することによって電力消費を抑えることも可能です。

    具体的な方法は、常時電源のピンアサインをACC電源に切り替えることによって、バッテリー上がりを回避できます。

    接続アダプターは先述した通り、高価なものは2万円代です。

    費用を節約するためには分岐ケーブルを加工することによって、代用品にすることが可能です。

    分岐ケーブルは1,000円代で購入できます。

    《加工方法》
    ①分岐ケーブルを包んでいるゴムをカット
    ②中の線を取り出す
    ③ピンアサインに接続する

    《必要道具》
    ニッパー

    30分ほどあれば完了する作業ですが、手先の器用さに自信がないと線を間違って切ってしまったり傷つけたりするので、決して簡単な作業とはいえません。

    業者にobd2をつけてもらう方法

    ロードサービスや専門業者に依頼すれば、適切な接続を代理でやってもらえます。

    ロードサービスの場合だと会員であれば費用は無料、非会員であれば1万円ほどです。専門業者の場合は7〜8,000円ほどかかります。

    パーマン パーマン

    まとめ

    obd2はあらゆる情報を蓄積する便利な機能ですが、その分電力も消費します。

    そのためいつの間にかバッテリー上がりが発生する可能性もあるので、その対策をしっかりと頭に入れておきましょう。

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