「使っているフォームガンが泡立たない」
「泡立ちが悪くなる原因ってなに?」
「そうすれば泡立つのか対策方法を知りたい」
上記のようにお考えではないでしょうか?
フォームガンを使って泡洗車をすると、車の汚れを効果的に落とすことができます。しかし、いざフォームガンを使用してみると、思ったほど泡立たないことや、急に調子が悪くなることもあります。
せっかく購入したフォームガンで、期待通りのモコモコな泡が出ないとがっかりしてしまいますよね。
この記事では、次の内容について詳しく解説します。
・フォームガンが泡立たない主な原因
・各原因に応じた対策方法
この記事を読むことで、今お使いのフォームガンで泡立たない原因を特定し、理想の泡洗車を楽しむための方法がわかるでしょう。
フォームガンが泡立たない原因5選
フォームガンの泡立ちが悪くなる原因は様々です。ここでは、その主な5つの原因を詳しく解説します。それぞれの対策方法も合わせて紹介するので、ぜひ参考にしてください。
主な原因は下記になります。
カーシャンプーは泡立ちに影響しやすい
カーシャンプーはフォームガンの泡立ちに影響しやすくなっています。カーシャンプーの泡立ちは下記の要素で構成されますので、それぞれ解説します。
・種類
・保管状況
・希釈比率
カーシャンプーは種類によって泡立ちの良さが異なります。泡立ちに特化していないカーシャンプーを使用していると、期待通りの泡が得られないことがあります。そのため、泡立ちに特化したタイプのシャンプーを選ぶと良いでしょう。
おすすめのカーシャンプーは下記で紹介しているため、商品選びの参考にしてください。
また、カーシャンプーの保管状況にも注意が必要です。カーシャンプーには基本的に使用期限はありませんが、開封後に直射日光が当たる場所や凍結の恐れがある場所で保管すると、成分が分離して本来の性能が落ちる可能性があります。
そのため、保管場所には十分に気を配り、適切に管理しましょう。
さらに、希釈率が高すぎると、フォームガンから十分な泡が発射されません。バケツで泡を作る場合とでは適切な希釈率が異なるため、一般的なカーシャンプーの説明に記載されている希釈率では不十分な場合があります。
そのため、泡立ちを良くしたい方は、フォームガンを使用する際の希釈率を低くする必要があります。フォームガンの種類に関係なく、基本的に希釈率は5〜10倍がおすすめです。
・泡立ちに特化したカーシャンプーを選ぶ
・希釈率を5~10倍で調整する
水道ホースを接続するタイプは泡立ちにくい
接続タイプのフォームガンの中でも、水道ホースを接続するタイプは、その性質上泡立ちにくい傾向があります。
その理由は、シャンプーと水に十分な空気が含まれないためです。泡を生成するには空気が必要不可欠で、シャンプーに空気の気泡が含まれることでモコモコした泡が生まれます。
ホース接続タイプのフォームガンは、水道から直接水を供給し、シャンプーと混ぜて噴射する仕組みになっていますが、この方法では空気が十分に取り込まれないため、泡が立ちにくくなってしまいます。
一方、高圧洗浄機を接続するタイプや蓄圧式フォームガンは、圧縮空気を利用して噴射するため、シャンプーに空気が含まれやすく、泡が立ちやすくなります。特に、蓄圧式フォームガンは比較的安価で手に入るため、泡立ちを改善したい方は買い替えを検討しても良いでしょう。
・高圧洗浄機を接続するフォームガンを購入する
・蓄圧式フォームガンを購入する
フォームガンが詰まっている
フォームガンが泡立たない原因として、部品の詰まりも考えられます。
フォームガンを使用し続けていると、シャンプーの残留物や水中の不純物が蓄積し、ノズルやフィルターが詰まることがあります。そのため、定期的なメンテナンスが必要となります。
接続式フォームガンと蓄圧式フォームガンの詰まり除去の方法を下記に記載します。
・メッシュフィルター(別売り)を交換する
長期間の使用により、内部のフィルターが目詰まりし、泡が出にくくなることがあります。そのため、各商品の取扱説明書に従い、メーカー指定のメッシュフィルターを交換してください。
・ノズルの先のゴミを歯ブラシなどで取り除く
・給水ホースの先を綺麗な水で洗う
・保管する際はカートリッジを水で綺麗に洗う
蓄圧式フォームガンの場合、一般的には上記の3つの方法を試すと効果的です。多くの取扱説明書には、泡立ちが悪くなった際の手入れ方法や対応策が記載されているため、それらを参考にすると良いでしょう。
高圧洗浄機の故障
接続タイプのフォームガンに関しては、接続する高圧洗浄機本体が正常に動作していない場合、フォームガンも正しく機能しません。以下の2点を必ず確認しましょう。
・モーターが正常に動いているか
・水漏れが発生していないか
水漏れがあると、適切な水圧がかからず泡立ちが悪くなるため、確認が必要です。また、高圧洗浄機に故障がなくても、電気の周波数が使用地域に合っていなかったり、コンセントがタコ足配線になっていると、モーターが正しく作動しない可能性もあります。
以下は、代表的な高圧洗浄機のトラブルシューティングです。より詳しく故障の確認や対処法を知りたい方は、ぜひ参考にしてください。
フォームガンの故障
これまで取り上げた方法でもうまく泡立たない場合は、フォームガン自体が故障している可能性があります。フォームガンは長期間の使用や定期的なメンテナンスを怠ると、内部部品の劣化や破損に繋がるため、泡立ちが悪くなります。
その場合は、問題箇所の特定ができ、個別で部品交換や購入ができる場合や、メーカー保証が適用される機関であることを除けば、基本的に新しくフォームガンを購入することをおすすめします。
もし使用していたフォームガン以外の商品を検討する方は、下記記事におすすめのフォームガンをタイプ別で紹介しているため、ぜひ参考にしてください。
フォームガンの正しい使い方
ここでは、フォームガンを使った洗車の手順を紹介します。
①車体に付着した汚れや砂ぼこりを水でしっかり洗い流す
②フォームガンを使ってカーシャンプーを泡にして噴射する
③スポンジで車全体をこする
④水でしっかりと泡をすすぐ
まずは、車体に残っている砂ぼこりや汚れをしっかりと落としましょう。この予洗いを省くと、スポンジで洗う際に汚れが車の表面を引きずり、傷がつく原因となる恐れがあります。水をかける際は、車の上部から下部へ流すと、効率的に汚れを落とすことができます。
次に、フォームガンを使って泡を車に噴射します。フォームガンの噴射圧を調整できる場合は、最初は弱めの圧力をかけて汚れをなじませ、徐々に噴射の強さを上げると効果的です。特に、タイヤやバンパーは汚れが溜まりやすいため、しっかりと泡をかけて洗浄しましょう。
十分に泡をかけて汚れを浮かせたら、泡が乾いてシミになる前にスポンジで車体全体を丁寧に洗います。最後に、洗剤が残らないようにしっかりと水で泡をすすぎ流します。
・洗車前には必ず予洗いをする
・水は車の上部から下部へ流すと効率的
・タイヤとバンパーは汚れが溜まりやすいため、泡をしっかりかける
・泡が乾く前に適宜スポンジで車を丁寧に洗う
フォームガンを使用する注意点
フォームガンを使用する際は下記の3点に気を付けましょう。
まず、フォームガンを使った洗車では、通常の洗車よりも多くのカーシャンプーを使用します。通常の手洗いでは希釈率80倍程度ですが、フォームガンを使用する際は5〜10倍に調整しないと十分な泡を生成できません。単純計算でも、シャンプーの使用量が約8倍多くなるため、コスパの面で注意が必要です。
また、直射日光が強い日は洗車を避けるようにしましょう。日差しが強いと、洗車中に泡や洗剤が乾燥しやすく、車体にシミが残る恐れがあります。特に真夏や気温が高い日は、フォームガンでかけた泡がすぐに乾いてしまうため、屋内か日差しの弱い朝方や夕方に洗車することをおすすめします。
さらに、フォームガンを使用すると、泡や水が広範囲に飛び散るため、周囲への配慮も必要です。特に、駐車場所の周囲に他の車がある場合、飛び散った泡が他の車にかかると、シミが残る可能性があります。フォームガンの出力を調整したり、必要に応じて車を移動させるなど、周囲に配慮した洗車を心がけましょう。
コーティング剤を使えば持続的に車がピカピカに
フォームガンでの洗車後にコーティング剤を使用すると、車がよりピカピカになります。
コーティング剤は車の塗装面を保護し、汚れや水垢が付きにくくする効果があります。フォームガンを使って汚れを徹底的に落とした直後にコーティング剤を塗布すると、塗装面により密着し、光沢とツヤが増す仕上がりになります。
また、紫外線や酸性雨といった外的要因からも塗装面を守るため、持続的に新車のような輝きを保つことが可能です。車のコーティングはフォームガンを使って洗車をする方に強くおすすめです。
おすすめのコーティング剤を実際に検証して評価した記事が下記になるため、商品を検討する方はぜひ参考にしてください。
まとめ
本記事では、フォームガンが泡立たなくなる原因と、その対応策について解説しました。
泡立ちが悪くなる原因には、カーシャンプーの種類やフォームガン内部の詰まり、高圧洗浄機の不具合など、さまざまな要因が考えられます。ご自身が使用しているフォームガンとその状況を照らし合わせて、原因を特定してみてください。
・カーシャンプーの種類が泡立ちに影響しやすい
・水道ホース接続タイプは泡立ちにくい
・フォームガンが詰まっている
・高圧洗浄機の故障
・フォームガンの故障
今回ご紹介した対策を参考に、理想的なモコモコ泡洗車を実現し、満足感のあるカーライフを楽しみましょう。
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