車のガラスコーティングはしない方が良い?効果や必要性について徹底解説

「車にコーティングをする必要ってあるの?」
「コーティングってどんな効果があるの?」
「コーティングはしない方がいいの?」

上記のようにお考えではありませんか。

愛車を美しく保つために欠かせないのがコーティングですが、普段馴染みのない方だと本当に必要なのか疑問に思う方も多いはず。業者に依頼すると費用も基本的に高いため、その必要性や効果についてしっかり理解してから判断したいですよね。

そこで本記事では、車のコーティングの必要性から、効果やしない方がいい人の特徴まで徹底解説します。この記事を読むことで、コーティングがあなたにとって必要かどうかはっきりわかるでしょう。

悩んでいる人はぜひ参考にしてください。

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目次

そもそも車のコーティングとは?

ここでは、車のコーティングについて下記を詳しく解説します。

・車のコーティングで得られる効果
・車のコーティングは4種類ある
・車のコーティングを施すメリット・デメリット

車のコーティングについて包括的に記載してますので、ぜひ愛車のコーティングを検討する際の判断材料にしてください。

車のコーティングで得られる効果

車にコーティングを施すことで、車の保護と見た目が向上します。

車のボディは日常の利用で様々なダメージを受けています。具体的には、「紫外線」「酸性雨」「虫」「黄砂」などが挙げられ、車を使用する上でこれらのダメージは避けることが難しいです。

コーティングしていない場合、時間とともに色褪せや腐食が進行するため、最悪の場合塗装が剥がれる恐れがあります。

しかし、車にコーティングすることで、これらのダメージから車を守ることができます。コーティングの被膜が塗装面を保護し、細かい傷や劣化を防ぐ役割を果たすためです。

また、コーティングは車のボディに艶と光沢を与える効果があります。塗装面に深みと透明感が生まれ、新車以上に美しい状態に仕上げられます。

さらに、コーティングされた車は汚れが付きにくいため、洗車が楽になるという利点もあります。水滴が弾かれるため水シミの発生も抑えることができ、簡単なメンテナンスで車を美しい状態で保つことが可能です。

車のコーティングは4種類ある

コーティングには4種類あり、それぞれ特徴が異なります。本記事ではその中でも「ガラスコーティング」を軸に解説しますが、他の種類と併せて比較してどんな特徴があるのか見ていきましょう。

コーティングの種類
種類 撥水性

光沢

持続性 特徴
ガラスコーティング

1~5年

非常に高い強度と持続性。美しい光沢を長期間維持できる。専門業者であれば3~5年の持続も可能
ガラス系コーティング

3~6ヶ月

原材料の一部にガラスが含まれているもの。強度と持続力のバランスが良い。
ポリマーコーティング

1~3ヶ月

艶出しと撥水性が高い。低価格だが、多くの油分を含むため熱や紫外線に弱い。
油膜コーティング

2週間~1ヶ月

深みのある艶と高撥水が可能。安価だが効果は短期間。

下記は各種類の価格相場はになっています。業者やメニューによって異なるため、あくまで目安として捉えてください。基本的に価格はカー用品店が安く、コーティング専門店が高額となる傾向があります。

【価格相場】
ガラスコーティング:5~50万円
ガラス系コーティング:3~8万円
ポリマーコーティング:1~4万円
油脂系コーティング:2~3千円

車のコーティングを施すメリット・デメリット

・売却時の価値が高まる
・洗車の手間削減

コーティングの代表的な効果である「ボディの保護」と「見た目の向上」によって、上記のようなメリットが生まれます。共通しているのは、長期的な利点が大きいということです。

まず1点目は、車を手放す際の査定額が向上するメリットがあります。コーティングすることで、長期的に綺麗な状態を保てるため、売却時に綺麗な状態であれば高値で引き取ってくれる可能性があります。

さらに、2点目のメリットとして、洗車の手間と労力が削減されます。コーティングによって塗装面が滑らかになり、汚れの付着を防ぎます。また、撥水効果が高まるため、水滴がついても簡単に流れ落ちるため、洗車を楽に行えます。

・高額
・施工に時間がかかる

その一方でデメリットも大きく2点存在します。

1点目は費用が高いことです。価格は「コーティングの効果」と「車体サイズ」で変動し、高い効果を発揮するコーティングや大きい車ほど高額になるのが一般的です。値段の高さが必ずしも品質の良さに繋がらないことに注意しましょう。

おすすめの業者は下記記事にまとめていますのでぜひ参考にしてください。

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2点目はコーティングの施工に多くの時間を要することです。業者やコーティングの種類で異なりますが、2時間から最大数日かかる場合があります。

自分でコーティングする場合でも3〜4時間かかるため、時間に余裕を持つ必要があります。一部の業者では代車を用意しているため、予め工数と代車の有無をショップに確認するのが賢明です。

車のコーティングはしない方がいいのか

車のコーティングは全ての人にとって最適な選択肢とは限りません。必要性に関しては、しない方がいい人がいることは事実です。

ここでは、下記について詳しく解説します。

これらの情報を考慮してご自身にとってコーティングが本当に必要なのか判断する上での参考になれば幸いです。

車にコーティングする人の割合は約4割

ボディコーティングを施す人の割合は41%となっています。出典:イーデザイン損害保険

イーデザイン損害保険が2023年10月に公開した情報によると、車にコーティングする人の割合は41%という結果が出ています。そのうち、およそ7割強が車の購入時に施工をしたと回答しています。

「施工している」と回答した人は、洗車の手間を減らして車を綺麗に保ちたいという回答が多く占めていました。一方で、「施工していない」と回答した人は、コーティングの必要性に疑問を感じたり、施工費用が高いといった意見がありました。

つまり、施工しない人の多くは車のコーティングに信頼をもっていないことや、高額なためそれに見合った価値を判定できていないことが主な理由と考えられます。

車のコーティングを施工している割合は約4割と少ないですが、車の保護性能と外観を向上させる有効な手段です。車を長く大切に乗りたいと考える方には、コーティングは効果的と言えるでしょう。

車のコーティングをおすすめできる人の特徴

車のコーティングは下記の人におすすめです。

・愛車を長く綺麗に保ちたい人
・愛車を大切にしている人

コーティングは車のボディを傷や汚れから保護するため、愛車をいつまでも綺麗に保ちたい人に強くおすすめです。コーティングは重要な投資となるため、愛車の美観維持に費用を惜しまない方はコーティングを検討しましょう。

また、洗車を日頃から行い、愛車を大切にしている人にもおすすめです。コーティングを施すことで汚れが付着しにくく、洗車が格段に楽になります。コーティング後も定期的に洗車をするなど、メンテナンスは必須になるため、愛車を大切にしている洗車好きな人にはピッタリです。

上記のような特徴を持つ人は、コーティングの利点を最大限活かすことができるでしょう。

車のコーティングをしない方が良い人の特徴

一方で、以下のような特徴に当てはまる人は、コーティングの必要性を考え直しても良いでしょう。

・愛車の見た目にこだわりがない人
・洗車をほとんどしない人
・車を交通手段の1つと捉え、趣味の要素がない人

車に対する価値観が上記に当てはまる方は、コーティングの必要性は低いでしょう。コーティング自体に効果があっても、満足度の低いサービスになる可能性が高いためです。

コーティングの目的は、「車の保護」と「見た目の向上」になります。汚れが付着しにくく、洗車でも簡単に落とせるようになりますが、コーティングをすれば洗車が不要になる訳ではありません。

コーティング後も定期的に洗車をせずに放置をすると、コーティングの効果が弱まり持続期間も短くなります。せっかく高い費用を投じてコーティングをしても、日頃メンテナンスが習慣でなかったり、愛車の見栄えに無頓着であれば満足のいく効果は得られないでしょう。

適切な洗車頻度は「車のコーティングの適切なメンテナンス頻度」で紹介していますが、特に青空駐車で普段あまり手入れをしない人はコーティングはしない方が良いでしょう。

失敗や後悔する人の共通点

車にコーティングを施して失敗や後悔する人には共通点が2つあります。以下の共通点を理解することで、ご自身にコーティングが必要が否かの判断に役立つでしょう。

コーティングの効果を過信している
メンテナンスの重要性を理解していない

コーティングの効果で誤解されやすいのが、汚れを完全に防ぐものではなく、汚れが付きにくくするものです。もちろん、コーティングは汚れますし、傷つきます。そして、使用環境やメンテナンス頻度次第では想定以上に劣化が進むケースもあるため、効果に対して過剰に期待すると後悔することがあります。

また、コーティングは完全にメンテナンスが不要になるわけではありません。洗車を怠って放置していると、コーティングの効果が減退し、被膜にもダメージを与えかねません。

失敗や後悔を避けるには、コーティングの効果と限界を正しく理解し、適切なメンテナンスを行うことが大切です。

新車にコーティングは必要か

新車に対してコーティングは、新車特有の美しさを維持したい方に必要です。

納車直後の新車は傷がなく、艶がある状態です。これにコーティングを施すことで、塗装面に傷や汚れが付きにくくなるため、綺麗な状態を維持できます。

新車にコーティングするタイミングは納車から2週間以内です。そのため、かならずしも車を購入した店舗(ディーラー)でコーティングを施す必要はありません。しかし、2週間以上経過すると、紫外線や酸性雨によるダメージが加わるため、下地処理が必要となり余分な費用が発生する恐れがあります。

新車の塗装は新しいため、初めのうちはコーティングの効果を感じにくいかもしれません。それでも、初期状態の車体の見栄えを維持できるため、長期的に見れば新車時にコーティングを施すことは十分に価値があると言えるでしょう。

車のコーティングを安く済ませる方法

ここでは車のコーティングを安く済ませる方法を2つご紹介します。コーティングは費用が掛かることが多いですが、以下の方法を実践することでコストを抑えることができます。

・DIYでコーティングする
・コスパの良い業者に依頼する

業者に関しては必ずしも安いことが良いとは言えないため、ここではコスパに優れた業者をご紹介します。

DIYでコーティングをする

DIYでコーティングを行うことで、施工費用を大幅に節約できます。全ての工程で新しく道具を揃えたとしても、1〜2万円程度で済むため、とにかく節約したい方におすすめです。

具体的な工程は下記になります。

①洗車
②下地処理
 ②-1鉄粉除去
 ②-2水垢・イオンデポジット除去
 ②-3脱脂作業
③コーティング

洗車とコーティングの他に、下地処理の工程が必要になります。

下地処理とは、洗車だけでは取りにくい油膜や鉄粉、雨染みなどの汚れを取り除くことを指します。下地処理を行わないと、コーティング剤の密着率が悪くなり、耐久性の低下と光沢が失われる恐れがあるため、丁寧にする必要があります。

コーティングの工程では、市販のコーティング剤を用いて行います。1,000〜2,500円で良質なコーティング剤を購入でき、自分で施工をするため業者に依頼するよりもお得に施工できます。自分自身に最適なコーティング剤を見つけたい方は、【徹底検証】車の最強コーティング剤とは?おすすめランキングを解説をご参照ください。

DIYでは節約できるメリットがありますが、施工時間が3〜4時間ほどかかります。コーティング作業は基本体を動かすため、炎天下で作業をして暑さで倒れないように注意しましょう。

そのため、早朝など比較的暑くないタイミングや、屋内環境での施工がおすすめです。また、夏場だと車に付着した水滴が乾きやすく水シミが発生しやすいため、その観点でも暑い時間帯や場所を避けることは重要です。

必要な道具やより詳しい施工工程を下記でまとめているため、気になる方は参考にしてください。

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コスパの良い業者に依頼する

多くの方に支持されているKeePerは、コストパフォーマンスの良さが魅力の業者です。通常、コーティングを業者に依頼すると高額な費用がかかりますが、KeePerなら手頃な価格で高品質なコーティングが施せるため、初心者でも安心して利用できます。

特におすすめのメニューは「クリスタルキーパー」で、リーズナブルな価格ながら優れた撥水性能とクリアな光沢を提供します。汚れが付着しても水洗いだけで簡単に落とせるため、車の美しさが長持ちし、洗車の頻度を減らせるのも大きなメリットです。

さらに、施工時間はわずか2時間なので、買い物をしている間に作業が完了する手軽さも魅力の一つです。

クリスタルキーパーの詳しいメニュー内容はキーパーコーティングをご覧ください。具体的な施工料金は下記になります。

クリスタルキーパー料金表
車のサイズ 車種例 価格
SS N-ONE 、 サクラ、 ハスラー 等 ¥27,400
S ヤリス、N-BOX、ジムニー 等 ¥29,500
M ルーミー、キックス、マツダ3 等 ¥31,800
L クラウン、フリード、レヴォーグ 等 ¥33,900
LL ノア、ステップワゴン、CX-5 等 ¥38,400
XL ランドクルーザー等 ¥42,900

※2024年8月現在の料金です。

概要
種類 ガラスコーティング
耐久性 3年間(1年1回のメンテナンスで5年耐久)
ツヤ ガラスのような透明感100%
水の弾き方 強撥水
施工時間 3~8時間(プレミアム使用は5時間~1日)

車のコーティングの適切なメンテナンス頻度

車のコーティングは施工したら終わりではなく、適宜メンテナンスが必要となります。コーティングのメンテナンスとは、ボディの表面に付着した汚れを除去し、再度コーティングを施すことを指します。

コーティングの被膜の上に付着した汚れを取り除いたり、紫外線や酸性雨などのダメージを除去するため、コーティングの持続期間を伸ばすことが可能です。メンテナンスの頻度は駐車環境とボディカラーによって異なります。目安は下記を参考にして下さい。

車のコーティングのメンテナンス頻度に関する画像です。駐車環境や車の色によって、必要となる頻度は異なります。

特に、青空駐車と濃色車は比較的劣化しやすくなっています。日光や風雨に晒される青空駐車は紫外線や酸性雨でダメージを受けやすく、濃色車は紫外線や熱の吸収率が高いため、劣化が加速しやすい傾向にあります。

実際の使用環境によって持続期間が短くなることがあるため、ボディが汚れていたり撥水力が低下したと感じたら、欠かさずメンテナンスを行いましょう。

まとめ

本記事では、ガラスコーティングの効果や必要性について言及しました。結論、車のコーティングの必要性は人によって異なります。

【コーティングをおすすめする人】
・愛車を長く綺麗に保ちたい人
・愛車を大切にしている人

【コーティングをしない方が良い人】
・愛車の見た目にこだわりがない人
・洗車をほとんどしない人
・車を交通手段の1つと捉え、趣味の要素がない人

車のコーティングはご自身の車に対する価値観によって、必要かどうかが分かれます。特にガラスコーティングは高額な傾向にあるため、自分自身にとって本当に必要なのかどうか見定めてから施工を検討しましょう。

コーティングの効果を最大限発揮させるには、施工後も引き続きメンテナンス(洗車)を定期的に行うことが重要となります。普段から洗車をあまりしなかったり、愛車の見栄えが気にならない方は、コーティングをしない方が良いかもしれません。

本記事を通してコーティングについて理解を深め、施工の有無を問わず、自身にとって納得のいく選択の手助けができれば幸いです。

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