バイクのメーターやステップ部分など、樹脂が劣化して白くなっていることに悩んでいる方もいるでしょう。
樹脂が経年劣化により白化すると、せっかくこだわりのモデルのバイクに乗っていても、全体がくすんで見えて古臭い印象になってしまうこともあります。
ただ、わざわざ塗装するのは面倒に感じる方もいるでしょう。
そこで、バイクの劣化した樹脂パーツを黒く復活させる塗装方法や、誰でも簡単にできる方法などを紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
バイクの樹脂パーツの劣化と原因の症状
まずは、バイクの樹脂パーツが劣化してしまう原因と、劣化したまま放置するリスクについて解説していきます。
バイクの樹脂パーツが劣化しやすい理由
バイクの樹脂パーツが劣化・白化しやすい理由としては、以下の原因が考えられます。
- 太陽光による紫外線
- エンジンやマフラーの熱
- 雨
- 洗車の洗剤
- 経年劣化
このような原因によりバイクの樹脂パーツは劣化してしまいます。
太陽光による紫外線
直射日光による紫外線を浴びることで、樹脂パーツは劣化や白化してしまいます。特に、黒い樹脂パーツは紫外線を吸収しやすいので、より白化しやすくなります。
エンジンやマフラーの熱
エンジンやマフラーの熱により、樹脂パーツが変形したり表面が劣化したりすることがあります。エンジンの高熱や湿度の高い状況の中で、劣化が進んでしまいます。
雨や雨風
雨や雨風に当たることで樹脂パーツの表面が削られ、白化劣化してしまうこともあります。弱酸性の雨などは樹脂パーツの劣化を進めてしまいます。
洗車の洗剤
車を綺麗にしようと定期的に洗車をしていても、研磨剤入りの洗剤を使っていると樹脂パーツの表面まで削ってしまうことがあります。研磨しないと落とせない汚れを落とす場合でなければ避けた方が良いでしょう。
経年劣化
日々バイクに乗っていると、経年劣化により自然に劣化していきます。屋根のある場所で保管していても劣化するのは仕方ないので、予防するしかありません。
劣化したバイクの樹脂パーツの症状
バイクにはライトカバーやメーターなど、さまざまな機能部品に樹脂が使用されています。
樹脂パーツが劣化すると以下のような症状が起こります。
- 白化
- 色褪せ
- ひび割れ
- ベタつき
紫外線などの影響を受けて白化や色褪せが起こることがあります。
また、劣化が進行することで表面にひび割れが発生したり、表面がベタついたりすることがあります。
どの症状でもバイクの見た目に影響するので、綺麗に保っておきたいものですね。
バイクの樹脂パーツを復活させる方法
バイクの樹脂パーツが劣化・白化する原因や症状について紹介しましたが、実際に樹脂パーツを復活させる方法について紹介していきます。
1.樹脂パーツを塗装する
樹脂パーツの色を変えたい場合やしっかりと色を付けたい場合には、塗装をするのがおすすめです。
スプレー塗料などで塗装する方法になりますが、施工パーツを取り外して塗装をするのが一般的です。手軽に済ませたい人ではなく、こだわって色を付けたい人におすすめです。
汚れや油分を落としてから塗装をすると、ムラにならず綺麗に塗装できます。
2.樹脂コーティングをする
最近では、樹脂パーツの艶を復活させる専用のコーティング剤も販売されています。
樹脂コーティングは塗り込むだけで、白化や劣化を復活させることができます。
初心者でも簡単に使えるのが樹脂コーティングです。
ただし、基本的には「黒」色の復活のみなので、別の色に塗装をしたいと思っている方にはおすすめできない方法です。
おすすめ商品や使用方法については後ほど解説します。
3.新品パーツに交換する
塗装や樹脂コーティングでも復活させるのが難しい場合は、新品に交換するのも1つの方法です。
パーツにより料金は異なりますが、塗装の道具を揃えたり業者へ工賃を払ったりすることを考えると、新品に交換した方が安い場合もあるかもしれません。
新品に交換しても、また次第に劣化してきてしまいますが、症状によっては交換してしまうのも良いでしょう。
バイクおすすめの樹脂コーティングと使い方
劣化白化した樹脂を復活させる方法を紹介しましたが、初心者でも扱いやすい「未塗装樹脂コーティング」が最も手軽でおすすめです。
以下では、バイクに使えるおすすめの樹脂コーティングと使い方について紹介します。
バイク用のおすすめ樹脂コーティング
車用として売られているものが多いですが、ほとんどが共用で使えます。
ただ、樹脂パーツのみに限定されていたり、最後に乾拭きが必須な商品が多かったり、面倒に感じて使ったことのない人もいると思います。
そこで、車・バイクの樹脂パーツ・ゴム・プラスチックのどこにでも使える、スポンジで塗り込むだけの未塗装樹脂を開発いたしました!
リターンブラックなら、スプレーしてスポンジで軽く塗り込むだけで、すぐに効果が表れます。
塗装をする時と同様に、先に汚れや油分を落としておいた方が良いですが、手間もかからず塗装と同じくらいの輝きを取り戻すことができます。
樹脂コーティングの使い方
未塗装樹脂コーティングの商品ごとに多少は異なりますが、バイクの樹脂パーツへの基本的な使い方は以下のとおりです。
①汚れや油分を落とす
②液剤をスポンジなどに出す
③施工箇所に塗り込む
④タオルで乾拭きする
汚れや油分がついたまま施工をすると、油分でコーティングを弾いたり、コーティングがムラになってしまったりします。
最初に綺麗に洗車をした上でコーティングすると艶が蘇るでしょう。
バイクの樹脂パーツ劣化を予防する方法
バイクの樹脂パーツの劣化や白化を復活させる方法を紹介してきましたが、そもそも劣化する前に予防できた方が良いですよね。
太陽光や雨などの外的要因による劣化もあり、以下の方法で予防できます。
・バイクカバーをして保管する
・高温多湿な環境で駐車しない
・UVカット効果のあるコーティングを塗る
直射日光や激しい雨風による劣化は、日常的に蓄積されていきます。
屋根などがない場所でバイクを保管する場合、カバーなどをかけて外的要因から守りましょう。
また、劣化状態がひどくならないように定期的にメンテナンスすることも大事です。
そして、未塗装樹脂コーティングにはUV効果のある商品も多く、あらかじめ塗り込んで予防しておくのも良いでしょう。
まとめ
劣化したバイクの樹脂パーツを復活させる方法を紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。
バイクのステップやカウル部分など、白化していると意外と古臭い印象にしてしまうパーツが多くあります。
紫外線や雨など、日常的に使用していると予防できない外的要因により劣化するので、症状が悪くなりすぎる前にコーティングや塗装をしておくのがおすすめです。
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